人間は感情の動物です。
つまり、些細なことで簡単にテンションが上がったり下がったりします。
具体的にいうと、誰かにちょっと褒められるだけでテンションが上がったり、少し理不尽なことを言われるだけで、テンションが下がったりということです。
そんな中で、感情コントロールができるようになることが人間的な成長なのですが、そのためにはやはり経験値を高めることが必要です。
何かを体験するという経験ではなく、何かの出来事に直面した時に思考を伴う体験をすることが経験値であり、大切なのです。
詳しくはこちら「経験と経験値 〜成長するために大切なこと〜」をご覧ください。
ここでは、ビジネスにおける初対面において、共通点を見つける方法をご紹介します。
目次
- 共通点はたくさんある
- 共通点の見つけ方
共通点はたくさんある
ビジネスにおける初対面において、どのような共通点が考えられるでしょうか?
何事においても、事前に予測して取り組むことと、行き当たりばったりで臨むこととでは、経験値において大きな差があります。
だから、事前に共通点を考えるだけでも、結果も成長も変わってきます。
ビジネスにおける初対面において、共通点を見つけられれば見つけられるほど、人間関係の距離は近づいていきますし、良い関係を構築しやすくなります。
ここでは、簡単に見つけられる共通点をご紹介します。
例えば、出生地や出身地や母校です。
人間は少しのことで感情が揺れ動く動物です。
例えば、こんなことってありませんか?
あなた:「実は私は〇〇出身なのですが、もしかすると、あなたも〇〇中学出身ですか?」
相手:「実は・・・私も〇〇中学の出身なんです」
あなた:「え〜そうなんですか〜。ではもしかして〇〇先生を知っていますか?」
こんな風に話が弾んでいく経験をしたことがある人も多いかと思います。
出身が一緒でない場合の問いかけは、こちら「ビジネスにおける初対面で緊張する時の問いかけ」をご覧ください。
例えば、部活や趣味やスポーツです。
私の事例ですが、先日ちょっと気難しそうだなと感じる方と、ビジネスにおける初対面がありました。
しかしその方が、サッカーが好きだということを知ってから、サッカーの話で盛り上がっていきました。
どの選手が好きだとか、どのチームを応援しているとか、選手時代はどのポジションだったなど、数分前の雰囲気が嘘のように、話が弾んでいきました。
その上で、ビジネスの話に戻すと、それはそれはトントン拍子で会話のキャッチボールが進んでいきました。
例えば、考え方や思考です。
これも私の事例になりますが、ビジネスの延長で先日20歳の女性を紹介していただきました。
私とは20歳以上も違うので、どんな共通点があるかと思っていましたが、世代を超えて共通点があったのです。
そのキーワードとは、ズバリ「日本」でした。
私は「こんな年齢でよくもまぁ〜思慮深さを持ち、気遣いと共に芯の強さを持っているな〜」って、感心しまくりでした。見た目も可愛いし!
私の20歳の時なんて・・・(笑)
時代の流れと共に変わっていくことと、どんなに時が経っても変わらずに大切にしていきたいという日本の良さなどで、話は盛り上がっていきました。
まさかこんな「日本」というキーワードで、会話のキャッチボールが進むとは思っていませんでしたが、人の共通点とはどこにあるか分からないものです。
共通点の見つけ方
ビジネスにおける初対面で、お互いの共通点を見つけることは、その後の話や商談を円滑に進めていく上で大切なのですが、どうやって共通点を見つければ良いのでしょうか?
何事も「具体策」が見えることで、行動に繋がることがあります。
その具体策として大切なキーワードは「問いかけ」です。
そしてその問いかけ方には、工夫と技術が必要です。
例えば唐突に「あなたは、高校の時に何部だったんですか?」と聞かれたら、あなたはどう思いますか?
きっとビックリする人もいるでしょうし、なんでそんなことを答えなくちゃいけないのと思う人もいるかもしれません。
ではどんな「問いかけ」だったらいいのでしょうか?
例えば・・・
「ずいぶん鍛えているような身体ですけど、何かスポーツをやっていたんですか?」と聞かれたら、あなたはどう思いますか?
この問いかけは「はい」もしくは「いいえ」で答えられるような質問なので、答えやすいかと思います。
そして、もし返事が「はい」だったとして、その後に「あなたは、高校の時に何部だったんですか?」と聞かれたら、大きな違和感はないかと思います。
なぜ大きな違和感がないかというと「問いかけ」に流れがあるからです。
ビジネスにおける初対面で、お互いの共通点を見つける方法において「問いかけ」が大切なのですが、まずはその重要性を理解することが大切です。
その上で、どうやったらスキルアップができるかを考え行動するだけで、人間関係の構築においては、大きな差が生まれていきます。
問いかけ方には、技術が大切ですが、基本的な技術に興味のある方は、まずこちら「クローズドクエスチョンとオープンクエスチョン 〜会話が続かない人へ〜」をご覧ください。
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