「当たり前」に思っていたことが、「当たり前のこと」ではなかった。
このことに気づくチャンスは、それぞれの人生で何度か訪れると思います。
今まで「当たり前」だと思っていたことが、こんなに感謝すべきことだったんだと・・・。
私は2018年に脳梗塞という病にかかり、2週間入院することでその機会をいただきました。
目次
- 日常生活に支障が・・
- 当たり前に感謝!
- 一病息災
日常生活に支障が・・
目を開けると焦点が合わないという症状で、目を開けた瞬間にめまいのような症状が起き、立っていられないのです。
病院には救急車で運んでいただきましたが、それも人生初体験でした。
私自身死ぬことはないと思いましたが、一生障害が残ってしまう可能性は覚悟しました。
覚悟を決めるという行為には、不思議なパワーが秘められています。
覚悟を決めても決して事実を変えることはできないのですが、受け止め方が変わり、前向きに捉えられるという魔法のような思考テクニックです!!
しかし、入院して最初の3日間は、目を開けられない状況でした。
人生で目を開けられない3日間を過ごしたことはなく、目を開けられないとこれほど不自由で退屈なものかと心底感じました。
- テレビが見られない
- スマホが見られない
- 本が読めない
- 雑誌が読めない
- 看病に来てくれた人と目を合わせられない
当たり前に感謝!
そんな不自由な日々で感じたことは、目が開けられないということは、本当に大変だということです。
これは経験してみないと分かりません。
ちなみにこの時の症状はこのような状況でした。
そしてもう1つ感じたことが・・・。
普段「当たり前」と感じていたことが、決して「当たり前のこと」ではなく、心から感謝すべきことであることでした。
例えば・・・
- 目を開けられること
- 人と目を合わせられること
- 人の笑顔を見られること
- 人と話せること
- 本を読めること
- 新聞を読めること
- テレビを見られること
あげればきりがありません。
幸い私は退院後完全復活することができ、退院2週間後には仲間とフットサルが出来るようになるまで回復し、本当にラッキーでした。
梗塞の場所が少しずれていたら、下半身不随などという症状になっていた可能性もあったそうです。
もうこうなったら、これからの人生は自然と「生かされている」と感じるようになります。
だから、もう全てのことに感謝なのです!!
何度でも言いますが・・・。
「当たり前」に思っていたことが、決して「当たり前のこと」ではないということです。
一病息災
一病息災(いちびょうそくさい)という言葉をご存知でしょうか?
辞書をひいてみると・・・、
- まったく健康な人よりも、何か一つくらい軽い病気を持っている人の方が健康に気を使うので、かえって長生きするものだということ。
まさにこの言葉の通りです。
病気を経験してみないと、分からないことがあるのです。
私の父は64歳で急死してしまいましたが、もし死んだ経験があれば、苦しい気持ちを我慢することなく、もっと早く病院に行ったでしょう。
そうすれば助かっていたかもしれません。
「まさか死ぬなんて・・・」と誰よりも本人が思っていたと思います。
だから私も最初は「40代で脳梗塞!?」なんてショッキングでしたが、今では若くしてちょっとドキッとするような出来事に遭遇することができて、素直に感謝しています。本当ですよ(笑)
私の座右の銘は・・・、
「無駄なものは何もない。全て身となり益となる」!
聖書の言葉を私が母から聞いて、いい言葉だなと思っていたら、どうやら一部間違って覚えてしまった言葉らしいのですが(笑)
無駄なものは何もないのです。
もしそう感じられないのであれば、そう感じられるような努力が必要かもしれませんし、気づかせてくれる出来事に遭遇するかもしれません。
私にとってはその1つが「脳梗塞で2週間入院」という出来事でした。
そう考えると「健康」ということ自体が決して「当たり前のこと」ではなく、とっても感謝すべきことなのです。
例えばこんな当たり前・・・
- 健康でなければ、この文を書くこともできません。
- 健康でなければ、今の仕事はできません。
- 事業が成り立たなければ、仕事もありません。
- お客様に喜んでいただけなければ、事業も成り立ちません。
-
世の中に必要とされなければ、お客様にも喜んでいただけません。
目の前に「当たり前」に存在していることは、決して「当たり前のこと」ではないのです。
そしてそんな気づきをもらった時に、新しい行動をするモチベーションをもらうこともあります。
私にとってはその1つがこの「いいいねサポブログ」でした。
ブログを始めたきっかけは「会ったことのない人に、自分の経験や考えを伝えて、役に立つのであれば、そんな貢献をしたい」と思ったことです。
そんなきっかけにもしご興味があれば、こちら「ブログを始めたきっかけ」もご覧ください。