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人事サポート, 人事の仕組み化

人事部の仕事に向いている人と向いていない人

会社組織において、人事の役割は大きいものです。

一方で、収益に直接結びつかない(見えにくい)役割である人事は、ついつい後回しに考えられてしまうことも珍しくありません。

特に中小企業などでは、人事に関する関心が少ない会社が多いものです。

だから、そこの会社の人事担当者に大きく依存してしまうのです。

これはもう任命責任を問われる話です。

だからこそ知っておきたいことが・・・

それは人事部の仕事に向いている人と向いていない人の特徴です!!

目次         

  • はじめに
  • 人事部に向いている人
  • 人事部に向いていない人
  • おさらい

はじめに       

会社組織において、人事の役割は大きいものです。

規模が30人未満であれば、経営者が人事担当も兼務することも多くあると思います。

しかし規模が30人を超えると、経営者以外にも人事担当者が必要になってくるでしょう。

そんな時には、人事部の仕事に向いている人を任命しなければいけません。

これが経営者の任命責任です。

だから人事部の仕事に向いている人の特徴を理解しておかなければいけません。

人事部に向いている人 

それでは、人事部の仕事には、どのような人が向いているのでしょうか?

一言では言い表せないのが正直なところです。

また、人事といっても、採用そして労務管理、人事評価そして職場環境整備など多岐に渡る業務になります。

その中で、人事担当者として次のような条件を満たしている人が、人事部の仕事に向いている人といえるでしょう。

1知識

どの業務にも当たり当てはまりますが、人事も同様で必要な知識を持っていることは最低条件です。

当たり前ですが、強い想いだけでは人事担当者は務まりません。

人事には採用のような「攻め」の仕事もあれば、労務管理のような「守り」の仕事も両方あるのです。

2人間性

大切な社員を守る存在として、誠実であることが求められます。

そして貴重な情報を管理する立場として、機密を守るということも重要です。

人間として信頼が置ける人でないと、人事部の仕事は任せられません。

3コミュニケーション能力

マニュアル通りに業務を進めるだけでなく、相手の立場に立ち、相手の気持ちを引き出し、人身掌握をする能力が求められます。

人事部の仕事では、役職も年齢も社歴も含めて、様々な人とバランスよくコミュニケーションをとることが求められます。

人とコミュニケーションを取る際の、距離感やバランス感覚も求められます。

4俯瞰力

目の前の現象に心をこめて目を向けつつも、全体の視野も必要です。

1人の意見に真剣に耳を傾けつつも、過剰に左右されないというイメージです。

そして全社の人件費を把握した上で、生産性を高める取り組みもとても重要です。

5環境整備力

「人を育てる」といいますが、極論育つかどうかはその人次第です。

だから人事担当にできることは「人を育てる」のではなく「人が育ちやすい環境を整える」ことです。

その責任を人事担当者は担っており、その視野を持っていることが、人事担当者の必須条件になります。

このように、「人事担当者に向いている人」の5つの条件を書いてみましたが、実際に適性を判断するには、五感による情報もとても重要で、言葉だけでは定義できないのが正直なところです。

人事部に向いていない人

しかし人事部の仕事に向いていない人を、言葉で定義することは簡単です。

ここでは2つご紹介します。

1相手の立場に立てない人

このようにいうと定義が曖昧なので、もう少し掘り下げてみます。

相手の立場に立てない人とは、人目を過剰に気にする人です。

人目を過剰に気にする人とは、自分をとにかくよく見られたいと思う人です。

自分をとにかくよく見られたいと思う人は、承認欲求が強い人です。

つまり承認欲求が強い人は、人事部の仕事には向いていません。

2小さな約束を守れない人

時を守り、場を清め、礼を正す」これは、教育学者である森信三先生の言葉です。

ここでいう「時を守る」と言う言葉は、約束を守るという意味だけではなく、「相手を尊重する」という意味があります。

例えば・・・、天皇陛下にお誘いされて、約束の時間を守らない人は誰1人といないでしょう。現実的ではない例えですが(笑)

しかし、なぜ人によって、相手によって、約束の時間を守れないことが起きるのでしょうか?

それは尊敬の念による違いです。

誰に対しても公平な姿勢で人に接すことができる人が人事担当者に向いています。

つまり小さな約束を守れない人は、人事部の仕事には向いていません。

おさらい       

これはあくまで人事の仕事を通して感じた私の主観による、「人事担当者に向いている人」そして「向いていない人」です。

目安として会社の規模が30人を超えると、経営者以外に人事担当者が必要になってきます。

最初は専任ではなく兼任かもしれませんが、経営者には誰に人事を任せるかという任命責任が発生します。

そんな時に、今回の内容を参考にしていただければ幸いです。

ちなみに私はこんなことを自分自身で戒めながら、人事の仕事もしています。