会社の活動において改善提案という制度がありますが、あなたの会社ではやっていますか?
やっているところもあれば、そうでないところもあると思いますが、この制度の名前は知っているのではないでしょうか?
では、この制度の目的は何でしょうか?
多くの会社は経費削減を目的にしているかと思いますが、ある会社では「気づき力」の向上を目的にやっています。
つまり良いアイディアがあったら提案するのではなく、良いアイディアがなかったら、自分で探すということを大切にしています。
だから、毎月1人1件は必ず提出するということを徹底しています。
最初は大変だという声が多かったのですが、いつの間にか毎月の習慣によって「何か良いアイディアのもとはないかな」と探す癖がついていました。
つまり、いつの間にか「気づく力」がついていったのです。
さらにその提案がどれほどの効果があるかということを数字で示すことで、費用対効果を考える癖もついていました。
すると、そこにいた24歳の女性社員が「もしかしたらこういうことで、人生が変わるかもしれないって思うんです」と言ったのです。
その年齢でそんなことを感じることができるのはすごいなと思ったのですが、私も同じように考えています。
そんな風に思った事例を、2つご紹介します。
1つ目の事例は、値段の高いシャンプーのお話です。
あなたは「今ショップチャンネルで紹介されている8,400円のシャンプーがオススメだよ」と言われたら、どう思いますか?
ほとんどの人が「高いでしょ〜」と思うでしょう。
そして「高いから私は買わない」と調べることもなく、その話は終わってしまうかもしれません。
しかし「それは本当に高いの?」とか「なんでそんなに高いの?」と少しでも疑問を持って調べてみようと行動を起こすと、その人には違う未来が待っているかもしれません。
ちなみに、このシャンプーは次のようなものです。
価格:8,400円
普段は20,000円する商品なので、なんと58%オフという価格です。
容量:1,200ミリリットル(600ミリリットルが2本です)
1,200ミリリットルで8,400円ということは、100ミリリットルあたり700円ということになります。
ということは、300ミリリットルだと2,100円ということになります。
このように考えると、決して安くはないですが、めちゃめちゃ高い商品ではないことが分かります。
それが分かれば、後は品質が良いかどうかを検証してみれば良いのです。
こんな気づき力と算数を使う習慣があると、この人はこれからの人生においても「良い商品を割安で手に入れる」という未来が待っているかもしれません。
2つ目の事例は、個人資産のお話です。
さて貴金属の高騰が続いていますが、あなたは何か保有していますか?
金をはじめとしてプラチナやパラジウムやロジウムなど多くの貴金属の価格が高騰していますし、今ではなんと銀歯がメルカリで売れるそうです。
そんな現代ですが、ある会社の社長が「ここだけの話だけど、俺なんか金の単価が1,000円上がると、資産が2,000万円増えるんだよね」と教えてくれました。
あなたはこれを聞いて、どう思いますか?
ほとんどの人は「それは凄いことだわ〜」とか「自分には関係ない話だわ〜」と思考が止まってしまうかもしれません。
しかし「それってどういうこと?」とか「それってどのくらい凄いことなの?」と疑問を持つと、その人には、他の人とは違った未来が訪れるかもしれません。
例えば、この社長はどのくらいの資産を持っているのでしょうか?
「そんなこと分からないわ〜」と思う人がいるかもしれませんが、これを読んでいる方は、おそらく誰でも計算できます。
ちなみに、次のような計算になります。
仮にこの社長がXグラムの金を持っていたとします。
するとこの社長が持っている現在の資産は、1グラムあたりの金の単価が24,000円だとすると、24,000 X円ということになります。
そしてその単価が1,000円上がった時には、この社長の資産は25,000 X円ということになります。
ということは、その差額の1,000Xが2,000万円ということになります。(計算は下記)
25,000 X−24,000 X=1,000 X=20,000,000
ということは、この社長が持っている金の量は、20,000グラムということになります。(計算は下記)
X=20,000,000÷1,000=20,000
では、1グラムあたり25,000円だとしたら、掛け算をすれば資産の金額が算出できます。
その金額とは、なんと5億円!!
20,000×25,000=500,000,000
「えーこの社長は5億円の資産を持っているっていうこと!?」と驚きに遭遇することになります。
これは、何も難しい計算ではありません。
足し算と引き算と掛け算と割り算ができれば、誰にでも計算できます。
ではその算数の力を持っていても、なぜ全員がこの5億円の資産を算出できないかというと、それは気づき力と思考力と行動力の差なのです。
そしてこんな能力は、営業や商談やマネージメントにおいて発揮されるスキルかもしれません。
だから、気づき力があると、他の人とは違う未来が訪れるのです。
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