誰かと会って、会話が盛り上がると嬉しくなりますよね。
一方で会話が盛り上がらないと、その時間が早く終わって欲しいと感じる時になってしまうかもしれません。
だから会話を盛り上げられる人は尊い存在であり、周りの人から喜ばれることが多くなります。
個人的にも、そういう人を見ると羨ましくなります。
そして、そんな会話が盛り上がる時には、そこに話が上手い人がいるというイメージがあると思います。
しかし、会話が盛り上がる時に、必ずしも話が上手い人がいるとは限らないという事例をご紹介します。
つまり、話が上手い人がいなくても、会話は十分に盛り上がるという事例です。
そんな時の会話を盛り上げるポイントは「問いかける力」と「引き出す力」です。
目次
- 会話が盛り上がる分岐点
- 反応を引き出す力
★会話が盛り上がる分岐点
会話が盛り上がる時とは、どのようなイメージでしょうか?
ぜひ、10秒ほど想像してみてください。
例えば、次のような場面はいかがでしょうか?
①「え~なんで知ってるの!?ビックリーーー!!」
これは、自分しか知らないと思っていたことに対して、それを知ってくれている人がいたという驚きと嬉しさで、気分が高揚するような場面です。
②「え~実は私も同じように思っていました! なんか嬉しいです!」
これは、今まで周りの人に共感されなかったのに、自分と同じ考え方を持っていた人がいたという驚きと嬉しさで、気分が高揚するような場面です。
③「え~そういう考え方もあるんですね!? 目から鱗です!」
これは、今まで自分の価値観では考えられなかった視点を聞き、その新しい発想に対してもっと詳しく聞きたいと思い、気分が高揚するような場面です。
ここでご紹介した3つのリアクションがあると、会話が盛り上がるのではないでしょうか?
このように、会話の中では盛り上がる分岐点があるので、それを意識するだけで、コミュニケーション能力が上がってきます。
コミュニケーション能力の基本については、こちらをご覧ください。
あなたの・・・コミュニケーション能力の課題が分かる本: コミュ能力はたった5ステップで劇的に向上する
★反応を引き出す力
先程の事例からも分かるように、相手の良い反応を引き出すことができると会話が盛り上がるようになります。
では、その良い反応を引き出すためには、何が必要なのでしょうか?
そのためには「問いかける力」と「引き出す力」が重要になります。
「問いかける力」については、問いかけ方や問いかける相手や問いかけるタイミングや問いかける内容など様々な要素があります。
「問いかける力」について、もう少し知りたい方は、こちら「会話が続かない人にならないために〜問いかける技術の簡単なコツ〜」も、ぜひご覧ください。
ここでは「引き出す力」についてご紹介します。
まずは、先程の事例のポイントをおさらいします。
①なんで知っているの?
②私も同じように思っていました
③そういう考え方もあるんですね
このように、今回の事例でご紹介した相手は、自分の知らない知識、もしくは自分と同じあるいは新しい考え方に反応してくれているのです。
問いかけの中に、相手が興味を持ったり共感するような知識や考え方というエッセンスが入っているので、相手の感情を引き出すことができたのです。
つまり当たり前のことですが、相手が知らないことをこちらが知っているという知識には、とても価値があるのです。
だから知識を増やすことは、当たり前ですが大切になります。
さらに自分の考えを持ち、それを発信することで、相手が興味を持ってくれたり共感してくれると、そこにも価値が見出されていきます。
では、相手が興味を持ったり共感してくれるような考え方を養っていくためには、どのようなことが必要なのでしょうか?
考え方を鍛えるわけですから、当然「考える」という行為が大切になります。
しかし、自分の内なる心で考えるだけでは、思考の限界値がすぐにやってきてしまいます。
なぜならば、思考を止めても誰にも迷惑がかからないので「考えたくない」と思ったらいつでも止められるからです。
では、どうしたら良いのでしょうか?
それは発信(アウトプット)をすることです。
どんなアウトプットでも価値があります。
例えば・・・
- 自分で話す
- メールを送る
- ブログを書く
- 日記をつける
- SNSで発信する
- プレゼンをする
- 本を出版する などなど
そもそも、自分の考えを持っていないと相手に伝える内容がありませんので、アウトプット自体に充分な価値があるのです。
そして、このように色々な手段がある中で最もオススメな方法は、人と会話をしてお互いの意見を交換することです。
会話が盛り上がるためには、かしこまったコミュニケーションに限らず、雑談がとても有効です。
自分の考えを伝えてみた時に、相手がどのように反応するのか?
先ほどご紹介したような、興味や共感に繋がるような反応なのか?