プレゼンテーションと説得力の関係性とは

プレゼンテーション

プレゼンテーションのような何かを話す時に、また何かを分かってもらいたいという時に説得力というものが大切になってきます。

ちなみに説得力という言葉を改めて調べてみると、次のように書かれています。

説得力とは、自分の意見や考え、提案などを相手に理解させ、共感や同意を得て、相手の意思や行動を動かす力のこと。

説得力のある人というと、何か特別な人という認識を持っている人もいるかもしれません。

確かに高いスキルは必要かもしれませんが、そのようなスキルがなくても、プレゼンテーションなどで数字を活用するだけで、簡単に説得力が増していくので、事例と共にご紹介します。

目次       

  • 地方創生の必要性
  • 双方向の視点
  • 何よりもストーリー

地方創生の必要性 

東京都の一極集中が問題だという報道もあり、地方創生というキーワードをよく聞きますが、あなたはどう思いますか?

複数の意見がある中で、一極集中が問題だと伝えたかったら、何かしらの説得力が必要になります。

そんな時に、数字を使うと説得力が増していきます。

例えば、次のような数字を見たら、あなたはどのように思いますか?

出典:シケネ(2024年7月公表) ※端数切り捨て

ある程度、予想通りの結果ですよね。

これを見たら、誰でも日本において東京は人口が多い都市だと認識すると思います。

だから何か東京で大きな災害があったら、ダメージが大きいということが予測できるでしょう。

次に、人口密度はどうでしょうか?

出典:シケネ(2024年7月公表) ※端数切り捨て

意外に、沖縄県って人口密度が高いと思いませんでしたか?

これを見ると、東京は人が多くて住みにくいという意見を持つ人の共感を得られるでしょう。

このように、数字を共有しただけで、リスクマネジメントや住みやすい都市という観点でいくと、地方創生が必要だという発言に説得力が増していくのではないでしょうか。

双方向の視点   

先程のストーリーでいくと、地方創生を訴えていく話としては、スムーズな展開になっていくと思います。

しかし、そうではないテーマで話をしたい時にはどうしたら良いのでしょうか?

そんな時にはそのようなストーリーを踏まえて、違う数字を活用すれば良いのです。

出典:wikipedia(2025年4月公表) ※端数切り捨て

ちなみに東京23区は28位の988万人です。

この数字を見ると、世界的に見れば、東京の人口が必ずしも多いとはいえないかと思います。

それにしても、中国って凄いですね!!

では、人口密度はどうでしょうか?

出典:jinkougenshou.com(デリー(2011年)以外は、2020年以降の新しいデータ) ※端数切り捨て

この数字のように、世界という視野で東京を考えてみると、決して東京は人口密度が高いとはいえないという認識になるかもしれません。

そして東京よりも人口密度の高いダッカに学ぶことがあると思ったので、その都市の事例をご紹介しますと前置きをした上でプレゼンテーションを行うと、その後の話に説得力が増すような展開になっていくのではないでしょうか。

何よりもストーリー

ここでご紹介したように、プレゼンテーションのような何かを伝えたい場面に、数字を活用すると、説得力が増していくことをご理解いただけるかと思います。

そして、数字の伝え方によって、その説得力を持つテーマが変わっていくこともご理解いただけるかと思います。

つまり数字を使うと説得力は増すのですが、それ以上にプレゼンテーションにおいては、ストーリー設計が大切だということもご理解いただけるかと思います。

だからプレゼンテーションのような何かを伝えたい場面においては、ストーリー設計を怠らずにした上で、どのような目的でどのような影響を期待して、どのような数字を使うかという思考が大切になってくるのです。

「伝える力」に興味のある人は、ぜひこちらもご覧ください。


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