知らぬ間に会話を遮る人 〜コミュニケーションにおけるタブー〜

色々なスキル

あなたは誰かと話をしていて、自分の耳を塞いでしまったような経験はありませんか?

例えば、生理的に受けつけないという人が真剣に話してくれたとしても、最初から耳を塞いでしまうのではないでしょうか。

それくらい人間の意思決定においては、好き嫌いが影響するということですし、人間は理屈の動物ではなく、感情の動物だということです。

では、生理的に問題ないという相手だったら、どうでしょうか?

そうだとしても、耳を塞いでしまう場面があるでしょう。

その理由には、色々な要素があると思いますが、自分が話す側になった時に、相手が耳を塞いでいるととても困ってしまうものです。

なぜならば、どんなに話の内容や話し方を考えても、残念ながら相手には伝わらないからです。

でも、あなたが会話を遮る人になってしまい、相手の耳が塞がってしまっていたとしたら、そんな時は要注意ですね!

このブログでは、会話を遮る人にならないためのポイントをご紹介します。

目次       

  • 相手を受け入れる
  • 会話にYESを入れる
  • 問いを入れる

相手を受け入れる   

もっとも、簡単に相手の耳を塞ぐ方法は、会話を遮るだけでなく相手を否定することです。

そうはいっても、現実的にはこんなことをする人は少ないと思いますが(笑)

でも、あなたは相手をすぐに否定して、会話を遮ることはしていませんか?

「そんなことしていませんよ〜」という人がほとんどかもしれませんが、意外に分からないものですよ!

どうしてこう言うかというと、実は私が過去に、いつの間にか会話を遮る行為をしていたと実感したことがあるからです。

もちろん悪気も悪意もないのですが、何気ない口癖や言い回しで相手を否定することになってしまうことがあります。

コミュニケーション能力には基本の5ステップがあると私は紹介していますが、それが次のテーマになります。

①問いかける技術

②問いを受け入れる技術

③問いに答える技術

④問いには問いで返す技術

⑤伝える技術

この中で「問いを受け入れる」というステップを踏まないと、相手が耳を塞いでしまうということになってしまうのです。

つまり「問いを受け入れる」というステップを踏まないと、会話を遮ることになってしまう可能性が増していくのです。

コミュニケーション能力の5ステップについては、こちらをご覧ください。


あなたの・・・コミュニケーション能力の課題が分かる本: コミュ能力はたった5ステップで劇的に向上する
 

会話にYESを入れる  

では「問いを受け入れる」というステップを踏まないと、相手が耳を塞いでしまうというのは具体的にどのようなことでしょうか?

例えば、次のようなことです。

「問いを受け入れる」というステップを踏まないパターン

Aさん:もうあの会社で知っている人って減ったよね〜

Bさん:なんで〜まだ若松さんがいるじゃん

「問いを受け入れる」というステップを踏むパターン

Aさん:もうあの会社で知っている人って減ったよね〜

Cさん:本当だよね〜あと知っているのは若松さんぐらいだもんね〜

 

BさんとCさんの違いは分かりますか?

コミュニケーション能力において大切なことは「相手の立場に立つ」ということです。

詳しくは、こちら「相手の立場に立って考える人と考えられない人」をご覧ください。

自分が否定されたり、自分の意見や提案が頭ごなしに押さえつけられるような感情を持つと、そこには壁ができたり、人によっては「この人にはもう相談しない」なんて決意されてしまうかもしれません。

だからまずは、相手が言っていることを受け入れることが大切なのです。

問いを入れる     

基本的に誰でも、口が開いている人は耳も開いているものです。

つまり、口を開いているということは、自ら話しているということであり、主体的に会話をしている時に他のことを考えている人はあまりいないでしょう。

しかし、口が開いていない場合は、耳が開いている場合もあれば、閉じていることも両方の可能性があります。

つまり、相手に話してもらうということは、同時に相手の耳を開くということにもなるのです。

そんな時に、相手に的確な問いを投げることができれば、相手の口を開いてもらえるようになります。

それが、簡単な「問い」のセオリーです。

続きは、こちら「クローズドクエスチョンとオープンクエスチョンの使い分け」をご覧ください。

タイトルとURLをコピーしました