ここでは、とある審査員から学んだ初対面の会話で大切なことをご紹介します。
審査員というと、今までの私の印象は、少し横柄な人が多いというイメージです。
審査を受ける側としては、審査を通らないといけないので、弱い立場になるかもしれませんが、あくまで審査をする人と受ける人なので、強い弱いではないのですが、今までの印象では少し横柄な人が多かったのです。
そんな審査員が、今年もうちの会社にやってきてくれました。
どんな人なのかなぁと思って、初回会議に参加してみると、なかなか好印象な審査員でした。
身だしなみはしっかりしているし、誠実そうな印象があるし、今までの人とは何か違うなという良い印象でした。
初対面ではこのように、見た目がとても大切になります。
詳しくは、こちら「ビジネスにおける初対面で大切なこと」をご覧ください。
しかし、とても些細なことでこの印象が変わってしまったのです。
それは何かというと、発言の中で垣間見えた言葉遣いでした。
具体的には、次のような発言です。
- 我々は、皆さまのあら探しをするために来ているわけではありません。過去にはそういうヤツがいたかもしれませんが・・・
- 他社さんでは、指摘事項を素直に受け入れていただけない会社さんもありますが、私たちからしてみたらテメーの課題を受けて、なんで素直に・・・
- 我々は、御社が良くなるために指摘と共に課題を提示できればと思っております。会社によっては指摘をすると、トチクルッタ反応をしてくる企業様もありますが・・・
あなたは、この発言を聞いてどのように感じましたか?
私は、コミュニケーション能力について情報を発信したり、他の人にアドバイスをしている立場なので、とてももったいないなと感じました。
第一印象は間違いなく大切なのですが、初対面の会話で重要なことは、100点満点を取ることではありません。
初対面の会話で大切なことは、相手から不合格をもらわないことです。
100点満点を取らなければいけないと思うと緊張するかもしれませんが、不合格をもらわなければ良いと考えられれば、課題が明確になるかもしれません。
このように、少しの言葉遣いで不合格をもらうと、相手は次のような心境になっていきます。
まずは、相手をそのまま受け入れず、警戒するようになります。
警戒をするというのは、具体的にどういうことかというと、一定の距離を置こうとします。
その距離とは何の距離かというと、心の距離になります。
心の距離を一定に保とうとすると、人は心のガードを下げないようになります。
つまり、心を開かないということです。
初対面で相手に心を開くということはそんなに多くはないかもしれませんが、一度心を閉ざしてしまうと、それを開けることは簡単ではありません。
だから、初対面の会話では100点満点を目指すことなく、不合格をもらわないことを意識することが大切なのです。
ビジネスにおける初対面について、さらに興味のある方はこちらもぜひご覧ください。

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