あなたには、自分の気持ちを何のためらいもなく、ストレートに伝えられる人は周りにいますか?
例えば、家族、友人、人によっては先輩や先生、あるいはメンターといわれる存在がいるかもしれません。
こういう人がいるといないとでは、人生が変わるといっても間違いではないでしょう。
人と接することなく、1人が良いという人はいても、1人で生きていけるという人はいません。
誰かと生きるから、すれ違うこともあるし、揉めたりもします。
1人で生きていれば、そんなことは感じないかもしれませんが、誰かと生きるから、温もりも感じられるし、喜びも分かち合うことができます。
だからこそ、何のためらいもなく自己表現できる相手がいるということは、人生において素晴らしいことなのです。
目次
- 自己表現という欲求
- プラス要因がない理由
自己表現という欲求
なぜ人は、自分の気持ちを表現できると嬉しいのでしょうか?
相手に自分の気持ちを伝えることで、心が軽くなったり、伝える行為がきっかけとなって人間関係が深まったりすることもあるでしょう。
そしてここでも、マズローの5段階欲求というものが関係してきます。
第1段階:生理的欲求
第2段階:安全欲求
第3段階:社会的欲求
第4段階:承認欲求(尊重欲求)
第5段階:自己実現欲求
詳しくは、こちら「マズローの5段階欲求を踏まえた伝える力」をご覧ください。
ここに出てくる、承認欲求というのが重要になります。
分かりやすい事例を紹介すると、小さい子どもを思い浮かべてみてください。
そんな子どもたちは「ママ〜これが私はやりたいの。そんな気持ちをわかってよ」と言ってみたり「パパ〜僕はこんなに頑張ったんだよ。たくさん褒めてよ」と話しかけてくる時があると思いますが、これが分かりやすい承認欲求です。
しかし、これは子どもに限ったことではありません。
当然大人になるにつれて理性というものが働いてきますが、根底には大人でもこの承認欲求があるのです。
その欲求に基づくと、自分の気持ちを誰かに認めてほしいと思うことは、とてもとても当たり前の感情なのです。
だからこそ、人生において自己表現ができる相手がいるということは、とても幸せなことなのです。
プラス要因がない理由
組織で働く上で、報連相といわれるような行為は、いわゆる義務になりますので、やらなければいけないことです。
報連相のような義務を理解しておきながら怠る場合には、何かしらのマイナス要因があります。
詳しくは、こちら「上司と部下の間で大切な相談しやすい環境づくり」をご覧ください。
一方で、自己表現をするということは、義務ではありませんが、それがしにくい場合には、マイナス要因があるというよりは、プラス要因がないという捉え方が正しいかもしれません。
つまり、〇〇したくないということではなく、〇〇したいとまでは思わないという捉え方になります。
では、この〇〇したいとまでは思わないとは、どんな状況でしょうか?
ここでは、上司と部下の例をもとに、2つのパターンをご紹介します。
①シェアしたいとまでは思わない
つまり情報をシェアしたいと思うほど、感情が動かないということです。
もし部下が情報をシェアして、上司が耳を傾けて聞いてくれるような状況があれば、情報をオープンにして話すかもしれません。
なぜならば、話を聞いてくれる人がいるだけで、人は気持ちが満たされる場合もあるからです。
②伝えたいとは思わない
相手が話を聞いてくれるだけでなく、きっと共感して話が弾むのであれば、間違いなく伝えたいと思う人がいるでしょう。
ではそのように思ってくれるためには、どうしたら良いのでしょうか?
部下が「きっとこの上司は共感してくれる」と思う時には、上司の反応が事前に読めないとそのようには捉えられないでしょう。
例えば、昨日の面白かった野球の話をしたいと思っても、上司が野球好きなのかどうか分からないと、それを伝えることにためらいを感じてしまうでしょう。
しかし、上司が野球好きだと知っていれば、部下にしてみても、自分の気持ちも理解してくれるし、何よりも話が弾むし、楽しい時間が目に見えているし、ぜひ伝えたいとなるのではないでしょうか?
そうするためには、まず上司が部下に対して、自己表現をしていく必要があります。
このことを、私は経営コンサルタント時代の先輩から「自らパンツを脱ぐ」という言葉で教えていただきました。
あくまで例えですから、本当に脱いだら大変なので、勘違いしないでくださいね(笑)
自己表現をする時には、心のハードルが下がっている必要があります。
ハードルの下げ方には色々な方法がありますが、上司が自ら好きなことや興味のあることを話すと、部下も「では、私も話していいのかな?」と考えやすくなります。
だから「自らパンツを脱ぐ」という行為は重要なのです。
しかし、自分から好きなことや興味のあることを話すからといって、部下が「つまらない」とか「だからなんだって言うの?」というような反応になってしまったら、もともこもありません。
だから、上司はコミュニケーションの基本である「相手の立場に立って」考え行動する上で、コミュニケーション能力を高めていく必要があるのです。
コミュニケーション能力の基本については、こちらをご覧ください。

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