あなたの周りで「分かりやすい話し方」をする人と、反対に「分かりにくい話し方」をする人はいませんか?
私は「分かりやすい話し方」をする人を見ると、羨ましく思ってしまいます。
私が「話し方」について意識したり、向上心を持つようになったきっかけは、20代で経営コンサルタントの世界に飛び込んだことです。
その世界に飛び込んでみると、分かりやすい話し方をする人がたくさんいました。
最初は羨ましい気持ちでしたが、少しずつ「なんであの人は分かりやすい話し方ができるのか」と興味を持つようになりました。
そんな風に自問自答をして、そこからヒントをもらって、色々な実践をしていくうちに「分かりやすい話し方」というものが、どれだけ尊いことなのかを実感していくようになりました。
それと共に「分かりにくい話し方」が、どんなにもったいないことかも痛感しました。
目次
- 分かりにくい話し方①
- 分かりにくい話し方②
分かりにくい話し方①
では、人はなぜ話を聞いて「分かりやすい話し方」もしくは「分かりにくい話し方」だと感じるのでしょうか?
まず大前提として「分かりにくい話し方」というのは、話を聞いている人の頭の中で「?」が浮かんでしまうような話し方です。
その原因を考えることで「分かりやすい話し方」に近づくことができます。
「分かりにくい話し方」には大きく2つの原因があります。
1つ目が「何が言いたいのか分からない」ということです。
残念ながら、こういう人って周りにいますよね?
ひょっとしたら、自分がそうなっているかもしれないので要注意です(笑)
では、なぜ「何が言いたいのか分からず、さらに分かりにくい話し方だ」と思われてしまうのでしょうか?
その原因を理解して、その対策を考えて取り組むと成果に繋がっていくでしょう。
しかし、原因を整理できていないと「何とか頑張ろう」という熱い思いを持っていても、成果には繋がらないでしょう。
では「分かりにくい話し方だ」と思われてしまう原因は何でしょうか?
もちろん、時と場合そして話す人によっても原因が変わってくるでしょうが、大きなウェイトを占める原因が、話し方と話す内容です。
この2つにおいて「自分の課題はこれだ」と課題が整理できていると「分かりやすい話し方」だと言われるようになるでしょう。
詳しくは、こちらをご覧ください。
あなたの・・・コミュニケーション能力の課題が分かる本2: 話が分かりやすい人になる 「伝える力」をグングン伸ばす5つのステップ
分かりにくい話し方②
「分かりにくい話し方」となってしまうもう1つの原因が「なんで言っているのか分からない」というパターンです。
具体的には、次のようなパターンです。
あなたがある人から「昨日の会議の内容をまとめた資料を作って欲しい」と言われたらどうしますか?
きっと多くの人は、どんな資料を作れば良いかイメージできないかと思います。
このままだと「何が言いたいのか分からない」上に「なんで言っているのか分からない」という状態になってしまいます。
ではどうしたら「言いたいことが分かる」状態になるのでしょうか?
それは、目的を明確にすることです。
例えば次のようなコメントが、先程の発言の前にあったらどうでしょうか?
自分で振り返るために、ポイントを押さえておきたいので、昨日の会議の内容をまとめた資料を作って欲しい。
もしこのように言われると、会議の内容を全て事細かに書き出す必要はなく、要約した資料を作れば良いと、言いたいことを理解することができます。
では次のようなコメントが、先程の発言の前にあったらどうでしょうか?
社内で役員にプレゼンして、これからの提案をしたいので、昨日の会議の内容をまとめた資料を作って欲しい。
もしこのように言われると、どのような提案内容かを把握した上で、プレゼンをする相手である役員をイメージすることができます。
そして、提案が通りやすくなるようなプレゼン資料を作れば良いと、言いたいことを理解することができます。
その時に、プレゼン資料ということであれば、WordやExcelではなく、PowerPointで作れば良いというように、資料を作る適したツールを理解することもできるようになります。
このように目的を添えて話すだけで「分かりやすい話し方」になっていくのです。
言葉にすると簡単なことですが、日々意識することで、間違いなくスキルアップに繋がっていきます。