コミュニケーション能力を高めるにはたくさんの要素が必要です。経営コンサルタントとして学んだこと・経験したこと・日々の業務で感じることなど「コミュニケーション能力」に関する情報を中心に配信しています。皆さまの未来に少しでも貢献できれば幸いです!

人事サポート, 人事の仕組み化

仕事ができる人の特徴 〜社会保険労務士さんに学ぶ〜

仕事をしていたら、当然「上手くやりたい」と誰もが思うはずですが、あなたの仕事は上手くいっていますか?

私の場合は、上手くいっているところもあれば、そうでないところもあります。

きっと「100%上手くいっています」と胸を張って言える人は、少ないのではないでしょうか。

でも、考え方によっては「上手くいっていない」ということが、自分の成長に繋がるという見方もあります。

そう考えると「上手くいっていない」ということは、とてもありがたいともいえます。

そんな理屈は、誰でも理解できますが、なかなかそうやって考えられないという感情があるのも、人間の面白いところです。

私の好きなサッカーのカズ選手は、次のように言っています。

・・・・・・・・・・・

学ばないものは、人のせいにする。

自分に何が足りないかを考えないから。

 

学びつつあるものは、自分のせいにする。

自分に何が足りないかを知っているから。

 

学ぶことを知っているものは、誰のせいにもしない。

・・・・・・・・・・・

「上手くいっていない」ことを、ありがたいと考えられると、誰のせいにもしなくなるのです。

目次          

  • 仕事ができる人のイメージ
  • 仕事ができる人の共通点
  • 仕事ができる人の条件

仕事ができる人のイメージ

あなたの周りにも「仕事ができる」という人がいると思いますが、その人はどんなイメージでしょうか?

きっと十人十色で色々なイメージがあると思いますが、一般的には次のようなものではないでしょうか。

  • あの人に任せておけば大丈夫なイメージ
  • いつも前向きなイメージ
  • エネルギッシュなイメージ
  • 頭が良くて賢いイメージ
  • 誠実なイメージ
  • 解決策を導き出してくれるイメージ
  • 目標を明確に持っているイメージ

ここに挙げた例を見るだけでも、色々なイメージがありますね。

だから「仕事ができる」という人は、ズバリこういう人ですと定義するのは難しいかもしれません。

仕事ができる人の共通点 

人が成長するためには、課題を明確にすることが大切です。

そんなことを考えていた時に「あっこういうことが大切だ」と感じる機会があったので、ご紹介します。

 

それは仕事で、社会保険労務士さんとwebミーティングをしている時でした。

この方とは以前からのビジネスパートナーであったのですが、頼りになる方なのです。

年齢的には60歳を超えていて、目標に向かってガンガン突き進むようなイメージではなく、冷静に淡々としているような方です。

先ほども書いたように「仕事ができる人」のイメージは様々ですが、この方から「仕事ができる人」の条件を学びました。

 

①知識がある

仕事をしていく中で、自分に出来ることもあれば、そうでないこともあります。

自分にできないことがあった時に、自分で努力をするという選択肢もあれば、できる人に助けてもらうという選択肢もあります。

 

そんな時に助けてくれる人は、その分野の知識を持っている人です。

人間性なども大切ですが、それだけでは役に立てないこともあり、専門力や知識があることで、その人の存在価値も増していきます。

 

②相手の立場に立つ

では、知識があれば何でも良いかというと、決してそんなことはありません。

知識を相手に伝えると相手は知らないことを知ることになり、仕事に幅が生まれます。

しかし、その知識の使い方を知らない時もあります。

そんな時に、知識の使い方を教える人が、あるべき論を言うだけでは「仕事ができる人」とは、言えないかもしれません。

この社会保険労務士さんは、常に私の立場に立って提案やアドバイスをしてくれます。

分かりやすく言うと、あるべき論としてはこうですが、このような取り組みをしてみたらどうでしょうか?とアドバイスをしてくれるのです。

詳しくは、こちら「相手の立場に立って考える人と考えられない人」をご覧ください。

 

③主張がハッキリしている

冷静で淡々としているこの社会保険労務士さんですが、主張は常にハッキリしています。

知識を盾に評論家のようなコメントをする人もいますが、まさに間逆の人になります。

仕事で困っているということは、課題も分からずにどうしたらいいのか分からない状況です。

そんな時に、この社会保険労務士さんは「こうしたら良い」もしくは「それはダメです」と明確に伝えてくれるのです。

上司と部下という関係であれば、敢えて相手に考えさせるという場面もあるかもしれませんが、外部の方に相談している時には、対策を知りたい時がほとんどです。

そんな時に知識だけを紹介されても、この人に助けてもらおうとは思えないものです。

 

仕事ができる人の条件  

先ほどご紹介した3つの共通点は、どんな仕事においても「仕事ができる人」として当てはまることではないでしょうか?

そんな3つの要素を意識するだけでも、課題が明確になりますし、成長スピードがアップしていきます。

 

しかし「仕事ができる人」には、条件があります。

それはどの分野においても当てはまることです。

それは「行動すること」です。

どんなに良いことを聞いても、どんなに新しいことを学んでも、それを未来に活かしていかなければ、成長にも進歩にも繋がりません。

仕事においても、もちろん同様です。

 

「分かった」という状況と「出来た」という状況には、雲泥の差があります。

「仕事ができる人」は、そのことを理解しているのです。

「学ぶ」というインプットも大切ですが、それと共に「実践する」というアウトプットも同じように大切なのです。

そのバランスを理解していることも「仕事ができる人」の条件かもしれません。

その他の「仕事ができる人」の条件である「数字力」については、こちら「数字に弱い社会人のための苦手意識を克服する方法」もぜひご覧ください。