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企画力, 新人育成, コミュニケーションの仕組み化, 幹部育成, 人事の仕組み化

社会人でも勉強のやる気が出ちゃう企画の話

学校に通っている時に「勉強が好き」っていう人って少ないですよね。

そうでもないですか?(笑)

私の場合、大人になってから「あ〜もっと勉強しておけば良かった〜」と思っているタイプです。

そんな人が集まっている組織だとしたらどうしますか?

そこで、社会人でも勉強のやる気が出ちゃう企画について、1つの事例をご紹介します。

これは即使える事例だと思います。

目次         

  • はじめに
  • 目的を明確に
  • 学びたい火種を大切に
  • 学ぶ姿勢を浸透
  •  参加費を徴収する
  •  ドタキャンを認めない
  •  講師を経験させる

はじめに       

ありがたいことに勉強会などで講師をさせていただくこともあるのですが、貴重な機会だと思い、それなりに準備して臨んでおります。

でもでも、寝られちゃう時もあります(笑)

ガッカリします。だから頑張りますよ(笑)

でも、学ぶことが好きな人はどんな話であれ何かを学ぼうとして、寝ることはないものです。

だからこそ、学ぶことに「楽しさ」を感じたり、「関心」を持ったり、「学ぶ意識」が向上すると、同じ時間を過ごしても有意義な時間となります。

では、社会人でも勉強のやる気が出ちゃう企画はどうすればいいの??

事例と共に、大切なことを3つご紹介します。

①目的を明確に    

今回の事例でご紹介する企画のタイトルは「社内勉強会」です。

今思うとちょっとかたいタイトルですが(笑)

目的は、社内に「学ぶ風土を創ろう」ということです。

「学ぶ」とは、自ら学ぶものです。

だからこの企画では、学びたい人が、学びたい時に、学びたいことを学ぼう」というスローガンを掲げています。

そしてこの「社内勉強会」の参加などは、評価には全く関係ないということを伝え、「もし、学びたいものがなければ、無理して学ばなくていい」と強調しています。

②学びたい火種を大切に

この「社内勉強会」では、次のように呼びかけるところから、企画がスタートします。

「何か学びたいテーマがあったら、紙に書いてこの箱に入れてください」

そして集まったテーマを一覧にして、対象者全員に配ります。

その中から学びたいテーマに、「○」をつけて貰います。

そして「○」が10人以上ついたら、必ず開催します。

この「必ず開催する」という企画側の姿勢が、「学びたい火種を大切にする」ということです。

今まで11年間で、10人以上の希望があったテーマは115テーマありましたが、開催率は100%です。

そして延べ1,863人が受講しています。

③学ぶ姿勢を浸透   

外部から講師をお招きする時には、次のようなルールを設けています。

A 参加費を徴収します

外部講師をお招きする時には、その勉強会は「有料」としています。

参加費は原則1人500円と設定し、外部講師の方が「お金は要りません」と言われても、丁重にお断りしています。

「人から教えてもらう」ということは、「その人の貴重な時間をいただく」ということです。

だから、原則「無料」ということはありえないのです。

しかし、もし「無料」という勉強会があった時には、心から感謝して受講するのが学ぶ姿勢なのです。

B ドタキャンを認めない

この「社内勉強会」は「学びたい人が、学びたい時に、学びたいことを学ぶ」企画ですので、就業時間外に開催しています。

しかし、初年度には・・・、

仕事の段取りがつかないので、勉強会を欠席させてください」と、当日に申し出る社員がいました。

このドタキャンを認めません。

どうしても参加できない時があっても、参加費は返却しません。

人に教えてもらって学ぶ時には、「教えてもらうことに対する感謝と、教えてもらう人に対する敬意が必要」なのです。それが最低限のマナーであり、礼儀なのです。

人から教えてもらうということは、「講師の方の準備を含めた貴重な時間をいただいている」ということです。

その感謝と敬意があれば、勉強会に出られるように(約束を守れるように)、自分自身で段取りをすることが、最低限の学ぶ姿勢なのです。

その学ぶ姿勢を理解することが、学ぶ風土づくりに繋がっていきます。

C 講師を経験させる

①と②で説明したことを、最も理解できるのが、「その立場」を経験することです。

自分が講師をしている時に、次のようなことが起きたらどう感じるでしょうか?

  • 自分が話している時に、寝てしまう人がいる時。
  • 100人の参加と聞いていたのに、実際の参加者が15人だった時。
  • 20人の参加と聞いていて、19人が遅れてきた時。
  • 興味を持って、頷いて聞いてくれる人がいた時。
  • 一生懸命メモをとって、聞いてくれる人がいた時。
  • 前向きな質問が、いっぱい出た時。

学ぶ意識の高い人が集まる勉強会は、とても楽しいものです。そのような勉強会は、教わる側と教える側と、双方で創るものなのです。

そのことに気づくことができた人は、学ぶ楽しさを実感します。そしてそのような人が多い会社には、「学ぶ風土」が創られます。

当然ですが、このように開催する「社内勉強会」で、寝る人は誰もいません。

そりゃ〜そうですよね〜、だって「学びたい人が、学びたい時に、学びたいことを学ぶ」という運営方針ですから!!

社会人でも勉強のやる気が出ちゃう企画により学ぶ楽しさを実感します。

そして学ぶ意識が向上すると、1人1人の人生が変わっていきます。