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コミュニケーションスキル, コミュニケーションの仕組み化

苦手な人との付き合い方 〜苦手な人は天使かも!?〜

「苦手な人なんていない」なんて人はいないでしょう。

もちろん、私もその1人です。

そんな苦手な人との出会いも、多くの学びに繋がることがあります。

ここでは私なりの苦手な人との付き合い方をご紹介します。

テクニックというよりは考え方です!

昔(20代)は苦手な人とよくぶつかっていました(笑)

別にぶつかることもなく、避ければいいのに・・・(笑)

しかし苦手な人と出会って学ぶことも多くあり、今は苦手だなと思う人との出会いも少し楽しめるようになってきました。

まずは笑える過去の失敗談をご紹介します!

目次         

  • 私の失敗談①
  • 私の失敗談②
  • 苦手は人はそう見えるだけ
  • さいごに

私の失敗談①     

ゴルフの研修生時代に、最初の半年間お世話になったゴルフ場で、苦手な先輩Fさんと出会いました。

Fさんは人によって態度が変わりすぎる、つまり弱い者いじめタイプなのです(笑)

苦手というよりも嫌いです(笑)

でも、プロスポーツ選手を目指す世界では「上手い人が偉い」が当たり前ですから珍しいことではないのです。

嫌いだったら、その人より上手くなれば良いのです。

だからそんな人は相手にせず練習をして、早く上手くなっちゃえば良いのです。

そんなことは分かっちゃいるけど・・・

今はそんな人との付き合い方も覚えてきて、特に心が乱れることはないと思うのですが、20代前半の若造は自分では処理しきれなかったのです。

そこのゴルフ場では夕方から研修生が練習できるのですが、夕方まで働いていたレストランで、私は愚痴っていました。

レストランには、とても聞き上手ななみちゃんという子がいて、「Fさんてゴルフはうまいかもしれないけど、人間的にどうなんだろうか。ちょっとムカつくんだよね〜」なんてよく話していました。

なみちゃんは聞き上手なので、こっちも話しやすいんですよね~。

だからこの子はこっちの味方だ〜なんて雰囲気です。

しかし・・・

そのなみちゃんは、実はFさんの彼女だったのです(笑)

今だと笑えますが、Fさんが自分に対して日に日にきつくあたってきた理由もよくわかります(笑)

しかし不思議なことに、Fさんとはその後打ち解けていくのです。

自分が生意気だっただけの話ですが、見方を変えるとそれだけ自分が心をオープンにできる人だったのかもしれません。

3年ぶりにひょんなことで再会した時には、こんな会話がありました。

  • Fさん:お前も少しは大人になったなぁ
  • 私:はい、それは子供にはなりませんから(笑)
  • Fさん:お前変わってねーなー
  • 私:Fさんも変わってないですね~

お互いに苦笑い(笑)

ちなみに、その後Fさんとなみちゃんは、めでたく結婚したそうです。

大切な教訓

苦手な人であっても、人の悪口を言って良いことは何もありません(笑)

私の失敗談②     

経営コンサルタント時代に、どうしても衝突する苦手な先輩Hさんと出会いました。

3週間の新人研修が終わり、名古屋支社に配属された2日後に次のような会話がありました。

  • Hさん:お前はコンサル経験もパソコンスキルもなくてよく入社できたな?
  • 私:ホントですよね~。頑張ります。
  • Hさん:て言うか〜、だいたいお前はなんで入社できたんだ?
  • 私: えっ!?なんでなんですかね~?もしそんな情報があったら教えて下さい(怒)
  • Hさん:て言うか〜、誰が面接したんだ〜?
  • 私: 無視・・・(笑)

経営コンサルタントは人気商売です。そして個人が商品となる業界です。

だから個性豊かな才能溢れる人がたくさんいる、素敵な業界です(笑)

ある時は車の中でバチバチ。2人っきりで、道中2時間半ずっと口論をしていました。

その理由は・・・。

名古屋と川崎はどちらが都会か?

今思えば・・・

「どうでもいい(笑)」

ちなみに私は名古屋の方が都会だという意見でしたが、皆さんはどちらですか?(笑)

しかし不思議と、このHさんとも打ち解けてしまうのです。

私は間違いなく、本音をぶつけていました。

そしてお互いに職場が変わってから5年後にHさんは、遠路遥々600キロ先から、「お前がどんな仕事をしているのか見に行くわ〜」と行って、遊びに来てくれました。

そしてその日はホテルなどをとらず、我が家に泊まり一緒に楽しくお酒を飲みました。

出会った瞬間には、間違いなく嫌いな人だったはずなのに、人間とは不思議なものです。

大切な教訓

苦手な人でも本音をぶつけられる相手に感謝しましょう!!

苦手な人はそう見えるだけ

これは20代の頃の私の失敗談ですが、嫌いな人や苦手な人と会うことで人生は良いほうに向かうこともあります。

私なりの「苦手な人との付き合い方(考え方編)」をお伝えします。

①自分が「苦手な人」と思う相手は、他の人からも苦手だと思われている。

つまりその人は、みんなから苦手だと思われていることが多いのです。もし自分がその人の立場だったらどうしますか?

きっと心をオープンにするようなことはないと思います。

つまり自分が苦手だと思う人の姿は、真の姿ではないということです。

そして真の姿を見られる人は、限られた人なのです。

その限られた人とは、相手の懐に入ることができる人なのです。

その限られた人になるためには、自分が苦手だと感じた時点で心を閉じるのではなく、興味を持って接してみることで、相手の懐に入るチャンスが訪れます。

そしてそのような習慣がついてくると、嫌いな人や苦手な人が少なくなっていき、たくさんのご縁が舞い込んできます。

②自分が「苦手な人」と思う相手は、自分と似ていることが多い。

苦手な人を客観的に分析してみると、意外と自分と似ているものです。

自分の欠点が浮き彫りになっているような人が多いもので、自分の欠点を教えてくれるような人である場合が多いのです。

まさに鏡の法則です。

そんな人を避けるのではなく、受け入れることで、自分が変わり自分の器が大きくなっていきます。

さいごに       

苦手な人との付き合い方は、苦手な人を避けるのではなく、苦手な人に興味を持ってみることです!

苦手な人が目の前に現れたら、自分の人生を変えてくれる人かもしれないと、ちょっと期待してみることです。

でも、無理して接する必要はありません。

「ムカッ」となって心を乱されるくらいなら、好奇心を持ってワクワク観察しましょう(笑)

その方が健康にもいいはずです!!

好きな人を見つけるのではなく、目の前の人を好きになれる自分を創りたいですね♬