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ゴルフでの後悔がビジネスで活きている事例

「後悔先に立たず」という言葉がありますが「後悔役に立たず」では決してなく、正しくは「後悔は未来に活かす」なのです。

私の場合は、ゴルフでの後悔が、ビジネスに活かされていることがたくさんあります。

誰でも人生の糧となり財産となる経験があると思いますが、それが財産となるのは、熱意を持って日々を大切に過ごしてきたから、貴重なものになっていくのではないでしょうか?

私の場合は、その1つがゴルフ時代の日々なのです。

ここでは、私がゴルフで経験した後悔が、ビジネスに活きている事例をご紹介します。

目次         

  • 残り4ホール
  • 15番のティーショット
  • 「焦り」には原因がある

残り4ホール     

私がゴルフのマネージメントにおいて、鮮明に記憶に残っている失敗例を1つご紹介します。

とても悔いの残る記憶で、その場面とは研修会の入会テストです。

 

この時の合格ラインは順位ではなく、79というスコアで事前に決まっていました。

つまり、18ホールを7オーバーよりも良いスコアで回ればいいのです。

 

マネージメントという視点でいくと、順位よりもスコアで決められている方がやりやすいですし、スコアにターゲットを置くことで相手は関係なく、コースや自分との戦いにフォーカスできるようになるのです。

 

この日の私は比較的順調にプレイしていて、14ホールを終わって4オーバーという途中経過でした。

この時に考えていたことは、残り4ホールで3打までは落としても大丈夫だということでした。

 

事前に作戦を立てた中で、16番のミドルホール(Par4)は距離の長い打ち上げのホールであったため、ボギーでも仕方ないと考えていました。

逆に最終18番のロングホール(Par5)はグリーンの手前に池はあるものの、3打目を100ヤード付近のフェアウェイから打つことは難しくなかったので、バーディーも狙えるホールだと考えていました。

いずれにしてもこの時点で、私なりにはある程度「合格」が見えていました。

15番のティーショット 

そして残り4ホールを迎えた最初の15番ホールは、右に池が続くミドルホールでした。

左は行きすぎると隣のホールに落ちてしまう危険性がありましたが、絶対にしてはいけないミスは右の池に入れることでした。

しかしこの時の私には、数ホール前から拭えない違和感がありました。

技術的なことを割愛して症状だけを説明すると、ボールが引っかかり気味で、イメージよりも左に曲がってしまうボールが、出ていたのです。

 

つまり発射ラインを左に向けて打ったとしたら、ボールが左の林やさらに隣のホールまで行ってしまうような嫌なイメージがあったのです。

しかしセオリーは、最もしてはいけない「右の池に入れる」というミスを避けて、発射ラインを左に定めて、その上で左に行かないようにするために、何に気をつければ良いかを明確にしてスイングをするということです。

 

この時に自分が考えていたことやコースの風景は、私にしては珍しくかなり鮮明に覚えています。

 

そして私が選択したティーショットの狙いは、フェアウェイの右サイドに発射ラインを設定し、そこから少し引っかかってもフェアウェイの左サイドに残るようなイメージでした。

しかし結果は右ストレートの良い当たりで、池にまっしぐらでした(笑)

技術的な反省は横に置いておき、完全にリスクマネージメントとして優先順位を間違えてしまったのです。

「焦り」には原因がある

結果的に15番のミドルホール(Par4)が、トリプルボギーとなり、残り4ホールで3打までなら落としても良かったのですが、1ホールで3打落としてしまうことになったのです。

10数分前とは状況はガラッと変わり、この時点で残り3ホールで1打も落とせなくなってしまったのです。

 

そして次は、事前にボギーでも仕方がないと考えていた16番のミドルホール(Par4)です。

結果的にパーを狙いながらもボギーとなります。

 

次の17番のショートホール(Par3)は、もちろんバーディーが欲しいわけですが、最終18番のロングホール(Par5)では50%の確率でバーディーが見えていたので、パーを取れればまだまだ望みはあったのです。

 

しかし18番ホールで、バーディーが取れるとは限りません。

そんなことを考え出したら、それまでに考えていなかったことを色々と考えるようになりました。

 

そんな思考の過程で、できれば17番ホールでバーディーを取りたいと思い、リスクを考えずにナイスショットをイメージして、実力以上にピンを攻めたのです。

これは決して「攻めた」と褒められるショットではなく、リスクマネージメントが出来ていなかったというのが正解であり、何よりもこれが実力だったのです。

 

一か八かの時には、このような選択はあっても良いのですが、この時は違ったのです。

その判断を、私は間違ってしまったのです。

 

そして何よりも私がこの時に学んだことは「焦り」とは目の前のことに集中できない時に起こるということです。

 

「ナイスショットをしてバーディーを取りたい」という気持ちは悪くありませんが、私は目の前のショットをする時に、何のミスを防ぐために何に気をつけてスイングするかという、目の前の課題に向き合っていなかったのです。

 

結果的にこのホールをボギーとして、最終18番のロングホール(Par5)のイーグルに望みをつなぐことになりました。

予定通り3打目を残り100ヤードのフェアウェイから打つことはできましたが、その距離が直接入るなんていうことは、そうそうあることではありません。

 

この4ホールの出来事は、私が人生においても鮮明に覚えていることの1つなのです。

 

焦りは不安から生まれます。

だから、事前の準備も大切ですが、常に準備万全というわけではないと思います。

そこで焦りを生まないために大切なことは、今できることを整理し、その中で今やると決めたことに集中することです。

ゴルフで学んだことではありますが、それ以降のビジネスにおいても、様々な場面で活きる経験となったのです。