誰でもできる〇〇というと、本当にそんなことできるの!?と思われる人がいるかもしれませんが、これは本当に誰でもできる、簡単な〇〇です。
しかし、どれほどできるかは個人差があるので予めご了承ください。しかし間違いなくアップします。
今回のテーマは「ビジネスにおける数字力の鍛え方」です。
ここでの数字力は「数字に強い」という定義としています。
目次
- はじめに
- 小学2年生の考え
- 親子の作戦会議
- さいごに
はじめに
経営者や経営幹部にとって、必須となるスキルの1つが「数字力」であり「計数管理」です。
経営は「計数に始まり計数に終わる」といわれます。
企業の成績は、数字に表れます。
- 金融機関は、数字を見て「融資」を決めていきます。
- 投資家は、数字を見て「投資」を決めていきます。
- ハゲタカは、数字を見て「買収」を決めていきます。
当たり前のことですが、数字のことは「神のみぞ知る」なんてことではいけません。
当たり前のことですが、数字のことは「経営者や経営幹部が分かっている」でなければいけません。
しかし「数字力」といわれるだけで、なんか構えてしまう人も多いのではないでしょうか。
小学2年生の考え
「数字力」とは「数字に強い」ということ。
言い換えれば、「物事を数字で説明できる」ということです。
ビジネスにおける数字力もまずは「数字に慣れる」ところからスタートです。
・・ある親子(YパパとKくん)の会話です・・
Kくん:小遣いをあげて欲しい。あげてあげてあげて〜。
Yパパ:そんなことばっかり言ってないで、何か他に考えることはないのかよ~!?本当に何度もうるさいな~(怒)
Kくん:だったら、このカードをメルカリで売って自分のお小遣いにするわ。
Yパパ:メルカリ!?あのメルカリ!?
Kくん:そうや〜あのメルカリや〜!!
実際に「売る」という行為が現実味を帯びてくると、小学2年生も饒舌になってきます(笑)
- 「これはどうかな?」
- 「これはいらないカードだし大丈夫!」
- 「他にもこんなにいっぱいあるよ!」
- 「それいいんじゃない!?」
- 「これで売れたら小遣いにしたいな〜」
Kくん:1枚10円で売ろう!それでいいやろ~!?
Yパパ:うーん、1つ約束しよう。もし売れたら、そのお金はパパと、半分ずつ分けよう。だってメルカリに登録したりするのは、子どもだけではできないから!!
Kくん:いいよ!!じゃ〜売れたら5円ずつね。
Yパパ:それはちょっと違うな。
Kくん:なんで???
Yパパ:まず売れたら10円もらえるけど、その時には出ていくお金もあるんだよ。例えば、販売手数料というものをメルカリさんに100円払わなくちゃいけないんだよ・・・。だから10円のカードが1枚売れても儲からないんだよ。
Yパパ:じゃあどうする??
Kくん:もっと高く売る!
Yパパ:いくらで売る?
Kくん:1,000円で売る!!
Yパパ:何枚売る?
Kくん:45枚売る
Yパパ:いいねいいね
親子の作戦会議
1,000円で売れたとしたら、それにかかるお金は、送料と販売手数料。
もらえるお金:1,000円
送料:195円
カードを送るお金(送料)で195円かかる。
販売手数料:100円
メルカリさんに支払う販売手数料が100円かかる。
———–
Yパパ:そうすると、儲けはいくらになる?
Kくん:705円!
Yパパ:正解!
それを半分ずつだと、中途半端だから、パパの分は305円でいいよ。そうするとお小遣いはいくらになる?
Kくん:400円!
Yパパ:正解!
Kくん:よっしゃー!!
まず、これで「売れたら儲かる」という構図は出来上がりました。
・・・つぎの問題は?・・・
「45枚で1,000円」
Yパパ:「45枚で1,000円」って高いの?安いの?
Kくん:分からん!
Yパパ:分からんってことはないでしょ~。新品だったらいくらするの?
Kくん:5枚で162円だから・・・、1,458円。
Yパパ:なるほどね~。1,458円の新品が、中古だと1,000円で買えるってことね~。
Kくん:めっちゃ安いやん!
Yパパ:中古だったら半額くらいがいいんじゃないの?
Kくん:これでいいでしょ!だって新品で買うより400円以上も安いんやよ!
Yパパ:まずやってみるか(笑)
その時に、書いた絵は次のようなものでした。
話せばまだ続きはありますが・・・、
ビジネスにおける数字力もスタートはこんなことです!
まずは「数字に慣れる」「物事を数字で説明できる」ようになることです。
さいごに
結論からいうと、何も売れませんでした。
しかし、試行錯誤をして、あれこれトライしてみました。
なぜ売れなかったのか???
真の理由は、お客様に聞いてみないと分かりませんが・・・。
いくら値段を変えないとはいえ、販売する枚数を50枚・70枚・100枚と増やしても・・・、
いらないものの枚数をいくら増やしても、買い側もそれはいらないということです(笑)
だったら、相手(買う側)が欲しいものを、販売したらどうか?
残念ながら、その壁を小学2年生は超えることができませんでした(笑)
人間の性ですね(笑)チャンチャン(笑)
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