ゴルフは、自己責任という習慣をつくってくれ、さらに1人1人が紳士であることで成立するスポーツです。
だから「ただ楽しくプレイする」のではなく「自己責任」や「紳士」のようなキーワードを意識して「考えながらプレイする」することで、人として成長できるだけでなく、ビジネスにも活かしていくことができるのです。
もちろん他にもまだまだゴルフから学ぶことはたくさんありますが、エンドレスになってしまうので・・・
ここでは「ゴルフとコミュニケーションの関係性」について、ご紹介します。
目次
- その日を共にする
- コミュニケーション
- 相手を尊重する
その日を共にする
練習場ではなく、コースでプレイする時には、基本的に1人ではできません。
一般的には、3人以上が1組となってプレイすることが多いかと思います。
そして休憩も含めれば、その日は一緒にプレイするメンバーと、スタートから5〜6時間は共に過ごすことになります。
当然ゴルフをする時には「良いプレイをしたい」とか「良いスコアで回りたい」と思う人がほとんどでしょう。
しかし、そんな思いを持ちながらも、一緒にプレイする人への気遣いを嫌でも考えるようになるのがゴルフなのです。
そのような人との接点を「当たり障りのないようにしよう」というのではなく「プレイを通して交流を深めていこう」と考えられると、自己成長をより期待できるようになるでしょう。
そんな時に大切なことは「あいさつ」です。
朝会った時に「おはようございます」と「あいさつ」を交わすだけでなく、1番ホールのティーグラウンドで「それでは、今日1日よろしくお願いします」という声をお互いにかけることで、その日がより楽しい時間になります。
その日のゴルフの雰囲気は、自らの「気持ちの良いあいさつ」とコミュニケーションによって、創り出すことができるのです。
これって仕事でも一緒ですよね。
コミュニケーション
ゴルフとは面白いスポーツで、ほとんどの時間は、プレーに直接関係ない時間だと言われます。
では「最も多い時間は何?」というと、それは「歩いている時間」です。
(カートに乗って移動するコースでは別ですが・・・)
そして、仮に1ホールをプレイする時間が15分だとすると、直接プレイに関わっている時間はどのくらいあるでしょうか?
仮に1つのショットに向けて素振りなども含めて1分を費やしているとします。
そして、仮に1ホールで5回打つとすると、直接プレイに関わっている時間は5分ということになります。
つまり3分の1は、プレーに直接関与する時間で、それ以外の3分の2は、直接関与していないのです。
3分の2の時間を有効に使い、その時間で次の1打を想定し、どうすれば良いかを考えながら移動することはとても重要になります。
さらに3分の2の時間では、一緒に回るプレイヤーとの交流の時間にもなります。
特にゴルフにおいては、1ホールが終わり、次のホールのティーグランドで待っている時などは、コミュニケーションが取りやすい場になります。
人によってはその時間が「気まずい」と感じることもあるでしょうが、人との交流に前向きな人はその場を「楽しい」と感じられるのです。
もし「気まずい」と感じている人でも、このような機会をゴルフを通して何度か経験していくと、コミュニケーション能力もついていき、人との交流に対して前向きになっていきます。
コミュニケーション能力が向上すると、人と接することが楽しくなり、出会いが増えていきます。
「ご縁」は人生の宝ですから、ゴルフをすることで人生が豊かになると言えるかもしれません。
つまり、良いことだらけだということなのです。
相手を尊重する
ゴルフにおいては、あいさつ以外にも色々と声をかける場面があります。
例えば、ミスショットをした時に、落下地点の周囲にいる人に危険を伝えるために「ファー!」と大きな声を出す時もあります。
しかしゴルフにおいて、コミュニケーションの元となる、ほとんどの掛け声は相手を褒める言葉なのです。
例えば・・・
- ナイスショット
- ナイスショー
- ナイスオン
- ナイスパー
- ナイスバーディー
どの掛け声も言われたら嬉しいですよね!
このようにゴルフにおいては、プレイ中に自然と相手を褒める視点が養われるのです。
(そうは言っても、過剰に褒める接待ゴルフのようなものは、なかなか好きになれませんし、ほとんど経験もありませんが・・・)
人というのは不思議なもので、自分で発する言葉に思考がつられていくのです。
つまりゴルフをしていると、相手を褒める言葉につられて、自然と相手を尊重するマインドが醸成されていくのです。
そして18番ホールを終えた時には「いや〜楽しかったです。ありがとうございます!」と、相手に感謝を伝えるのです。
このように、ゴルフをする上で、切っても切り離すことができない存在であるのが、コミュニケーションなのです。
コミュニケーションの「きく力」については、ぜひこちら【「傾聴力」を発揮する3つの「きく力」】もご覧ください。
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