コミュニケーション能力を高めるにはたくさんの要素が必要です。経営コンサルタントとして学んだこと・経験したこと・日々の業務で感じることなど「コミュニケーション能力」に関する情報を中心に配信しています。皆さまの未来に少しでも貢献できれば幸いです!

色々なスキル, コミュニケーションの仕組み化

「気づく力」と「聞く力」が「聴く力」につながる

「よく気づくな〜」という人もいれば「なんでこんなことに気づかないの〜」という人もいます。

「あなたはこちらのタイプですね!」と簡単に2つに分けられるものではありませんが「気づく力」があるということはとても大切なことです。

「気づく力」は、社会で生きていくためにとても重要であり、コミュニケーション能力においても、大切なスキル(技術)なのです。

目次         

  • 気づく人と気づかない人
  • 気づく力
  • 気づいた先が分かれ道

気づく人と気づかない人

次のような3人がいたら、あなたはどのように感じますか?

①目の前のゴミに気づき、拾う人。

②目の前のゴミに気づき、拾わない人。

③目の前のゴミに気づかずに、拾わない人。

 

詳しくはこちら【「気づき力トレーニング」を習慣化する簡単な方法】をご覧ください。

結論から言うと、社会においてはこの「気づく力」がないと、話にならないのです。

例えば・・・

  • 相手の困っていることに気づかなければ、助けることはできません。
  • 相手が望んでいることに気づかなければ、喜ばせることができません。
  • 相手の性格に気づかなければ、上手にコミュニケーションが取れません。

気づく力       

では社会で生きていく上で大切な「気づく力」を身につけるためには、何をしたら良いのでしょうか?

きっと色々な人が様々な工夫をしていると思いますし「あなたはどんなことをしているんですか?」などと意見交換ができたら楽しいでしょうし、新しいアイディアが生まれてきそうだなと思ったりもします。

 

ちなみに私は、次のようなことをしています。

①読書

経営コンサルタントを始めた時の劣等感から、今でも読まないと「ヤバい」という癖がついています(笑)

②掃除

過去に毎朝掃除をすることで「気づく力」をアップさせた経験があります。

③手帳の活用

どうしても紙ベースから抜け出せません(笑)

④無意識ではないあいさつ

とっても重要です。

⑤情報発信(blog、kindle、note)

「気づく力」以外にも、たくさんのスキルが身につきます。

⑥株式投資、FX

私は過去に大損をしたことがありますので、余裕資金での運用をお勧めします(笑)

⑦人と交流する

人生の喜びです!

 

そして「気づく力」は、コミュニケーション能力にも大きく影響します。

 

例えば・・・

「あの人は髪を切った」ということに気づくことができなければ・・・

「髪を切りましたか?」とか「その髪型いいですね」というような選択肢は生まれてきません。

 

例えば・・・

「メガネを変えた」ということに気づくことができなければ・・・

「そのメガネいいですね」とか「そのメガネはどこで買ったんですか」というような選択肢は生まれてきません。

 

このように「気づく力」が足りないと、会話を弾ませる新たな選択肢が生まれてこないのです。

言い方を変えると「気づく力」があると、コミュニケーション能力がついてくるのです。

気づいた先が分かれ道 

先日ある社長と久しぶりに再会した時に、名刺が新しくなったということで、改めて名刺をいただきました。

名刺を刷新したきっかけは、新しい社屋を建てることになり、様々なものを心機一転したとのことでした。

そのいただいた名刺をよく見ると、私の記憶では過去の名刺にはないキャラクターが載っていました。

 

ここで「気づく力」がないとその先の選択肢は生まれてきませんが、気づいただけでは未来は変わりません。

未来を変えるためには「気づく力」を、何かのアクション(行動)に変える必要があるのです。

 

そこに載っているキャラクターが新しいものであれば、そこには前向きな背景があるはずであり、そのことを話したいと思っていることが多いのです。

そう思ったら、今度は訊き方の問題です。

 

例えば・・・

①このキャラクターは、可愛いですね。

②このキャラクターは、どうやって生まれたんですか!?

③このキャラクターは、前からありましたっけ!?

 

この時は、もしかしたら以前の名刺にもこのキャラクターがあったかもしれないというリスクを踏まえて、③の訊き方を選択しました。

 

すると、相手の社長は次のように話してくれました。

 

いや〜それに気づいてくれましたか。

ありがとうございます。

実はこのキャラクターのきっかけは、私ではなく社員なんです。

正直私は最初どうかなと思ったんですが、社員が主体的に積極的に動いてくれたので、そこを尊重しようかなと思ったのです。

そして決め手となったのは、社員が自分たちで費用対効果を計算してくれ・・・

 

結論から言うと、この社長はキャラクター自体よりも、社員が主体的に動いて採用したというストーリーを含めて、このキャラクターが気に入っているのです。

そして「そんな社員がいる会社は羨ましいですね〜」と問いかけると、当然社長は嬉しいですし、さらに「どんな社員教育をされているんですか?」と問いかけるとさらに話が弾んでいきます。

このように「気づく力」と「訊き方(Ask)」がきっかけとなり「聞く力(Hear)」と「聴く力(Listen)」を発揮する場面が訪れ、結果的にコミュニケーション能力も上達していくのです。

コミュニケーションの基本については、こちらの本もぜひご覧ください。


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