ゴルフに学ぶ「感情コントロール」と「逆算思考」の関係性ってどういうこと??
「えっ!?感情と逆算思考って関係あるの!?」とあなたは思うかもしれませんが、関係大ありです。
短気な私が保証します(笑)
ゴルフをする上で「感情コントロール」はとても大切ですし、スコアも全く変わってきます。
ちなみに、なぜスコアも変わってくるのでしょうか?
「メンタルがやられるから」とか「気持ちが切れてしまうから」というような声もありますが、大きな要因の1つに思考が停止し「逆算思考」ができなくなってしまうこともありますので、それを私の恥ずかしい事例と共にご紹介します。
目次
- 醜いワタシ
- 恥ずかしいワタシ
- 学んだワタシ
醜いワタシ
今から20年以上前のことですが、私はゴルフの研修生時代に、恥ずかしいほど「感情コントロール」ができていませんでした。
とにかく短気で、すぐ頭にくるのです。
そしてゴルフというスポーツでは、ミスした時に悪いのは自分であり、他人であるはずがないのです。
だから余計に、自分に腹がたつのです。
そして「感情コントロール」ができていない私の最も醜い行為が、クラブで地面を叩きつけることでした。
これは先生から何度も注意された行為ですが、ミスをして自分に腹が立つと、ついついクラブで「ドーン!」とやってしまっていたのです。
ゴルフ用語で言うところの「ガッデム」です(笑)
先生から「もう絶対にやるな!」と怒られた後に、ミスショットをしてカーっとなってしまいぐっと堪えた時に、目の前にあった松ぼっくりをフルショットしたこともありました。
後から「松ぼっくりでよく我慢したな〜」なんて、茶化されたことを覚えています。
こんな「感情コントロール」レベルでは、ゴルフで良いスコアが出るはずがありません。
そして、クラブで地面を叩きつける行為は、本当に醜いので、真似しないようにしてください。
恥ずかしいワタシ
そんな短気な私が、恥ずかしい思いをしたことで、改心する出来事がありました。
後にプロテストの2次予選まで進む1つ年上のIくんとは、ありがたいことに共に練習をする機会が多くありました。
そんなIくんと共に練習ラウンドをしていた時に、その出来事が起きました。
私がティーショットをミスして、いつものようにプンプンという雰囲気で歩き出した後に、次のような会話がありました。
Iくん:本当によく怒るよね(笑)
ワタシ:もう自分が下手すぎて頭にくるんだよね〜
ワタシ:Iくんはそんなことないの!?
Iくん:俺も頭にくることはあるけど、そんな暇はないよ〜
ワタシ:えっ!?どういうこと!?
Iくん:だってミスしたっていうことは、次が打ちにくいってことだから、どうしようかって考えたら時間なんてないでしょう(笑)
Iくんなりの優しい言い方に感謝です。
ゴルフの技術力が私よりはるかに上であるIくんが「感情コントロール」ができているのに、私はもう恥ずかしくて情けない限りです(笑)
サッカーや野球とは違い、ゴルフは紳士のスポーツなのです。
そして「感情コントロール」ができていないと、思考が停止しゴルフのスコアがまとまらなくなるのです。
それほどゴルフというスポーツでは、技術以外の部分も重要なのです。
そしてゴルフには、一発逆転がなく、コツコツと積み上げたスコアで競うスポーツなので、他のスポーツ以上に「感情コントロール」が大切なのです。
学んだワタシ
ではゴルフにおいて「感情コントロール」をして、思考停止にならないことが大切だとしたら、どんなことを考えれば良いのでしょうか?
ここでも「逆算思考」が大切になってきます。
例えば、ティーショットを林に入れてしまったとします。
あなただったら、どうしますか?
そしてその地点まで歩いて行く間に、どのようなことを考えますか?
①どうやって脱出しようか?
②最低でもボギーを取るためにはどうしたら良いか?
この考え方の違いだけでも、スコアは変わってきます。
そして実際に2打目の地点に到着した時に、ライの状況や林からの脱出ルートを確認して、また考えます。
ここでも「どうやって脱出しようか」ということだけではなく「最低でもボギー(人によってはパー)を取るために、どうやって脱出しようか」という考え方です。
このようにゴルフにおいては「逆算思考」で考えることが多く、その思考の重要性を理解していると、ゴルフ脳が鍛えられます。
そしてゴルフというスポーツにおいて、ゴルフ脳を鍛えると、それがビジネス脳の活性化にも役立ち、結果的にゴルフもビジネスもより楽しくなっていくのです。
ゴルフをすると、自然とビジネススキルが磨かれていくという方が分かりやすい表現かもしれません。
そして、その思考のポイントが「逆算思考」なのです。
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