コミュニケーション能力を高めるにはたくさんの要素が必要です。経営コンサルタントとして学んだことや経験したことを中心に「コミュニケーション能力向上」に役立つ情報を(原則)毎週金曜日に配信しています。皆さまの未来に少しでも貢献できれば幸いです!

コミュニケーションスキル, コミュニケーションの仕組み化

気遣いができる人の共通点 〜コミュニケーション能力を高めるには〜

みなさんの周りに、気遣いができる人はいますでしょうか?

気遣いができる人は、本当にありがたいものです。

「気遣いが足りないな~」という気づきは常にあるのですが、なかなか気遣いができる人にはまだまだのワタシでございます(笑)

気遣いができる人の共通点は、何でしょうか?

そんな共通点を知ることができれば、気遣いができる人になれるかもしれません。

そこで、気遣いができる人の共通点と習慣づくりをご紹介します。

目次         

  • 気遣いを感じる
  • 気遣いができる人
  • 気遣いの習慣づくり

気遣いを感じる    

まず、気遣いという言葉を辞書で調べると、どのように書いてあるでしょうか?

1 あれこれと気を遣うこと。心づかい。

他人や他のものに気を配り、迷惑にならないような配慮のことです。

2 よくないことが起こるおそれ。懸念。

よくないことが起こるのではないかと心配する気持ち。

今回は「1」に該当する気遣いの話です。

ささいな気遣いって、やっぱり素敵だという事例をご紹介します。

Webセミナーを開催するためのセッティングを、Nさんが準備をしてくれていました。

Nさんは事務局を務める役割ということもあり、机の配置、接続やカメラや資料の確認など、色々な準備をしてくれていました。

仕事だから当然といってしまえばそれまでですが、抜群の安心感があり、そこに気遣いを感じたのです。

このNさんを含め、気遣いができるな~と感じる人はいますが、どんな共通点があるのでしょうか?

気遣いができる人   

気遣いができる人は、いくつかの共通点を持っていますが、ここでは大切な3つをご紹介します。

①相手の気持ちを汲み取る

相手の気持ちを「理解する」という意味と似ているのですが、少しニュアンスが違うのです。

「汲み取る」というと、相手の気持ちを感じ取り理解して、その人の立場に立つことができるというニュアンスなのです。

「相手のために考える」と「相手の立場に立つ」というのは似ていますが、全く違います。

詳しくはこちら「相手の立場に立って考える人と考えられない人」をご覧ください。

そして相手に対して「私はあなたの気持ちを理解していますよ~」というメッセージをさりげなく柔らかく伝えることができるのが、「汲み取る」というニュアンスです。

そして、このメッセージを伝える意図は、当たり前ですが「自慢」ではなく「安心を与えるため」なのです。

②先に動く

相手の気持ちを汲み取ることができても、そこで終わってしまう人もいます。

しかし気遣いができる人は、先に動いてくれるのです。

それもさりげなく動くのです。

その気遣いは、先に動くスピードに比例しているかもしれません。

「あれ~いつの間にこんなことまでしてくれたの~」という感じです。

③報告をする

先に動くと「まだ動いてない人には見えないものが見える」ようになります。

言い換えると「こういうことが起きるかもしれないということが見える」ようになります。

その場面に直面した時に、自分で対処する時もあればそうでない時もありますが、気遣いのできる人はどちらの場合であっても、相談や報告をしてくれるのです。

つまり、事前相談や事後報告を怠らないのです。

結果的にうまくいくと自分では分かっている状況であっても「こういうことがあったのでこういう風にしておきました」とさりげなく報告するのが、気遣いなのです。

気遣いの習慣づくり  

そうであるならば、どうやったら気遣いができる人になれるのでしょうか?

そんなヒントも、気遣いができる人から学べるのです。

気遣いができる人は「どうしたらいいですか?」という聞き方をしません。

その代わり次のような聞き方をします。

・こんな状況になっていますが、どうされますか?

状況報告をした上で、判断を求めてきます。言い方を変えると、判断材料をそろえて相談をしてくれます。

・こういう状況になっていますが、私は何をすればよろしいでしょうか?

判断材料をそろえて相談すると共に、指示をしやすい状況をつくった上で相談をしてくれます。

・こういう状況になっていて、私はこう思いますが、いかがでしょうか?

判断材料をそろえて相談すると共に、自分の意見を添えて相談をしてくれます。

自分の意見を添えて相談をしてくれると、本人の成長を確認することができます。

そして「今度はここまでなら任せてみようかな~」と考えられるようになります。それが結果的に本人の成長に繋がっていきます。

このように、気遣いができる人は「どうしたらいいですか?」という聞き方はしないですし、これが気遣いができる人の共通点です。

そして「どうしたらいいですか?」という聞き方をしないことが、習慣づくりに繋がっていきます。

だから漠然と「どうしたらいいですか?」と聞かずに、次のどれかを添えて相談することが大切です。

  • 「状況報告」を添える。
  • 「状況報告+指示依頼」を添える。
  • 「状況報告+指示依頼+自分の考え」を添える。

ちょっとした意識で、気遣いができる人へ近づくことができます。

コミュニケーション能力を高めるには、気遣いができる人の習慣づくりが大切です。