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他己紹介 〜アイスブレイクのネタとしておすすめ〜

他己紹介をご存知でしょうか?

自己紹介とは、自分で己(私)を紹介するものであり、他己紹介とは、他人が己(私)を紹介するというものです。

すでに知っている人同士での他己紹介では、自己紹介では言いにくいその人の長所を、他の人が伝えてくれる場になるかもしれません。

では、初めて会った人同士での他己紹介では、どうでしょうか?

これがまた、た〜くさんの効果があります!!

目次         

  • はじめに
  • 他己紹介の進め方
  • さいごに

はじめに       

私は、ワークや研修の開始時に他己紹介を活用することが多いです。例えば新人研修・・・。

新人研修では、参加者全員が緊張しています。

その緊張が伝播して、講師側まで緊張してしまうこともあります。

だからこそ、新人研修では参加している新人の緊張をほぐしたいものですね。

心の緊張をほぐすためには、体の緊張をほぐすと効果的です。

どんなほぐし方があるのでしょうか?

立ってみる、伸びをしてみる、体操をしてみる、横の人と名刺交換をしてみる、手をつないでみる、肩を揉んでみる、などなど。

そんな緊張をほぐす手法を、アイスブレイクと呼びます。

他己紹介の進め方   

そして「他己紹介」はアイスブレイクのネタとして、おすすめです!!

今回の他己紹介の進め方(事例)はこんな感じです。

① まず複数でグループをつくります

他己紹介とは、他人が己(私)を紹介するものなので、お互いに紹介する人とされる人をつくります。

このときのグループ分けも工夫することで、和むきっかけになります。

2人から3人で組むと良いです。

② 次に他己紹介に向けてヒアリングをします

他の人を紹介する際には、当たり前ですが紹介する材料が必要です。そのためのヒアリングをします。

しかしそれだけの指示だと動けない人もいるので、参考までに次のような項目を聞いてくださいと伝えます。

  • 名前
  • 出身地
  • 入社の動機
  • 趣味
  • 今後の抱負

このヒアリングによって、「相手に関心を持つ」という視点が生まれてきます。

そうするとガヤガヤと、自然と会話が生まれます。

しかし時間が経つと、少しずつ少し静かになってきます。

それはなぜかというと、参考までにといった項目(上記の5項目)を聞き終えてしまったからです。

具体性がないと人は動きにくいですが、具体性があり過ぎると逆に思考の広がりを抑えてしまうことにも繋がってしまいます。

難しいところですね・・・。

そこで、ガヤガヤと思考が広がり意見交換が活発になっているグループが多ければそれで構いませんが、少し静かなグループがあったら次の言葉を伝えます。

「他己紹介は3分ぐらいの目安でやってください」

そうするとまたガヤガヤと始まります。

それはなぜかというと、先程の項目(上記5項目の例)だけでは、他己紹介が30秒で終わってしまうからです(笑)

だからもっともっと相手を知るためのヒアリングが必要になります。

そして自分が3分話さなければいけないという明確なゴールが見えると、足りないものも明確になります。

そして足りないものがある時に、困るのは自分です。

目の前に起きていることが、「自分ごと」になると人はより一層真剣に取り組みます。

相手に関心を持つとともに、さらに自分のお尻にも火がついて意見交換は活発になり、そして時間が足りないことにも気づいていきます。

人は「やりたい」という気持ちでモチベーションが上がります。

だから「やりたい」の代表例である「夢」や「目標」はとても重要で、そこに向かって成長していきます。

しかし誰もがそのようなことができるわけではありません。

一方で人は「やばい」という気持ちでもモチベーションが上がります。

  • 「こうなりたくない」
  • 「これを失いたくない」
  • 「このチャンスを逃したくない」などなど。

③ 他己紹介の3分間を設計する

ヒアリングが終わったら、いよいよ他己紹介の準備です。

そのために3分間を自分なりに設計します。

3分間というのは決して短くないので、それを設計するというのことも簡単ではありません。

そこで諦めてしまうことがないように、真剣に取り組めるように、きっかけを与えます。それは・・・。

「ぜひ紹介する方の魅力が伝わる3分間にしてください」

ただ紹介するのではなく、その人のどういうところが素晴らしいのかが伝わるように考えてください、と伝えます。

そうすると人は長所に目を向けるようになります。

長所に目を向けると人間関係に前向きなエネルギーが働いていきます。

ではいよいよ本番です。

さいごに       

新人研修という意味合いからいくと、この他己紹介の本番は大して重要ではありません。

大事なのはそれまでの準備と、その後の気づきです。

一生懸命に取り組むと人はアンテナを自分で張ります。

だから気づく力が増して、自分で課題を見つけやすくなります。

「他己紹介」を通じて新人に伝えたいことは「関心を持つこと」の大切さ!!

これから会社の中で複数の人と強調して仕事をしていく上で、相手に関心を持つことが大切です。

  • 相手に関心を持つと、相手のことが分かるようになります。
  • 相手のことが分かると、接し方を考えられるようになります。
  • 接し方を考えられるようになると、相手が喜んでくれます。
  • 人は喜びを感じると、喜びを返してあげたくなります。

「他己紹介」では、相手を喜ばせることも学べるのです!!

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