コミュニケーション能力を高めるにはたくさんの要素が必要です。経営コンサルタントとして学んだこと・経験したこと・日々の業務で感じることなど「コミュニケーション能力」に関する情報を中心に配信しています。皆さまの未来に少しでも貢献できれば幸いです!

コミュニケーションスキル, コミュニケーションの仕組み化

素敵な看護師さんに学ぶ会話術 〜コミュニケーション能力を高めるには〜

突然ですが、皆さんは入院をしたことはありますか?

私はふとした病で、2週間入院するという人生初の経験をしました。(念のため・・・今は無事に退院して元気です)

ちなみにそこは、重度の患者さんが多い病院でした。

そんな2週間の中で、リハビリと共に学んだことがありました。

それは・・・、

素敵な看護師さんに学ぶ会話術でした!!

コミュニケーションが活発になると、信頼関係が生まれます。

信頼関係は仕事において、とても重要で大切なものです。

目次         

  • はじめに
  • 第一印象(つかみ)
  • 安心感(プロ意識)
  • 雰囲気づくり(問い力)
  • さいごに

はじめに       

色々な病院がありますし、様々な看護師さんがいると思うので、あくまで私の事例ですが、私はとてもラッキーだったと思っています。

私が入院した病院で働く看護師さんは皆さん素晴らしく、私も入院中に、病気を治していただくだけでなく、多くを学ばせていただきました。

コミュニケーション能力を高めるには、看護師さんの言動に多くのヒントがあったのです!

そのおかげで私は快適な入院生活を過ごし、心地良い時間をいただきました。

ここでは素敵な看護師さんに学ぶ3つの会話術をご紹介します。

①第一印象(つかみ)  

コミュニケーションを活性化させるためには、お互いに心のガードを下げて、安心な場が必要になります。

そのために大切なことは、第一印象です。お笑いでいうところのこの「つかみ」がしっかりできていないと会話は弾んでいきません。

ここの素敵な看護師さんは、意識的か無意識か分かりませんが、初対面で全てを委ねられる空間をいただきました。

とっても基本的なことですが、明るく、元気で、爽やかで、愛嬌(ユーモア)がある。

これが、とてもとても大切なことだということに、改めて気づかせていただきました。

もちろん男性なんて単純なもので、かわいい女性の看護師さんだと、それだけで心のカードは下がってしまいますが(笑)

②安心感(プロ意識)  

この人なら大丈夫という安心感です。

私自身も2週間も入院することなんて初めてですから、やはり不安がありました。

もちろん「何をしたらいいか?」ということも分かりませんし、「本当に治るのかな?」という心配もあります。

そんな時に「この人なら大丈夫!」という安心感は、心を許せる大きなトリガー(きっかけ)になるのです。

例えば・・・

  • 丁寧な説明。
  • 的確な治療。
  • 手際の良さ。
  • こまめな報告。
  • 心からの気遣い、などなど。

端的に言えば、プロの仕事人としての安心感です。

もちろん経験がある人からは仕事としての安心感が伝わってきますが、経験がない人でも誠実な気持ちでプロ意識を持っている人であれば人としての安心感が伝わってきます。

プロ意識による安心感は年数とは関係ないのです。

どんな仕事においても安心感を通して信頼を得るということで、心の距離が縮まりますね。

③雰囲気づくり(問い力)

看護師さんから特に学んだ会話術は「問い力」でした!

特にその問いかけ方が素晴らしかったのです

例えば・・・

  • (私の名前を呼んで)大丈夫ですか〜?
  • 変わったことはないですか〜?
  • 困ったことはないですか〜?
  • 順調ですね〜♬
  • いい感じですね〜♬

「問いかけ」があって初めて会話が生まれていきます。「問いかけ」がないと返事もないのです。

そしてその「問いかけ」もただの質問であれば、その後の会話は弾まないのです。

看護師さんの思いやりいっぱいの問いかけと、その後の会話はとてもあったかいものでした♬

そんな人には、当然こちらも心を許します。特に私は単純ですから(笑)

さいごに       

看護師さんに学ぶ会話術はこのようにたくさんありました!!

しかしこれは、看護師さんの人間性とともに、病院の教育だと感じました。

ラッキーなことに、救急で運ばれた私の主治医は理事長先生でした。

その理事長先生がまさにこの3つの要素を、全て実践している方でした。

  • 第一印象(つかみ)
  • 安心感(プロ意識)
  • 雰囲気づくり(問い力)

病院では病を治す「処置」が第一の仕事であり、それは作業と言えるかもしれません。

しかしその「処置」を施す相手は感情を持った「人間」なのです。

そんな「人間」の感情にも寄り添いながら「処置」していくことが大切なのです。

だから看護師さんからは多くの会話術(思いやり)を学ぶことができるのだと実感しました。

そしてそんな「思いやり」をトップである理事長先生が実践されていました。

会社も病院も、組織の原則は一緒ですね。

人生初の長期入院でしたが、体調の回復と共にコミュニケーションスキルを学ぶ、充実した時間となりました。

ここの病院で働く看護師さんの姿勢と仕事ぶりを見ていて、私も頑張ろう、人の役に立つことをしよう、人に喜ばれることをしよう、そんな気持ちにさせられ、素直に勇気づけられました。

心をこめて・・・ありがとうございます!!!