日本で「春」といえば「桜」でしょうか?
きれいな「桜」を見るだけで、心が満たされるのは、日本人の特権ではないでしょうか。
子どもの頃は、特にそんなことを感じることはありませんでしたが、大人になるにつれ、歳を重ねていく中で「綺麗だなぁ~」という感覚が芽生えてきました。
海外の方が感じる日本の良さを、ひょっとしたら私を含めた日本人が気づいていないことがたくさんあるかもしれません。
だから自ら外に出たり(海外に行ったり)、視野を広げていくことは、豊かな人生を歩む上でとても大切だと感じています。
一方で、日本の「春」には新たな「出会い」が訪れます。
学校が変わったり、クラスが変わったり、住む場所が変わったり、仕事が変わったり、そんな色々な変化の中で、新しい「ご縁」が訪れます。
そんな「ご縁」を「良きご縁」に変えていくためには、出会いを大切にしていくことが重要です。
そんな初対面の会話で大切な共通点探しについて、ご紹介します。
目次
- 初対面の特徴
- 共通点のチカラ
初対面の特徴
初対面と聞いて、最もイメージすることは何でしょうか?
人によっては「緊張」というものがあるかもしれません。
では、なぜ人は初対面で緊張するのでしょうか?
それはその初対面が、その後どのように転んでいくかが分からないからではないでしょうか。
- 初対面で会う人が、どんな人か分からない。
- 初対面で会う人が、どんなことを考えているか分からない。
- 初対面で会う人が、自分と話が合うか分からない。
こんな不確定要素が多いのが、初対面かもしれません。
その確定要素を不安と思う人もいれば、楽しいと捉える人もいるかもしれません。
では、その違いは何でしょうか?
その1つは、何をすれば良いかという対策を、自分の頭の中に持っているかどうかという違いではないでしょうか。
人は何をすれば良いかが分からないと、頑張りたくても頑張り方が分からなくなってしまいます。
人によっては、パニックになってしまう人もいるかもしれません。
だから課題や対策を明確にすることは、初対面という場面においても大切なのです。
共通点のチカラ
では初対面では、どんなことに気をつければ良いのでしょうか?
その1つには「共通点を見つける」ということがあります。
どんな共通点があるのかというと、それはもう色々とあります。
詳しくは、こちら「ビジネスの初対面において共通点を見つける方法」をご覧ください。
ここでは「共通点を見つけた」事例をご紹介します。
私の出身は、茨城県のつくば市なのですが、高校を卒業してからもう30年も地元を離れて暮らしています。
そんな中、ある会社とwebミーティングをすることになりました。
その前段階でメールの交換があり、お客様から届いたメールには、次のように書かれていました。
はじめまして。〇〇と申します。
私たちの会社は茨城県のつくばにありまして・・・
そこで私は、次のように返事をしました。
実は私の地元はつくばでして、出身校が〇〇高校なのです。
自分の地元にある会社なので、何かご縁を感じます。
どうぞよろしくお願いします。
すると、そのメールを見た先方の取締役が次のような返事をくれました。
横からすみません。
私は〇〇と申します。
実は私も出身校が〇〇高校なのです。
何か嬉しくなってしまい、その気持ちを伝えたくてメールをさせていただきました。
ちなみに後から聞くと、その方は創業メンバーの1人である取締役の方でした。
そんな偉い方であっても、出身校が一緒ということだけで、こんなメールのやりとりが生まれるのです。
そこからwebミーティングまでに、数回メールを交換しましたが、そこでは母校や地元が一緒である2人でなければ分からない話で盛り上がりました。
そんな経緯があった中で、いざ当日のwebミーティングを迎えることになりました。
初対面であるにも関わらず、嬉しさ半分恥ずかしさ半分という気持ちでした。
そして画面を通して顔が見えた時には、お互いに笑顔になってしまいました(笑)
初対面の特徴である「相手がどんな人なんだろう?」という場面が不安ではなく、間違いなく楽しみだったのがこの時です。
この時は、初対面でありがちな「相手を警戒する」というような気持ちはなく「相手を受け入れる」という土壌が最初から出来上がっていたのです。
このように、出会いという貴重な初対面の場においても、共通点を見つけられるかどうかが大切なのです。
それだけで、出会いが変わり、ご縁が変わり、人生が変わるのです。