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憧れの人と比べる目標の立て方 〜桑田佳祐さんと三浦知良選手〜

突然ですが、あなたは人と比べられて嬉しいですか?

「人のベンチマーク」という言葉を考えることがあります

ベンチマーク(benchmark)とは、基本的には「基準」「水準」あるいは「指標」といった意味の表現であり、比較評価の基準と位置づけられる対象を指す場合もあれば、「目標」に近い意味で用いられることもあります。

「憧れの人と比べる目標の立て方」ってオススメです!

私の場合は、桑田佳祐さんと三浦知良選手です!!

目次         

  • 人と比べること
  • 架空の人と比べる
  • 実在する人と比べる
  • まとめ
  • 桑田佳祐&三浦知良

人と比べること    

先日こんなことがありました。

高卒で入社して早6年が経つ25歳の社員が、「人と比べて評価をしない」という内容の資料を読んで、次のように言いました。

僕は人と比べられて、自分が劣っていると思うと、なにくそ〜と思うタイプなので、人と比較して評価されてもいいかなと思います

私はびっくりしました。

なぜならば、高卒で入ってきてくれたときの彼は、人前で話すことさえできなかったのに、人って成長するものだなぁ〜とつくづく実感しました。

そして、「人は見かけによらないな〜」と改めて実感しました。

こんな人もいるように、「人と比べること」が必ずしもダメなわけではありません。

しかしそこに評価というキーワードがつくと、人と比べることではなく、明確な評価指標があったほうが良いでしょう。いわゆる絶対評価ですね。

架空の人と比べる   

では次に「人と比べる」ことを目標の立て方に活用することはどうでしょうか?

私は〇〇さんを目標にして、自分のモチベーションにしています」というような考え方だとどうでしょうか?

それが架空の人であったり、実在している人であったりすることもあるでしょう。

例えば・・・

ある人の理想像はこんな人だとします。

  • 夢を持っている。
  • ぶれない軸を持っている。
  • 人に対して公平である。
  • 優しさを持っている。
  • 社会性を持っている。
  • 好奇心が常に旺盛である。

こんな人を目標とすると、人生の目標と共に、どう生きたいかという人生の指針のようなものに繋がっていくかもしれません。

実在する人と比べる  

次に架空の人ではなく、実在する人を目標とするとどうでしょうか?

そうすると、具体的な目標の立て方に繋がっていくかもしれません。

架空の人をベンチマークしたときには、内面(考え方や生き方)にフォーカスしたかもしれませんが、実在する人をベンチマークすると、外面(見た目や見られ方)も意識することに繋がっていくかもしれません。

まとめ        

他人を別の他人と比べる考え方はとてもリスクが大きいです。

比べることがよくないということではなく、そのリスクを認識して比べることが必要です。

一方で、自分を他人と比べる考え方はどうでしょうか?

人と比べて劣等感を感じてマイナスに働く人もいれば、逆に人と比べることで高揚感やエネルギーや向上心を感じる人もいるかもしれません。

そうであるならば、後者のような良い影響が起きるような「人の比べ方」をすればいいのです。

要は比べることをどうやって自分にプラスに繋げるかを考えればいいのです。

桑田佳祐&三浦知良  

最後に私の場合を少しご紹介します。

人から言わせるとちょっと偏った考え方らしいので、あくまでご参考までに(笑)

私は迷ったら「桑田佳祐さんや三浦知良選手だったらどう考えるか?どう行動するか?」と考えます。

不思議と決断がしやすく、迷いがなくなるのです。

23歳:カズ選手は、サントスFC(ブラジル)でレギュラーを獲得していたけど、日本をW杯に出場させたいという夢を持って、帰国しました。

それと比べて、23歳の俺はどうか?

まだまだだな〜、だから頑張ろう!!

27歳:カズ選手は、ドーハの悲劇を経験した後に、当時世界最高峰のセリエA(イタリア)にアジア人として初めて挑戦しました。

それと比べて、27歳の俺はどうか?

まだまだだな〜、だから頑張ろう!!

34歳:桑田さんは、映画監督に初めて挑戦すると共に、とてつもない世界観の「真夏の果実」という名曲を生み出しました。

それと比べて、34歳の俺はどうか?

まだまだだな〜、だから頑張ろう!!

38歳:カズ選手は、引退という選択をせずに、当時日本代表経験者としては異例のJ2に挑戦の場を求めました。

それと比べて、38歳の俺はどうか?

まだまだだな〜、だから頑張ろう!!

44歳:桑田さんは、後世にも歌い継がれる「TSUNAMI」という名曲を生み出し、サザンとして初めて日本レコード大賞を受賞しました。

それと比べて、44歳の俺はどうか?

まだまだだな〜、だから頑張ろう!!

63歳:桑田さんは、史上初の取り組みである民放各局による『東京オリンピック民放共同企画「一緒にやろう2020」』のテーマソングとして、各局満場一致で指名され、愛と平和を願う「SMILE ~晴れ渡る空のように~」という名曲を生み出しました。

それを比べて、俺はどうか?

そんな63歳になれるように、頑張ろう!!

これで私は高揚感やエネルギーや向上心を感じられるので、こうやって「人と比べる」を活用しています。

人はそれぞれで色々なタイプの人がいますが・・・。

私の場合は桑田佳祐さんと三浦知良選手ですが、憧れの人と比べる目標の立て方はとてもシンプルで自分自身のモチベーションに繋がっていきます!

とても偏った考え方らしいですが、ご参考までに(笑)