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先延ばし癖のある人へ ~簡単な2つの解決方法~

皆さんは決断力がありますか?

もしくは、物事をすぐに決められていますか?

こういうことは、得意な人とそうでない人がいます。

しかし、どちらのタイプであっても言えることは「先延ばし癖は良くない」ということです。

目次         

  • 先延ばし癖のある人
  • 先延ばし癖の悪影響
  • 先延ばし癖を防ぐ方法

先延ばし癖のある人  

先延ばしをしてしまう人の特徴を分類すると、次のように分けられるかと思います。

①完璧主義な人

常に完璧な仕事をしたいと考えるあまり「出来ることから始めること」よりも「下準備をする」ことを優先するため、結果的に物事に取り掛かるのが遅いというのがこのタイプの特徴です。

「動きながら考える」のではなく「考えてから動く」ようなタイプと言えるかもしれません。

②パニックになってしまう人

「うわ~どうすればいいの~?」となってしまう人です。

極度の心配症や恐怖心が強い人という言い方もできるかもしれませんが、物事を整理する技術が足りない人という理解を私はしています。

言い換えればその技術を身につけることができれば、先延ばし癖はなくなるのです。

その為には、自分に出来ることと出来ないことを整理し「自分に出来ること」に注力することが必要です。

詳しくはこちら「7つの習慣に学ぶ」をご覧ください。

③認識のない(もしくは甘い)人

話をしっかり聞いていなかったり、やらなければいけないことに対して責任感が薄かったり、必要性を感じていないような人です。

こういう人にはあまり依頼ごとをしないほうが良いかもしれませんが、自分自身の伝え方に問題がなかったかという視点も忘れないように。

しかしここで、この分類について、さらに掘り下げたいわけではありません。

なぜならば・・・

「あなたはこの分類に該当するから先延ばし癖がでちゃうんだよね」と分析しても、先延ばし癖は直らないからです。

できないということではなく、どんな分類の人でも先延ばし癖が直るような話をしたいのです。

先延ばし癖の悪影響  

まずは先延ばし癖が及ぼす悪影響を共有しておきます。

AさんがBさんに、次のような相談をしていました。

「Bさんは◯◯の会員だから△△を会員価格で買えるでしょう。だから私の分も買ってくれない?」

するとBさんは

「いいよ~。でもちょっと確認だけさせて。そういうことが良いのかどうか知り合いの会員さんに確かめさせて」と言いました。

それを受けてAさんは「そんなちょっとのことなんだから何とかしてよ~」と心の中では思いつつも「分かったよ。ありがとう。じゃ返事待ってるね」と言いました。

そしてBさんは同じ会員のCさんに相談したところ、Cさんは「ちょっと考えてみるね」と返事をしました。

しかしそれからすぐにCさんからの返事がなく、数日が経過しました。

Bさんは、なかなかCさんに催促できずにいると、とうとう1週間が経過してしまったので、たまらずBさんがCさんに催促すると「へ~そうなの~分かったよ~」と初めて聞いたような返事が返ってきたそうです。

もうこれで、Bさんは怒り爆発(笑)

しかしそれ以上に良くないことは、期待をしてくれているAさんを待たせっぱなしにしているということです。

もしBさんがAさんに途中経過報告をしていなかったら、あっという間に信頼関係はなくなってしまうでしょう。

しかし「ここで誰が悪いのか?」という議論をしても良い解決策にはなりません。

なぜならば、みんな悪いからです(笑)

大体こういう話で、1人だけ悪いということはないのです。

確かにCさんが最初にしっかりと話を聞いて、すぐに動いてくれればよかったかもしれませんが、それを言い出したらお互いに言い分はあるでしょう。

だったら、どうすれば良かったのでしょうか?

先延ばし癖を防ぐ方法 

今回はBさんの立場で、できることを考えてみましょう。

簡単なポイントが2つあります。

①依頼する時は期限をやんわりと切る

「なるべく早く」という言い方はNGです。

よっぽど信頼できる人であれば良いでしょうが「ちょっとこの人は忘れっぽい」とか「この人は話をしっかり聞いていないかもしれない」という場合は、先程の言い方はNGです。

期限を切る言い方も、いろいろあります。

例えば

  • いつまでにできますか?(強い言い方)
  • いつごろまでだったらできそうですか?(優しい言い方)
  • 明日までにはできそうですか?(ベターな言い方)

「明日まで・・・?」という言い方をすると、返事がYESであれば明日まで待っていればいいですし、返事がNOであれば「ではいつまでだったらできそうですか?」と再度期限を切ることができます。

②自分で期限を切る

今回の場合であれば、いつCさんから返事が来るか分かりません。

何か調べてから返事をする必要がある場合は、時間がかかるかもしれません。

そんな時にAさんの立場に立って最も困ってしまうことは「いつ返事が来るか分からない」ということです。

この気持ちはBさんであれば、体験しているのでよく分かるはずです。

こんな時にBさんがAさんにできることは「ではすぐに聞いてみるので、とりあえず明日どうなったか連絡するね」と自分で期限を切って伝えることです。

そして明日Cさんから返事が来ていれば伝えればいいし、まだ返事が来ていなければまた期限を切って伝えればいいのです。

とにかく「相手を不安にさせない」ようにすることが大切です。

そして不安にさせないようにしながらも、物事が先延ばしされないように、自分で期限を切ることが大切です。

このような技術を身につけると、先延ばし癖がなくなります。

技術というと大げさかもしれませんが「自分自身はまだまだスキル(技術)不足だ」と捉えると「なんであの人!?(怒)」と感情的になりにくいかもしれません。

そしてここに出てくる3人にとって共通の大切なことは「約束を守る」ことです。

これは人として生まれ、他の人と共存して生きていく上において、最低限のマナーですね!

これも忘れずにいたいものです!!