「夢」ってもの凄いエネルギーがあるし、人生のモチベーションになります。
だから持っていたほうがいいし、私も常に意識しています。
しかし・・・、
「諦めなければ夢は叶う」って本当でしょうか???
私の中では「そりゃ〜その通りだよ〜」という気持ちと「いや〜絶対にそうとは言い切れないよ〜」という両方の気持ちがあります。
目次
- はじめに
- 夢って大切?
- 夢はありますか?
- さいごに
はじめに
改めて・・・、
「諦めなければ夢は叶う」って言葉はどう思いますか?
私はこの言葉がとても好きでした。
なぜ過去形かというと、今は以前ほど好きな言葉ではないからです。
そもそも「諦めなければ夢は叶う」って本当でしょうか?
私は過去にプロゴルファーを目指した時期がありました。
5年間、それはそれは自分でいうのもなんですが・・・、なかなかストイックに取り組みました。
しかし結果的に「諦める」ことを選択しました。
しかし諦めずにやっていたら、果たしてプロになれたのでしょうか?
もちろん練習の質や量、肉体的才能、コーチなど、様々な要因があるかと思いますが、諦めずにやってプロになれたという自信はありません(笑)
そのくらいレベルの差を痛感しました。
だから私の中では「諦めなければ夢は叶う」は、少し違うかな〜と思っています!
諦めずにやり続け、夢を実現した経験から出るエールの言葉です。
だからその人にしてみれば「諦めなければ夢が叶う」は嘘ではありません。
もちろん私もそういう経験がないわけではありません。
しかし、必ず叶うわけではないのが夢ではないでしょうか・・・。
夢って大切?
だったら・・・果たして「夢」って大切なのでしょうか?
ハイ、大切です!!
夢自体が大切なのではなく、夢に向かう日常が尊いものであり、人生の喜びなのです。
そして夢は、自分で決めた「目指すべき未来の形」です。人に言われて掲げたものではありません。
夢は、自分で目指すと決めたことだから、エネルギーに転化できるのです。
夢はありますか?
一方で、学習塾を経営している方から、今の高校生が最も嫌がる質問を教えてもらったことがあります。
それは「夢はありますか?」だそうです。
では、なぜ嫌なのか?
それは「夢がないから」だそうです。
でもその方は「夢なんてなくてもいいよ」と話しているそうです。
その代わり「目の前の人を笑顔に出来るように頑張ってみて下さい」と伝えているそうです。
素敵ですよね。
私はこの答えを聞いてとても心地よい気分になりました。
持つべきものは夢ではなく志!!
志とは「自分の与えられた時間を何に変えて生きるかを決めること」と。
それを聞いた時に、心から「素敵だなぁ〜」と感じました。
これは夢に一直線だった20代の自分だったら、キャッチできなかった感情かもしれません。
また別の作家は、夢の実現に目標はいらないと書いています。
えっ??? 夢と目標ってイコールじゃないの???
つまり・・・。
「何をするか」に重点を置くのではなく、「どう生きるか」に重点を置いているともいえます。
この言葉も、私の中では夢の定義を見直すきっかけとなりました。
やっぱり夢はいい!
夢という言葉もいろいろな捉え方がありますが、結論やっぱり夢はいいです!!
自分のやりたいことが形になっているものだから、嫌であるはずがありません。
でも夢がなくたって、情けないことでも恥ずかしいことでもありません。
夢がなくたって、人生を楽しむことはいくらでもできます。
大切なことは周りの環境に流されて「楽しい」と感じるだけでなく、自ら「楽しい環境をつくること」です。
主体的に生きるということです!!
- 主体的に生きる人は、人生において困難にぶつかった時に、自らに目を向けやすくなります。
- 主体的に生きる人は、人生において困難にぶつかった時に、「どうしたら良いか?」考えやすくなります。
- 主体的に生きる人は、人生において困難にぶつかった時に、自ら行動を起こしやすくなります。
夢がなくたって人生を楽しむことはできますが、夢があったほうが主体的に生きやすくなるでしょう。
さいごに
そして最近思うことは・・・
夢がないという人も、実は夢をいっぱい持っているということです。
それに気づいている人と、気づいてない人がいるだけのことです。
分かりやすく言えば「やりたくない」ということがある人は、「やりたい」ということがあるということです。
つまり、火種が小さくても「夢」があるのです。
20代半ばまでは「夢がない人」なんて絶対に嫌だと、思っていました。
しかし「夢が目の前からなくなった」という経験をしてからは「夢の捉え方」が少しずつ変わっていきました。
夢に大小は関係ありません。
その人なりの夢でいいのです。
自分が「よ〜し!!」と思えるものでいいのです。
だから人それぞれの大きさでいいのです。