- あなたは、何か目標を持っていますか?
- もし持っているとすれば、それはどんな目標ですか?
- それは、仕事における目標ですか?
- それとも、プライベートにおける目標ですか?
いきなり質問攻めですみません・・・(笑)
もし仕事において命じられた目標しかないとすれば、それはひょっとしたらもったいないことかもしれません。
仮にその人が定年を迎えて、仕事をリタイヤしたらどうなるのでしょうか?
今まで命じられていた目標を煩(わずら)わしく感じていた人もいるかもしれませんが、いざその目標が目の前からなくなってしまうと、安堵感と共にはりのない生活が待っているかもしれません。
だから命じられたり、与えられる目標だけでなく、自発的に設定する目標が大切なのです。
ここでは、自発的な数値目標の立て方におけるポイントをご紹介します。
目次
- 数値目標の大切さ
- 数字を分解する
- 目標は1つじゃない
数値目標の大切さ
目標といっても、色々なものがあります。
例えば・・・
- 将来先生になろう
- 部長になろう
- 本を読もう
これはどれも間違いなく目標ではありますが、色々な意味でこれだけではもったいないのです。
色々な意味なんて曖昧な言い方もあまり効果的ではないので、具体的に1つ課題を挙げますと・・・。
それは「目標に数字がない」ということです。
ちなみに先程の目標に数字を入れてみましょう。
- 2年後に先生になる
- 40歳までに部長になる
- 月に5冊は本を読む
いかがでしょうか?
目標に数字を入れるだけで、その後の行動が変わってくるのではないでしょうか。
このように目標に数字を入れるだけで、その後の成果が変わるのです。
ちなみに・・・
さらに大切なことは、その目標を達成したらどうなるのか、どうなりたいのかということであり、それは言い換えると目的です。
例えば、先生になるという目標は素晴らしいし、2年後という期限を設定することで具体的になりますが、どんな先生になりたいのかということです。
数値目標と共にその先にある目的をセットで考えられると、より大切なものになっていくのです。
数字を分解する
数値目標は大切ですが、その数値目標を設定するだけではなく、数字を使って分解していくことも大切です。
その理由を説明するために、ある会社の事例をご紹介します。
この会社では1年後に4人の新卒者(大卒)を採用したいという目標がありました。
しっかりと、数値目標が設定されていますね。
しかしこれだけで「ガンバルゾ~オ~!」となるでしょうか?
ちょっとイメージがしにくいですよね。
なぜイメージがしにくいかというと、やるべき行動と数値目標に繋がりが感じられないからです。
つまり、数値目標はよく分かったけど、私は何を頑張ればいいの!?という状態です。
ここが数値目標の立て方におけるポイントです!!
では、どうしたら良いのでしょうか?
全く難しくはありません。
それは、繋がりを感じられるような数値目標を設定すれば良いのです。
具体的には、こんな感じです。
ここでご紹介した「図」を解説していきます。
4人を採用したいのですが、何人に内定を出せば良いのでしょうか?
あまり考えたくないですが、今の時代は内定辞退も考慮しないといけません。
では、8人に内定を出すためには、何人と最終面接をすれば良いでしょうか?
16人と最終面接をするためには、何人と一次面接をすれば良いでしょうか?
この2つの数値目標を設定するためには、過去のデータが有効になってきます。
では、32人と一次面接をするためには、何人の人に会社説明会に来てもらえば良いでしょうか?
では、80人の人に会社説明会に来てもらうためには、何人の人にその案内をすれば良いでしょうか?
これは1つの事例ですが、最終的なゴールとなる数値目標を設定した後に、その数字を分解して、やるべき行動と繋がるような数値目標を設定することが大切なのです。
目標は1つじゃない
先ほどご紹介したように、目標は1つではないのです。
言い方を変えれば、目標は1つではダメなのです。
さらに、必要な目標を見つけ、そこに数字を乗せていくことが、成果に繋がる数値目標設定になります。
リーダーや管理職の人には、とても必要な技術になってきます。
この事例で、最初は採用人数目標しかありませんでしたが、数字を分解することによって、次のような目標が設定されました。
- 内定出し 目標人数
- 最終面接 目標人数
- 一次面接 目標人数
- 会社説明会参加者 目標人数
- ダイレクトメール発送 目標数
複数の数値目標を設定することで、複数の人のやるべき行動が明確になっていくのです。
仮に仕事において何かの数値目標を与えられたとしても、その数字を自分で分解し、複数の数値目標を設定していくことが大切なのです。
そしてそれぞれの数値目標に行動目標をつなぎ合わせることができると、その後の成果が変わっていくのです。
どうせ数値目標を設定するならば、成果に繋げたいですよね!!
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