マネージメント力がある人の共通点は、次の3つです。
①俯瞰する力がある
②ゴールの意識がある
③思考力と行動力がある
そして何よりも大切な「人を動かす力」がありますが、ここでは割愛します。
そしてこの3つの力はゴルフにも共通する部分であり、それはスコアにも影響します。
それを、私は実感しています。
そして、その思考を持ってゴルフをすることで、仕事にも活用できます。
単純に楽しいということも大切ですが、それだけではなくさらに楽しいことが他の何かにも通じるとか、楽しいことが別の力にも役にたつと思えると、楽しさが倍増するのではないでしょうか?
ここでは、ゴルフとビジネスとマネージメントの共通点をご紹介します。
目次
- 俯瞰すると見方が変わる
- 見方が変わると考え方が!
- 考え方が変わると目的が!
俯瞰すると見方が変わる
ゴルフにおいて、ティーショットという場面があります。
これは各ホールの第1打目のことを言いますが、その時にあなたはどんなことを考えて打つでしょうか?
例えば初心者の人であれば「しっかり当てよう」とか「ダフらないようにしよう」などと考えるのではないでしょうか?
しかし良いスコアで回る人は、違うことを考えます。
まず決定的な違いは、1打目だけを考えて打つのか、2打目以降のことも考えて打つのかということです。
さらに3打目以降のことも考え、その日のピンポジションも意識して1打目を打つ人もいます。
ゴルフにおいてボールを打つ技術も大切ですが、このようにティーショットを打つ時に、そのホール全体を俯瞰できているかどうかという力もスコアに影響するのです。
見方が変わると考え方が!
俯瞰する力が身に付くと、逆算思考が生まれてきます。
これをビジネスにおいて、バックキャスト思考などと言いますが、ゴルフにおいても大切な技術なのです。
ビジネスにおいてこの思考を持つ人は、言われたことをやるという受け身の人ではなく、どうやったら目標を達成できるかと自ら考えられる人です。
だからビジネスにおいて仕事のできる人は、基本的にゴルフが上手になる素質を持っているのです。
それでは、次のようなホールで具体的に考えてみましょう。
まず俯瞰する力がないと、このようにホールの全体像をイメージすることができません。
また、その重要性を感じていないと、全体像を見るチャンスがあっても、視界に入っただけで通り過ぎてしまいます。
一方でこの全体像を頭にイメージできると、逆算思考にスイッチが入ります。
では、順番にご紹介します。
まず初級者レベルとして、3オン2パットのボギーを狙うとしたら、どこから3打目を打つと、グリーンに乗せやすいでしょうか?
どこに外せば、ピンに寄せやすいのでしょうか?
それは、左バンカーを避けた、右手前のポジションです。
つまり、最も良くない場所は、左側のバンカーです。
では次に、残り150ヤードから右手前のポジションを狙う時にはどこから2打目を打てるとリスクが少ないでしょうか?
やはり、右バンカーを避けて打ちたいですよね。
そうであれば、ティーショットは左ラフでも良しとします。
そしてこのホールでは、左サイドが土手で右に落ちてきますので、狙いはフェアウェイではなく左の土手に向かって打つことです。
では次に中級者レベルとして、2オン2パットのパーを狙うとしたら、グリーンの右サイドに乗せることを考えます。
ここでも3打目を打つ場所として最も良くない場所は、左側のバンカーです。
では次に、残り150ヤードからグリーンの右サイドを狙う時にはどこから2打目を打てるとリスクが少ないでしょうか?
本来であれば、右サイドから2打目を打ちたいですが、右サイドにはバンカーがあります。
そこで右サイドのバンカーよりは左サイドのラフでも良しとする前提で、できればフェアウェイを狙いたいので、初心者レベルよりも発射ラインがもう少し右側のフェアウェイ左サイドに向かって打つことが大切です。
さらに上級者レベルになれば、フェアウェイ左サイドからフェード(スライス)ボールで狙うようになります。
結果的にフェアウェイの右サイドから2打目を打てれば、グリーンの右サイドを狙う時にバンカー越えにならずに、最もリスクが少ないショットを打つことができます。
このように、見方が変わると、考え方が変わるのです。
考え方が変わると目的が!
改めてあなただったら、ティーショットはどんなことを考えて、どのような狙いで打ちますか?
もう一度ホールをご覧ください。
もし今あなたが頭を悩ませているとしたら、それは逆算思考が働いている証拠でしょう。
ゴルフにおいて1打目は、ただナイスショットを狙うだけではないのです。
ビジネスにおいても「ただ言われたことをすればいい」わけではないのです。
もしあなたが今までティーショットは「ナイスショットをしよう」とか「ボールにしっかり当てよう」とか「タイミングよく打とう」というようなことだけを考えていたとしたら、これからはティーショットを打つ目的が変わってくるでしょう。
このように俯瞰する力と逆算思考を持つことで、雲泥の差が生まれていきます。
その雲泥の差が、何に反映されるかというと、それはゴルフのスコアですが、それ以外にビジネススキルにおいても好影響が期待できるです。
ここに、ゴルフとビジネスとマネージメントの共通点があるのです。
このように、考え方が変わると目的が変わるのです。
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