初対面ってドキドキしますよね?
それはやっぱり、先が見えない不安があるからでしょうか?
人それぞれの理由があると思いますが、ビジネスにおける初対面だと、より多くの感情を伴うのではないでしょうか?
なぜならば、不安だけでなく責任や義務を伴う時であったり、成果を求められるような時もあるからです。
だから、ビジネスにおける初対面はドキドキするのです。
そんな初対面なので、終わった時には、ホッとするような安堵感に満ちた気持ちになることもありますが、初対面とはあくまで初めて対面する場であって、そこで終わりではないのです。
特にビジネスにおいては、次の場に繋げていくことが大切になってきます。
その「次に繋げる時の分岐点の1つ」をご紹介します。
目次
- 仕事ができる人
- 約束は守るより◯◯
- 言い方で全てが変わる
仕事ができる人
ビジネスにおける初対面で、仕事のできる人は、話を前に進めていくことができます。
それも、自分の思い通りに進めていける人は、仕事の成果をあげられる人になります。
では、話を前に進めるためにはどんなことが必要なのでしょうか?
それは、自分がやるべきことをやることと共に、相手(周りの人)を動かすことです。
つまり、仕事ができる人の特徴とは、自分自身のレベルが高いこと(自己研鑽を積んでいる人)と共に、周囲を巻き込んでいくことができることなのです。
そのようなことを踏まえてビジネスにおける初対面を捉え、良い終わり方(次への繋げ方)を迎えるためには、どのようなことを意識していけば良いのでしょうか?
約束は守るより◯◯
ビジネスにおける初対面で、良い終わり方をして、次のステップへ繋げていくために大切なことは「約束」です。
一般的に「約束」というと「約束を守る」という言葉をイメージするかもしれませんが、この場面において大切な言葉は「自ら約束をする」ということです。
言い方を変えれば「約束を守る」ことはとても大切ですが、それは自分の責任としてしっかりと守ってください(笑)
それ以上でも以下でもありません。
一方で「自ら約束をする」という行為は、もう少し積極的なものになります。
つまり目の前で「約束」が存在していなくても、自ら「約束」をつくるということです。
例えば、次のような感じです。
何か頼まれ事をされた時に「ハイかしこまりました」と真面目な顔で返事をするのではなく「それではすぐに取り掛かり、明日の17時までにメールをさせていただきます」と、笑顔で約束をすることです。
逆に、相手に依頼することに対しても「よろしくお願いします」と心を込めて言うのではなく、笑顔と共に期日を設けて伝えることが大切になりますが、ここでは言い方が大切になってきます。
言い方で全てが変わる
商談でいつも期限を切れない人に期日を設ける大切さをアドバイスすると、その彼はお客様の前でびっくりするようなコメントをしたのです。
それは唐突に「いつまでにできますか?」と言ったのです。
お客様は明らかに不快な表情でした。
そりゃそうですよね(笑)
なんか偉そうだし、上から目線だし、ここで態度が横柄だとむかつきますよね。
このように、言い方1つで全てが変わってしまうのです。
ではどうすれば良いのでしょうか?
それは2つの問いによって、角が立たないように伝えることです。
例えば、次のような感じです。
「お忙しいとは思いますが、先程の件は今週中にできそうでしょうか?」
「いや〜、今週中はちょっと難しいですね」
「そうですよね。無理を言ってすみませんでした。それではいつくらいだったらできそうでしょうか?」
このように、クローズドクエスチョンからオープンクエスチョンというセオリーに沿って聞くと、たおやかな振る舞いの中で期限を切ることができるのです。
このセオリーについては、こちら「クローズドクエスチョンとオープンクエスチョン」をご覧ください。
ちなみにここで紹介した「今週中」という部分は、相手との関係性によって変えていくことができますし、極論期限はいつでもいいのです。
例えば、次のような感じです。
人間関係の距離が遠い人に対しては・・・
「大変お忙しいかと思いますが、今月中に行うことは可能でしょうか?」
「いやいや、今月中なんてかかりませんよ。今週中にはなんとかしますので、ご安心ください」
「そうですか。とても助かります。それでは、ご連絡をお待ちしておりますので、どうぞよろしくお願いします」
このように、少し長めの仮期限を提案すると、よりソフトに伝わります。
一方で、人間関係の距離が近い人に対しては・・・
「翔ちゃんは、仕事ができるから、もしかして今日中にやっちゃう?」
(これは冗談として伝わる相手だと、笑いが起きるでしょう)
「いや〜、さすがに今日中は難しいですよ(笑)」
「いや〜翔ちゃんは仕事ができるから、俺の予想をはるかに超えてくると思ったけど(笑)実際はどう?いつぐらいだったらできそう?」
「明日いっぱいお時間をいただいてもいいですか?」
「もちろんだよ。それじゃあ明後日の8時に出社するから、その時にメールが届いていれば助かるので、よろしくね」
このように、人間関係の近い人には、関係性によって色々な仮期限を使うことができるでしょう。