サザンオールスターズの桑田佳祐さんに学ぶ「思いやり」

おもうこと

カミングアウトしますが、私はサザンオールスターズの桑田佳祐さんが大好きです。

このブログでは「コミュニケーション能力」に関する内容を発信しているのですが、どうしてもその感情が抑えきれずに今回は書かせていただきます。

そうは言っても、コミュニケーション能力という観点でもとても学びがありましたので、そちらもご紹介致します。

私が最初にサザンと桑田さんを好きになったのは、1988年のソロアルバム「Keisuke Kuwata」を聴いた時でした。

当時小学校6年生だった私は、洋楽が好きだった(人生で最初に買ったCDはリックアストリー・・・知ってますか?)のですが、友だちがレンタルCDショップで桑田さんのソロアルバムを借りてきて「これカッコいいよ~」と勧めてくれたのです。

同時期に発売されたサザンの「みんなのうた」も鮮明に覚えてます。

もうそれから40年近く、ずっと「サザンオールスターズならびに桑田佳祐さんが大好き」の状態が続いています。

続いているというか、どんどん好きになっているという言い方のほうが正しいかもしれません。

ちなみに1988年より前の歌は、リアルタイムではなくとも何度も聞いていますし、大好きな歌もたくさんあります。

さらに、桑田さんがライブやラジオやテレビ(音楽寅さんなど)などで、他の人の歌を歌えば、その歌も好きになっちゃうし「私はサザンが好きです」なんて言う人がいると「きっとこの人はいい人なんだろうな~」と思っちゃったりもします(笑)

高校生の時に初めて横浜スタジアムに行ったサザンのライブですが、2025年は1月からツアーが行われています。

今回は前年に能登半島地震があったこともあり、石川県金沢市からスタートをして、5月29日の東京ドームでファイナルを迎えるスケジュールになっています。

そんなツアーで私は最初の石川でのライブに見事当選し、さらにラス前(東京ドームの前)となる大阪(京セラドーム)でライブに参戦することができました。

サザンのライブに行ったことがある人は共感していただけると思いますが、桑田さんは「とにかく歌がうまい」のです。

しかも、圧倒的に!!

今回のツアーの1曲目は「逢いたさ見たさ 病める My Mind」という歌でしたが、この曲にはイントロがありません。

いきなり桑田さんの声(厳密に言うと吐息)で始まるのです。

「Ah~夜毎彼女のTelephone number~」と。

今、私は50歳なのですが、その歳のせいか、その出だしの桑田さんの声を聞いて、涙が溢れて(あふれて)しまいました。

そして2曲目にはなんとニューアルバムから・・・おっと大変、話が脱線しそうなので、伝えたい気持ちをグッとこらえます(笑)

さて「私はなぜそこまでサザンが好きなのか?」と自分で考えることがありますが・・・。

大前提には「好きに理由なんてない」です(笑)

しかし、それはそう言わずに敢えて言語化すると、次のようなことになります。

  • メロディーが最高
  • 歌詞が最高(やっぱりメロディーが先で歌詞も最高というのが、私の順番です。結論、どちらも最高なのですが・・・)
  • メッセージが最高
  • バンドの雰囲気が最高。
  • バンド1人ひとりの人間性が最高。
  • バンドメンバー以外の人との関係性も最高。

言語化しようと思いましたが、最高しか出てきませんでした(笑)

音楽人としてのプロフェッショナルな要素を除いたとしても、桑田さんの人間的な魅力にハマっています。

  • 探究心溢れる妥協を許さない、ストイックで一途な姿勢。
  • 常に相手を笑顔にさせることを忘れない、ユーモアとサービス精神。
  • 常に視野を広く持つ、柔軟性と謙虚さ。
  • 細かな配慮を忘れない、人としての優しさ。
  • 新しいことにトライする、フットワークの軽さとチャレンジ精神。

おっと大変、話が脱線しそうなので、伝えたい気持ちをグッとこらえます(笑)

今回のテーマは「桑田佳祐さんに学ぶ思いやり」です。

先日ファンクラブ(サザンオールスターズ応援団)の広報誌に、次のようなことが書いてありました。

桑田さんは、様々なリスニング機器、リスニング環境で音を確認していました。

スタッフによれば「今回はBluetoothイヤホンだったり、ノートパソコンのスピーカーだったり、スタジオのウッドコーンスピーカーだったり、車のステレオだったり、本当にいろんなデバイスで確認をされていました。車で音楽を聴く方のことを考え、時には実際に音楽を流しながら車を走らせ、スタジオの周りをぐるっと周回することもありました」とのこと。

桑田さんは、リスナーが何で聴いているのか、それでどう聴こえるかはすごく意識されていましたから、なるべくコンシューマータイプのデバイスで確認をしていました。

これを見て改めて私は、桑田佳祐さんに惚れ込んでしまいました。

「Thank you so much」というアルバムが3月に発売され、報道では150冠達成なんて言われていますが、このアルバムは本当に最高です。

特に私が好きな歌は・・・なんて話し始めると、また話が脱線しそうなので、グッとこらえます(笑)

先程の文章を読んで、あなたはどう感じましたか?

「思いやり」って何でしょうか?

以前「思いは思いやりを通して見える」というブログを書きましたが、その時は行動することで初めて相手に気持ちが伝わるということを再認識させてもらったことをご紹介しました。

また「相手のために」という視野では思いやりは発揮されず、自分のポジションを変えて「相手の立場に立つ」ことで、思いやりが生まれるのだと思っています。

※詳しくは、こちら(相手の立場に立って考える人と考えられない人)をご覧ください。

桑田さんは、現代の音楽を聴く手段の多様性を踏まえ(相手の立場に立った思考)、実際にその立場を経験してみる(相手の立場に立った行動)ことをされています。

まさか、自分で車に乗りながら「音はこれでいいのか」とチェックしているとは思ってもいませんでした。

この思考と行為が、思いやりなのだと再認識しました。

当たり前だけど、50年近く第一線で活躍している人はただ者ではなく大物です。

そしてさらに凄いのは、その大物感を感じさせない親しみやすさを合わせ持っていることです。

身近な日常のどこにでも寄り添ってくれるような音楽でありながら、その音楽に深くはまり込んでいくと、とてもとても自分では思いつくことのない異次元な世界を強烈に感じたりもします。

そんな唯一無二の魅力にこれからもはまり続けていくことは間違いありませんし、サザンオールスターズ&桑田佳祐さんと同じ時代に生きていることに感謝しかないのです。

だから、こちらこそThank you so much!!

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