コミュニケーション能力を高めるにはたくさんの要素が必要です。経営コンサルタントとして学んだこと・経験したこと・日々の業務で感じることなど「コミュニケーション能力」に関する情報を中心に配信しています。皆さまの未来に少しでも貢献できれば幸いです!

エピソード, 色々なスキル, コミュニケーションの仕組み化, Other

ドラマ ノーサイドゲームに学ぶ 〜浜畑譲の名言に学ぶ〜

「浜畑譲」と聞いて、誰を思い浮かべますか?

通称「浜さん」ですよ〜!!!

誰っ!?って思われた人もいるかもしれませんが・・・。

ドラマ ノーサイドゲームに出演していた人と言ったら、ピンと来る人はいるでしょうか?

特に最終回が最高だったのです!

そしてたくさんの学びがあったのです!!

目次         

  • 浜畑選手にハマる
  • ドラマの概要
  • ハマったシーン
  • 人を動かすポイント

浜畑選手にハマる   

結論からいうと・・・、

私は・・・、

浜畑譲(以下「浜さん」にハマってしまったのです(笑)

しかしハマってしまっただけでなく「人を動かす」という観点で、勉強になるな〜って思うシーンがあったのでシェアします。

まず知らない方のために、簡単にドラマの内容を説明します。

ドラマの概要     

ドラマ ノーサイドゲームの脚本は、あの池井戸潤さんです。

そうです。あの「半沢直樹」や「下町ロケット」、「陸王」、「空飛ぶタイヤ」などでも知られる、池井戸潤さんです。

その影響もあって、「ノーサイドゲーム」も池井戸さんワールド全開のドラマでした。

このドラマを簡単に説明すると・・・

トキワ自動車という大きな会社で、経営戦略室次長を務める主人公の君嶋隼人さんは、ある案件に反対する意見書がきっかけで、横浜工場総務部長に左遷させられます。

そこで、君嶋さんはラグビーについてまったくの素人ながら、横浜工場総務部長は、トキワ自動車のラグビー部・アストロズのゼネラルマネージャー(GM)を兼務すると決まっていたため、社会人ラグビーに関わるようになります。

ラグビーのGM業務では予算を削られる中、様々な葛藤と人間関係の末、多くのドラマが生まれました。

紆余曲折を経ながら、リーグ優勝を目指しアストロズの改革を断行していきます。

そしてGM2シーズン目には、なんと社会人リーグで優勝してしまいます。

さらにラグビーのGM業務以外では、左遷された案件に関して社内の不正事実を見つけ、それに対して正義を貫く形で本部に戻るというストーリーです。

ベタなサクセスストーリーかもしれませんが、ハマってしまったのです。

見ていない方は、ぜひ見てみてください。

ハマったシーン    

そして、このドラマで勉強になったシーンがこちらです。

ドラマの最終回では、GM2シーズン目のリーグ最終戦が描かれています。

この試合に勝てば優勝という大一番です。

2年前には想像できなかった盛り上がりで、試合会場の観客は満員、それどころか都内のパブリックビューイングでは3万人が集まるという状況です。

しかし、前半は6-26という劣勢でハーフタイムを迎えます

そこで監督が浜さんに向かって「後半いけるか?」と声をかけます。

そうなんです、チームの中心である浜さんは前節で怪我をして、最終戦はスタメンから外れていたのです。

もちろん返事は即答で「はい、いつでも行けます」です。

2年前には日本代表にも選ばれていた浜さんは、度重なる怪我の影響もあり、この試合を現役最後の試合と決めていたのです。

そして後半開始前に、浜さんの後継者となる七尾選手とやり取りをした会話がこちらです。

ドラマ ノーサイドゲームの浜畑譲の名言に学ぶ!

浜さん:司令塔はプレイだけじゃない!15人を引っ張るんや!!

浜さん:みんなこの点数だったら負けるんちゃうかと思ってる。みんなを勝てるかもって思わせるには、何が必要や?

七尾選手:えっ!?

浜さん:簡単な話や。点数や。点差を2トライ圏内に持っていったら、仲間に点数以上に大切な力を与えることができる。

七尾選手:えっ!? どうやって???

浜さん:お前にはとんでもない武器があるやろ!

七尾選手:えっ!? でも・・・。

浜さん:あいつら(相手チーム)が届かん距離から蹴ったらええねん!!

人を動かすポイント  

このシーンをもう20回以上は見ました(笑)

私なりに「人を動かす」という観点で感じたことを、時系列で5つご紹介します。

① 原点回帰

15人を引っ張るんや!!

自身の役割を再確認させます。

そして自分(浜さん)が入っても、遠慮せずに司令塔としてやれというエールも感じます。

② 共感トーク

みんなこの点数だったら負けるんちゃうかと思ってる。

「そうそう」と心の中で何度も首を縦に動かす共感トークです。

これによって、会話に引き込まれていきます。

③ 心のど真ん中にタッチ(本質にタッチ)

みんなを勝てるかもって思わせるには、何が必要や?

七尾選手がもっとも悩んでいることです。

もっとも答えが欲しいと思っていることで、今もっとも関心のあることです。

でも自分では答えが見つけられないのです。

④ 目標の明確化

点差を2トライ圏内に持っていったら、仲間に点数以上に大切な力を与えることができる。

具体的な数値目標が設定されます。一気に20点差を追いついて同点ということは難しくても、2トライ圏内であれば少し頑張れば手が届きます。

やれるという気持ちが、七尾選手に芽生えてきます。

⑤ やるべきことの整理とモチベート

お前にはとんでもない武器があるやろ! あいつら(相手チーム)が届かん距離から蹴ったらええねん!!

自信のある長所を再認識させ、その長所で目標が達成できるとイメージさせる。

そして、長所を発揮することにフォーカスすることで、モチベーションが高まります。

もちろんドラマであり脚本があるから、こういう台詞(セリフ)になるのですが、それにしても勉強になりましたし、浜さんが最高にカッコよかったです。

ちなみにこの浜さんは、なんと俳優さんではなく元ラグビー日本代表のキャプテンという肩書きの人だったのです。

そうやって浜さんに関心を持って、アンテナを張っていると・・・。

ドラマの役ではなく、日本代表時代の素敵なエピソードも発見しました。

それが「浜さん(後編)」です。

ノーサイドゲームをぜひ見たいという方は、こちらがオススメです。


ノーサイド・ゲーム Blu-ray

 


ノーサイド・ゲーム DVD

 

数字力に興味のある方は、こちらもぜひご覧ください。


思考で差がつく「数字に弱い」社会人のための苦手意識を克服する方法: 「難しい」の原因は9割が思い込み