先日、北海道に出張する機会があり、8日間道内の各地を回ることができました。
基本的には仕事ですが、土日を挟んだこともあり、充実した8日間となりました。
ちなみに今回私が訪れた場所は、旭川市、北見市、富良野市、札幌市、石狩市、帯広市、苫小牧市、函館市でした。
その中で多くの気づきや学びがあったので、ここで共有させていただきます。
目次
- 北海道はでっかいどう
- 北海道で生きる知恵
北海道はでっかいどう
まず「北海道はでっかいどう」なんていうフレーズを聞いたことはありませんか?
私は何度か聞いたフレーズだったのですが、実際に北海道に行ってみると、まさに「北海道はでっかいどう」なのです。
具体的に言うと「北海道の面積は、九州の2倍あるそうです」が、あなたはご存知でしたか?
「本当に!?」って思いませんか?
だって九州って、8つの県があるんですよ!?
この情報をタクシーの運転手さんに教えてもらったのですが、半信半疑な私は、その後に念のためネットで調べると間違いのない情報でした。
「凄くないですか?」
さらに、日本の都道府県で最も空港が多いのも、北海道です。
日本には97の公共用飛行場があるのですが、そのうち14は北海道にあり、実に全体の14%が北海道にあるのです。
ちなみに、次のような空港があります。
- 国管理空港が4空港(新千歳、函館、釧路、稚内)
- 特定地方管理空港が2空港(旭川、帯広)
- 地方管理空港が6空港(奥尻、中標津、女満別、紋別、利尻、礼文)
- 共用空港が2空港(千歳飛行場、札幌飛行場(丘珠))
そのうち北海道開発局が整備を担当しているのは、国管理空港の4空港(新千歳空港、函館空港、釧路空港、稚内空港)と、共用空港である札幌飛行場(丘珠)です。
その他の空港は、特定地方管理空港の2空港はそれぞれ旭川市と帯広市が、地方管理空港の6空港は北海道庁が、千歳飛行場は防衛省が整備を実施しています。
このように、北海道はちょっと規模感が違うのです。
まさに、北海道はでっかいどうなのです。
北海道で生きる知恵
さらに私が北海道に行って、価値観が変わったのが、自然との共存です。
今回私が北海道に行ったのは4月でしたが、それはそれは良い季節でした。
さらにもう少し時期が遅いと、富良野ではラベンダー畑が綺麗な時期になっていたかもしれません。
本当に雄大で素晴らしい景色に圧倒されました。
しかし、北海道の1年はそんな季節ばかりではありません。
関東出身の私にとっては信じられないような冬の厳しさがあり、大雪が降ります。
そんな中で、北海道の皆さんには「潔い諦め」があるのです。
自然には勝てないから、逆らわずに受け入れていくしかないという姿勢が素晴らしいのです。
例えば、北見市では、気温がマイナス25度になっても普通に仕事をします。
積雪が1メートルあったら、朝早く起きて当たり前のように除雪をして仕事をします。
雪がちょっと積もったり、気温が氷点下になりそうなだけで「あ〜〜〜」なんてため息を漏らしていた自分が恥ずかしい(笑)
さらに仕事をするだけではなく、会社までの通勤時に道路が見えなくなるホワイトアウトと呼ばれる状況になる時もあるそうです。
ホワイトアウト(英語: whiteout)とは、気象学分野において雪や雲などによって視界が白一色となり、方向・高度・地形の起伏が識別不能となる現象のことであり「白い闇」と呼ぶこともある現象です。
さすがにこれはやばいですよね。
そんな時にどうするかというと・・・
次の写真をご覧ください。
景色が真っ白になったら、この矢印だけを頼りに走るそうです。
その矢印とは車道と歩道の境を示した看板なのですが、何も見えない時は、この矢印だけを見るそうです。
「えっマジで!?」と思いましたが、大体分かれば何とかなるそうです。
逞しくないですか??
そして「この矢印がないと除雪もできないんですよ」と言われて、なるほどと思いました。
さらに、札幌駅の近くに行くと、4車線の一方通行があったりします。
「なんで!?」と思って聞いてみると「今は4車線でも、これが冬には雪が降って除雪すると2車線になっちゃうんです」と教えてもらい、納得しました。
また苫小牧市に行くと、1車線の幅が明らかに広く、さらに片側4車線もあるから道路の幅が凄く広いのです。
そんな道が、北海道道の259号上厚真苫小牧線です。
これも「なんで!?」と思って聞いてみると「ここは港町でトレーラーが多いから、こうなっちゃったんです」と教えてもらい、これも納得しました。
さらにこの広い道は長くまっすぐ続いているので、これを「なんで!?」と聞くと「自衛隊の飛行機が緊急着陸できるようにこうなっているって言われていますけどね〜」と教えてもらいました。
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