スーパーで買い物をすると、認知症予防に繋がると言った人がいました。
その人が言うには、買い物をする時にはある程度の予算があり、その範囲でおさめるように頭で計算しながら買い物をするから、認知症予防に繋がるのだそうです。
さらにスーパーでは、その日によって並んでいる商品も違いますし、その日によって値段も変わります。
だから頭を使うし、必然的に計算するようになるのです。
このような頭の体操は大切ですが、ゴルフにおいても同様のことがあります。
ここでは、ゴルフがビジネスに繋がる理由を数字という観点でご紹介します。
目次
- 足し算が基本
- 臨機応変はハイレベル
- してはいけないミス
足し算が基本
ゴルフにおいては、嫌でも足し算を使います。
ゴルフは1打1打を積み重ねていくスポーツですから、ホールが終わるたびにスコアカードに数字を記入していきます。
(今は手書きで記入という行為がほとんどなくなってしまいましたが・・・)
また人によっては、パーとの差を把握するために引き算を使い「今は◯オーバー」と途中経過を記録する人もいます。
そして何よりも、ほとんどの人がラウンドをする時に数字で目標を設定します。
例えば・・・
- 今日は110を目標にします
- 今日は何とか100切りを目指します
- 今日は何とか90台で回ります
- 今日は85をチャレンジ目標にします
- 今日は気合を入れて70台を目指します
このようにゴルフにおいての目標は、その人本人が自由に決めることができるのです。
そしてこの時点で、頭の中では色々な計算をしているでしょう。
ゴルフにおける目標設定は、とても大切です。
自分の実力とはかけ離れた目標では、あまりモチベーションには繋がらないでしょうし、手を伸ばせば届くようなワクワクする目標を設定することもゴルフにおける楽しみの1つなのです。
もしビジネスにおいて、数字に追われるような目標設定を求められ苦しんでいるとしたら、ゴルフを通じて本来の目標設定は楽しいものだと再確認できるといいかもしれません。
臨機応変はハイレベル
このようにゴルフにおける目標設定は、自分が自由に決められるものであり、楽しいものなのです。
しかしそんな楽しい目標設定も、時には難しさを感じるのもゴルフの面白いところです。
その事例を、今からご紹介します。
まずあなたが、アベレージで105前後のスコアで回るゴルファーだとします。
(もっと上手な人には申し訳ないですが、105前後の実力を想像してください)
そしてこの日は、100切り(100を下回るスコアでホールアウトすること)という目標設定をしていました。
100切りということは、大枠のイメージとしては、9ホールはダブルボギーで、残りの9ホールはボギーであがれば良いのです。
こうやって目標を細分化すると、ほとんどの人は100以内で回れそうな気分になります。
なぜならば105前後で回るゴルファーが、ボギーやダブルボギーであがることはそんなに難しいことではないからです。
してはいけないミス
先ほどアベレージで105前後のスコアで回るゴルファーでも、100以内で回れそうな気分になる人が多いと言いましたが、残念ながらその気分通りのスコアにはならないことがほとんどなのです。
なぜならば、ボギーやダブルボギーであがれるイメージは、あくまで1ホールに限ったイメージであり、記憶だからです。
ゴルフは1ホールではなく18ホールのスコアで競い合うスポーツです。
だから1ホールだけのマネージメントではなく、18ホールのマネージメントが必要なのです。
そして100以内で回れそうだったけど、結果として回れなかった時の原因には、どのようなものがあるでしょうか?
- まさかのOBを出してしまった
- 注意すれば防げたのに池に入れてしまった
- アンラッキーなことに深いバンカーに入れてしまった
- 油断して4パットをしてしまった
こんなコメントをする人がいますが、実際のラウンドではダブルボギー以上のホールが発生してしまうのです。
では、なぜそのようなことが起こるかというと、予想していないことが起きてしまうからです。
では、OBや池ポチャや深いバンカーや4パットは、本当に予想できないことなのでしょうか?
残念ながら、105前後で回るゴルファーにとっては、よくあることなのです。
だからマネージメントをする時には、予期せぬことではなく、自分の実力を踏まえて予想できることとして、目標を設定することが大切なのです。
そして実際にラウンドをしている時には、大きなミスをしないように、リスクマネージメントをすることが大切なのです。
こうやって考えると、ゴルフがビジネスにも通じることがあると思いませんか?
こんな考え方をしてゴルフをすると、ビジネスにも活かせることがあるのです。
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