名言に触れることで、考え方や捉え方が変わり、人生の分岐点となるようなことってありますよね。
私が影響を受けた名言は「決断が条件を整える」!
この言葉は28歳の時にある方の講演で出会った言葉です。
物事を考える時に、この言葉に立ち返ることが多々あります。
今でもこの言葉からは、たくさんの勇気をもらっています。
目次
- 条件を整えて決断をする
- 決断が条件を整える
- ある人の事例
- 幹部の必要思考
- さいごに
条件を整えて決断をする
「決断」という言葉を聞くと、「重い言葉だな〜」という印象を受ける人が多いと思いますが、それは何故でしょうか?
それは・・・。
「決断」という作業は、簡単なものではないからです。
様々なことを想定し、未来を予測し、「大丈夫」という感覚を得てから、「決断」をする方が多いと思います。それは誰でも経験があり、当然の感覚ではないでしょうか。
だから「決断」という言葉を聞くと、ポップ(Pop)なイメージよりも、ヘビー(heavy)なイメージが強いかと思います。
そして失敗したくないと考えれば考えるほど、「決断」をする前に慎重に考えるようになります。そして様々な「条件」を整えていこうとします。
例えば・・・
- これがあったら良い。
- こうなっていると良い。
- この体制が作れれば良い、などなど・・・。
しかし、そんな都合よく行かないのが現実です。
決断が条件を整える
だったら、どうすれば良いのでしょうか?
そんな時に支えとなる名言が、この「決断が条件を整える」です。
「条件」をしっかりと整えてから「決断」しようとする人は、いつまでたっても「決断」ができません。
反対に、ある程度の状況を踏まえて「決断」をすると、後からおのずと「条件」が整ってくるものです。
例えば・・・。
ちょっと太ってきてしまったので・・・。
- 「健康のためにジョギングをした方が良い」
- 「少し体重を落とした方が良い」
「思考」を司る頭脳では理解が進んでいても、逆に「行動」を司る頭脳では・・・、
- 「暖かくなってからやろう」
- 「ランニング用のシューズを買ってからやろう」
- 「○○さんがやるならやろう」
- 「走り方を調べてからやろう」などなど・・・。
このように、「行動」を司る頭脳から指令を受ける人も多いのではないでしょうか。
この考え方が決して悪いわけではありません。
しかし「決断が条件を整える」とは、こんな感じです。
- 「健康のためにジョギングをした方が良い」
- 「少し体重を落とした方が良い」
では・・・「まず10月のマラソン大会にエントリーをしよう!!」
そうやって、やらなければいけない環境をつくってしまおう。必要なことはそれから考えよう。
これが「決断が条件を整える」です!!
やったことのないことに関しては、どのような条件が整えば良いかは分かりません。だから真剣に考える必要があります。
そのために、真剣に考える状況をつくれば(決断)、その時点で条件が整う土台が完成したということです。
ある人の事例
「まず10月のマラソン大会にエントリーをしよう!!」
と決断した人は、その後どうなったでしょうか?
とりあえず、ジョギングをしてみました。まず四の五の言わずにやってみるということです。
そうすると部活をしていた若かりし頃とは大きく違い、確かなギャップを感じました。(現状認識)
そこで、本番に向けてどうやって練習をしていけばいいのか、本番から逆算するといつまでに何ができていればいいのか、計画を立てました。(計画立案)
そしていざ実行です!!そしてやっていく中で、どうせ練習をするんだったら・・・という思考が生まれてきます。(実行)
さらに、効率よく練習をするために、ジョギング用の時計やシューズや服装などを揃えて、どんなランニングフォームが良いのか、どんな練習方法が良いのか、足りない知識を得るために、ネットで調べたり、本を読むようになりました。(創意工夫)
このように「決断」をすることで、必要なことが明確になってきます。
その必要なことに対して行動することで、必要な「条件」が整っていきます。
幹部の必要思考
人それぞれですが、幹部という立場の人は、このようなマインド(考え方)が必要なのではないでしょうか?
企業には常に「顧客を創造する」というミッションが与えられており、今までやってきたことを継承するだけでは、不十分です。
しかし「新しいことに挑戦する」ことや「自ら創造する」ことなどは、誰にでもできるわけではありません。
会社にとって必要なことであるが、誰でもできるわけではない。
しかし、会社にとって必要なことなので、誰かがやらなければいけない。
では、それは誰なのか?
それは、経営者であり経営幹部なのです。
その時には、条件が整っていない状況が多々あります。
だからこそ「決断が条件を整える」という思考のもと「まずやってみる」という行動が大切になってくるのです。
さいごに
人生は決断の連続です。
だから人生には決断力が必要です。
本人が決断をしている感覚がなくても、何かを選ぶという決断をして今まで生きてきています。
大きなことでなくても、小さな「決断」の積み重ねが本人の自信となり、大きな「決断」に繋がっていきます。
だから、誰にも備わっていて誰にでも高めていけるスキルが、決断力なのです。
決断と共に「前向き」というキーワードに興味のある方は、こちら「人生が好転する前向きな心のつくり方」もぜひご覧ください。
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