「人間関係のリセットをしたい」という文字を読んで、何となく意味は分かると思いますが・・・。
私は昭和49年生まれですが、昔と比べて人間関係という言葉をよく耳にするようになりました。
また、昔もいじめはありましたが、今のような陰湿なものではありませんでしたし、いじめという言葉自体も以前よりも聞くようになりました。
またパワハラやセクハラ、さらにモラハラ・マタハラ・パタハラ・ロジハラ・エイハラ・スメハラなどなど。
あなたは、全て分かりますか?
時代が変われば、当然社会の課題も変わっていきますが、時代が移り変わっても変化しないものもあります。
それは、人と人が関わりながら生きていくということです。
人という漢字は、お互いに支え合っていると説明したドラマもありましたが、現代における人間関係は、どれほど社会において課題となっているのでしょうか?
目次
- 人間関係のリセット
- 人が関わるということ
人間関係のリセット
現代においては「人間関係のリセット」という言葉がありますが、あなたはご存知ですか?
(さらに「人間関係リセット症候群」という言葉もあるそうです)
その意味はその字の通り、人間関係をリセットしたいということですが、捉え方を変えると、人間関係の修復の見込みがないという意味とも取れます。
では「人間関係のリセット」をしたいと思っている人は、どのくらいいるのでしょうか?
2025年にクロスマーケティング社が、全国47都道府県に在住する20~79歳の男女2,400人を対象に「人間関係に関する調査(2024年)」を実施しました。
その調査結果には「人間関係のリセット」に関することも記載されていました。
過去に「人間関係をリセットした」経験を持つ人は38%。(特に女性は44%)
また今後「人間関係をリセットしたい」人がいる割合はなんと24%。
つまり4人に1人は、人間関係をリセットしたいと思っているのです。
これって凄くないですか?
この中で、物理的に人間関係をリセットできない時(毎日顔を合わせたり、職場で必ずコミュニケーションが発生するなど)には、我慢していかなければいけないということでしょうか?
リセットしたいけどそれができなかったら、修復に向けて努力しようと思えれば良いのですが、そう思えなければ我慢しかないと考えたら大変なことです。
ではそんなことが原因で、転職しようと思う人はどのくらいいるのでしょうか?
マイナビキャリアリサーチラボ様の分析によると、転職する際の理由では、次のような結果がありました。
働き盛りの20代の転職理由ベスト3は、何だと思いますか?
①給与が低かった(27.1%)
②職場の人間関係が悪かった(21.5%)
③仕事内容に不満があった(19.7%)
なんと5人に1人が、「職場の人間関係が悪かったから」という理由で転職をしているのです。
今は売り手市場と言われるように、人手が足りず、転職したい人が仕事を探せば見つけやすい時代です。
だからこれからも転職する人が増えていくことが予想されますし、人間関係を修復しようとする前に、リセットを考えてしまう人が増えていくかもしれません。
「人間関係のリセットをしたい」と考えそれがうまくいきそうにない時に、自殺という選択肢を選んでしまう人がいるかもしれません。
厚生労働省の発表した資料によると、1990年前後は小学生・中学生・高校生の自殺者数が200人程度だったにもかかわらず、25年も経過するとその人数は500人を超え倍以上になっているのです。
その原因のどのくらいが人間関係によるものかは分かりませんが、多くを占めていることは間違いないでしょう。
人が関わるということ
人は、誰かと生きるから、すれ違うこともあるし、揉めたりもします。
1人で生きていれば、そんなことは感じないかもしれません。
だけど、誰かと生きるから、温もりも感じられるし、喜びも分かち合うことができます。
誰かと生きるとは、そういうことなのです。
だから、少なくとも「人間関係のリセットをしたい」と思う前に、人間関係を修復しようと思えればいいのですが・・・。
人間関係の修復には、周囲の環境やサポート体制なども大きく影響すると思いますが、自分自身のコミュニケーション能力を鍛えることにも目を向けられると、きっと未来が変わっていきます。
基本的なコミュニケーション能力については、ぜひこちらをご覧ください。

