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新人育成, 人事の仕組み化

経験と経験値 ~成長するために大切なこと~

ありがたいことに、大学生の前でお話をさせていただくことが、たまにあります。

先日は大学1年生の講座に、スポットで参加させていただきました。

そこで「経験と経験値」について話をさせていただきました!

すると複数の学生から「心に刺さりました」や「すごく腹落ちしました」などとコメントをいただいたので、ここでシェアします。

目次         

  • 人間イロイロ
  • 経験と経験値
  • 経験値を高めるために

人間イロイロ     

今回のご縁で、私が講座に参加するのは3回で、それぞれ次のような目的がありました。

①学生に考えてもらう課題を提示する

今回の講座では、自分たちで考えてチーム毎にアイディアを形にして、最終的にそれをプレゼンするという大枠の流れがありました。

そこで、その考えてもらうテーマをこちらから提示し、それを説明するのが1回目の講座参加でした。

②初回プレゼンの講評

考えてもらう課題を提示してから、2週間後に学生たちには初回プレゼンを披露するというミッションが課せられました。

私の2回目の講座参加では、そのミッションである初回プレゼンを講評するという役割をいただきました。

大学1年生といえば1年前は高校生ですから、プレゼンなんて上手にできなくても仕方がありません。

だからこそ私には目の前の講評だけでなく、今後に向けての課題とヒントを伝える役割がありました。

例えば・・・

  • ものの考え方
  • ものの捉え方
  • 仮説の立て方
  • 顧客の立場に立った考え方
  • プレゼンの仕方 などなど

プレゼンについてはこちら「プレゼンテーションのコツ」も、ぜひご覧ください。

③最終プレゼンの講評

初回プレゼンの講評から今度は3週間後に学生たちは最終プレゼンを披露するというミッションが課せられ、その日が私の3回目であり最後の講座参加となりました。

1グループ5〜6人のメンバーで全18チームが最終プレゼンを行いましたが、それはそれはイロイロでした。

何がイロイロかというと、初回と最終プレゼンのギャップがチームによってイロイロでした。

簡単にいうと「頑張ったチーム」と「頑張っていないチーム」がはっきりと分かれたのです。

経験と経験値     

そんな経緯があって最後に次のようなお話をさせていただきました。

まず・・・

大学1年生なんてまだ人生の5分の1しか生きていないから、皆さんの可能性はいっぱいです。

だけどその1人1人が持っている可能性を、成長に繋げられるかどうかは人それぞれです。

大切なことは色々ありますが、今日は1つだけお伝えします。

それは経験と経験値です。

人はどんな経験をしたかで成長の度合いが変わってくるという人がいますが、それは少し違うと私は思っています。

例えば今回皆さんは同じ3週間の準備期間を経て、同じルールのもとに最終プレゼンをしました。

講評させていただく立場としては、今日の最終プレゼンで各チームがどのように3週間を過ごしてきたかが分かります。

それが点数に反映されているわけですが、大切なのは点数ではなくてその3週間の過ごし方なのです。

同じ講座に参加していても、その3週間の過ごし方で経験値が変わってくるのです。

今回上位に入ったチームはプレゼンが良かったという点数の結果ですが、それは言い方を変えると、この3週間で成長したチームとも言えるのです。

このように小さな経験値の積み重ねで、人の成長スピードが変わっていくのです。

では成長することで、どんな嬉しいことが待っているのでしょうか?

それは「新たな出会い」です。

自分が成長することで、新たな出会いがどんどん増えていくのです。

そのためにどんな経験をするかだけではなく、どうやって経験値を高めていくかが大切になってくるのです。

経験値を高めるために 

ではどうやって経験値を高めることができるのでしょうか?

それは人から教えてもらうことではなく、自分で見つけることが大切です。

だから行動したり挑戦したりすることが大切であり、そこが人生の楽しい部分なのです。

しかしせっかくこうやって皆さまとのご縁をいただいたので、1つだけ私が気をつけていることをシェアします。

それは「どうせ何かをやるのであれば、目的を持って臨むこと」です。

私は大学生の時にしっかりと勉強していたわけではないので、説得力はありませんが(笑)

大学の講座でも、社会人になってからの仕事でも、全てがやりたいこととは限りません。

あまり気が進まなかったり、やりたくないこともありますが、社会では「やらなければいけないこと」がたくさんあるのです。

そんな時に嫌々やるのではなく、何か1つでも目的を持って臨むと経験値が変わるのです。

「やる」という経験が同じであるならば「どうやってやる」かで経験値が変わります。

そんな時に・・・

「どうせ何かをやるのであれば、目的を持って臨むこと」

例えば今この話を聞いている学生の中で、もし1人でも目的を持って聞いている人がいたら、きっとその人は他の人よりも経験値を高められるでしょう。

そのくらい「目的を持って臨むこと」というのは、頭では分かっていても、実践することは簡単ではないのです。

だから意識することも、実践することも大切だし、それを習慣化することが大切なのです。

・・・・・・・・・・・

きっと私はこんな話をしたんだと記憶しています(笑)

これからの可能性がいっぱいの大学1年生と、素敵なご縁をいただき感謝です。

やっぱりご縁は人生の宝です。