全ての結果には、前兆があります。
例えば、2020年に亡くなった野球の野村監督も「勝ちに不思議な勝ちあり。負けに不思議な負けなし」と言っていました。
(もともとは江戸時代の大名でもあり、文人、武人でもある松浦静山の言葉だそうです)
負ける時には、必ずその原因(理由)があり、その背景には習慣があるのです。
だから「気づき力」というスキル(技術)を向上させようと思ったら、良い習慣づくりが大切になってきます。
ここでは「気づき力トレーニング」を習慣化する方法をご紹介します!
目次
- はじめに
- 社員の3タイプ
- 「気づき力」を鍛える
- 習慣づくりの事例
- 継続は力なり
はじめに
「ヒヤリハット」でお馴染みの「ハインリッヒの法則」では、1つの大きな事故の前には、小さな29の事故があり、その前には300の「ヒヤリ」とする出来事があるとのことです。
では「ヒヤリ」とした出来事に遭遇した時に何をしていますか?
これが重要です!!
何もしていないといつか大きな事故に遭遇しています。
「対処する」という行動は勿論ですが、最低限「報告をする」という行動は起こしたいものですね。
しかしもっともっと大切なことが・・・。
社員の3タイプ
「ヒヤリ」と感じる人と感じない人。
気づける人と気づけない人。
気づけない人の目の前でいくら「ヒヤリ」が起きても何の行動もできません。
だって、悪気はないけど、気づいていないのですから・・・。
悪気はないからいいのか?だって仕方ないですもんね~!?ですまされますか???
次の3つのタイプの社員がいた時に、あなたはどう感じますか?
①目の前のゴミに気づき、拾う人。
②目の前のゴミに気づき、拾わない人。
③目の前のゴミに気づかずに、拾わない人。
ぜひ、こんな人を想像しながら読んでみてください。
まず①は模範社員ですね。
こういう社員をみんなの前で称える場があると、他の人にも「あるべき姿」を伝えることができますね。
②はどうでしょうか?
なんで拾わないんでしょうかね~???
ひねくれているんですかね~?
いわゆる良い人って感じではないですね・・・。
そして③は仕方ないですかね・・・!?
気づいてないんだから拾えって言っても無理だし。ま~悪気がないから怒れないですよね~。
いえいえ、③はこのままではヤバい・・・。
かなりヤバいです!!!
「気づき力」を鍛える
上司や幹部や経営者がこのヤバいという認識を持っていないと、会社がヤバいことになります!!
真実は平凡の中にあり、平凡の積み重ねが習慣となり、社風になります。
だから、会社では「気づき力」を鍛え続ける「仕組みづくり」が必要になってきます。
では何をしたらいいの?
ここで大切なことが「気づき力トレーニング」を習慣化する方法です!
「仕組みづくり」の方法は無限にあり、企業風土にあったやり方が良いですが、ここではささやかな私の実体験のお話を交え、簡単な方法をご紹介します。
習慣づくりの事例
結論からいうと「気づき力トレーニング」を習慣化する簡単な方法は「掃除」です!!
私は、毎朝「階段磨き」をしています。
とはいっても私は掃除が大嫌いで、小学生の頃は、掃除の時間はいかに先生からバレずにさぼれるかのゲームだという認識でいました。
どうしても先生に見つかるので、裏の裏をかいて、職員室のトイレに隠れていたことがありました。
そうしたら、バレたことはもちろん、「ドアを開けろ~」の大声にビビり、そ~と開けるなり、愛のビンタをいただきました(笑)
そんな過去がある私ですが、今では喜んで毎朝「階段磨き」をしています。
たった5分ですが、毎朝1段ずつを綺麗にしています。
やることになったきっかけは・・・・話すと長くなるので割愛します(笑)
毎朝、感謝の気持ちを持ち、謙虚な姿勢を忘れずに、自分の存在価値を実感するためにやっています。
これがいいんです(笑) やめられないんです(笑) 本当なんです(笑)
そして「気づき力トレーニング」になるんです!
- 「誰だ~汚い靴で階段上がったのは? でもなんで内履きなのに汚れているの? たぶん彼でしょ(笑)」
- 「あ~誰かコーヒーこぼした! そりゃ拭かないか~ でも今の俺なら拭く! 俺も変わったな~(笑)」
- 「拭いてないところを見ると汚れてんな~ 拭いてるところのおかげで目立っちゃったな~(笑)」
現段階でとりあえず2年以上継続しています。
毎朝3分の「自己啓発 階段磨き」は、こんな感じです。
継続は力なり
「継続は力なり」とは、よく言ったものです。
継続すれば力になる。そして、継続するには力がいる。どちらの意味も納得がいきます。
そして、継続しないと分からないことや、感じられないことがある。だから、やってみる素直さが大切!!
そして、継続した人にしかその気持ちは理解できない。
だから、継続をしているだけで、その人は成長しているし、自分を信じられる要素が増えていく。
あ~「自己啓発 階段磨き」は、やっぱりいい!と自分に言い聞かせ、明日もまた1人でニヤけながら磨きます(笑)
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