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コミュニケーションスキル, コミュニケーションの仕組み化

クローズドクエスチョンとオープンクエスチョン 〜会話が続かない人へ 〜

誰でもできる〇〇というと、本当にそんなことできるの!?と思われる人がいるかもしれませんが、これは本当に誰でもできる、簡単な〇〇です。

しかし、どれほどできるかは個人差があるので予めご了承ください。しかし間違いなくアップします。

今回のテーマは「クローズドクエスチョンとオープンクエスチョン 〜会話が続かない人へ〜」です。

目次         

  • 「問い」の重要性
  • クローズドクエスチョン
  • オープンクエスチョン
  • さいごに

「問い」の重要性   

人見知りを克服したい人へ」で説明したように、会話において「問う力」が大切になります。

その「問う力」があってこそ、会話が弾んでいくのです。

では、双方向の会話が活発な時とは、どのような時でしょうか?

双方向の会話を弾ませすことには、「聞き手」としての役割も大きいですが、ここでは「話し手」に限定して、書いていきます。

例えば・・・。

学校に通っている頃、とても興味のある授業があって、色々質問したいな〜と思っていたけど、できなかったとします。

すると、その先生がふとした昼休みに、「何か聞きたいことあるか?」と聞いてきたとします。

それまでは恥じらいもあって聞けなかったようなことが、バンバン聞けるようになった経験はありませんか?

またそんな時に、先生がさらに話しやすい雰囲気をつくってくれると、ますます会話が弾むのではないでしょうか。

そんな経験って誰にでもありますよね。

では、その会話はなぜ弾むのでしょうか?

そこには、多くの質問があるからです。

では、どんな質問が多くあるのでしょうか?

「問う力」がついてきて「問う」習慣がついてきた人の次のステップは「問い方の選択」です。

人見知りを克服したい人へ」で紹介した「問い」はこちらです。

クローズドクエスチョン

問い:この前の資料はもうできましたか?

答え:もう少しなんだよね〜

問い:何かお手伝いできることがあったら、やりましょうか?

この2つの「問い」は、YesもしくはNoで答えられるような、二者択一の「問い方」になります。

このようにYesもしくはNoで答えられるような「問い」を・・・

クローズドクエスチョンといいます

この「問い方」の特徴は、答えやすいということです。

だからこの「問い方」を心がけて会話をすると、会話にリズムが生まれます。

しかしこの「問い方」が続くと、どうなるでしょうか?

想像してみてください。

いわゆる、質問攻めのような状態になります(笑)

しかし会社での研修や、トレーニングであれば、質問攻めは大歓迎です!!

なぜならば今までの習慣を変えたり、新しい習慣を身につける時には、極端に行う必要があるからです。

オープンクエスチョン 

ちなみに冒頭でご紹介した学校の、あの場面ではどんな質問がされていたでしょうか?

ちょっと妄想してみましょう。

例えば・・・。

  • これはなんでこうなるんですか?
  • 例えばこういう場合はどうなるんですか?
  • 先生はどうやってそんなに詳しくなったんですか?

この前の資料はもうできましたか?」の場合とは、「問い方」が違うのです。

このようにYesもしくはNoで答えられないような質問を・・・

オープンクエスチョンといいます

この「問い方」の特徴は、話が広がっていくということです。

しかしこの「問い方」が続くと、どうなるでしょうか?

関係性がない中で、いきなり「オープンクエスチョン」ばかりだと途中でいわゆる「シーン」という状況が訪れてしまいますので、ご注意ください。

さいごに       

会話が続かない人が気をつけたいことは・・

こちらをご覧ください。

まずは、この2つの「問い方」があることを認識すること。

そしてどちらの「問い方」を選択して会話をするのかを意識するだけで、その場の雰囲気が変わってきます。

例えば・・・。

面接の時や、初対面の方と話す時や、年配の方と話す時などは、「クローズドクエスチョン」を意識しながら、まずは会話のリズムをつくります。

そして、その反応や返答内容を確認しながら「オープンクエスチョン」を織り交ぜていくと、会話が弾んできます。

コミュニケーション能力を高めるには、課題の見える化が必要です。

会話が続かない人の課題を最後に整理しましょう!

・「問いかけられているか」を確認すること。

自分から相手に質問を投げかけるということです。

・「2つの問い方」があることを理解すること。

YESもしくはNOで答えられるクローズドクエスチョン

YESもしくはNOで答えられないオープンクエスチョン

・「2つの問い方」を正しく使えているかを確認すること。

基本は、「クローズドクエスチョン」からオープンクエスチョン」です。

いきなり「昨日は何してたの?」ではなく・・・

「元気?」

「うん元気だよ〜」

「そうか〜良かった!ところで昨日は何してたの?」という感じです!!

 

コミュニケーション能力について興味のある方は、ぜひこちらも読んでみてください。


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