次の言葉は、還暦を迎えたSさんが言った言葉です。
「恥ずかしがると人生の3割は損する」
何か妙に説得力がある言葉でした。
でもそんな簡単に積極的な姿勢が身につくものでもありません。
そんな時に、積極的な人を見て羨ましく思ったりもします(笑)
そんな時は・・・。
「半歩の積極性」を意識しましょう!!
目次
- はじめに
- 2つ年下の先輩の話
- 半歩の積極性
- 自分にできること
- さいごに
はじめに
「恥ずかしがると人生の3割は損する」
私は40代ですが、この言葉にとても共感しました。
3割という数字が妥当かといわれると分かりませんが、人生の先輩が3割というのであれば、そのくらいの影響力があるのかもしれません。
恥ずかしいという気持ちをこらえて、もしくはそのような気持ちを持たずに、行動を起こせる人とそうでない人とでは、間違いなく人生は変わります。
それはなぜか・・・、
人生で遭遇する出来事が変わってくるからです。
それにしても、行動力のある人って羨ましいですよね。
2つ年下の先輩の話
私が過去にルートセールスをしていた時に、2つ年下で先輩の菊池さんという人がいました。今は連絡も取っていないし、連絡先も分からないのですが、再会してみたい1人です。
彼はまさに「THE 行動力のある人」でした。
とにかくアグレッシブでポジティブで正義感の強い人でした。入社した頃に同行営業をさせていただきましたが、彼は営業先で全ての人に、最高の笑顔で元気な挨拶をしていました。
「この人ちょっと暑苦しい〜」「この人なんて図々しい人なの〜!?」「この人ちょっと圧が強すぎる」なんて思った人もいるかもしれません。
しかし、目を合わせるとこれでもかという笑顔で挨拶をするもので、相手もついつい「もらい笑顔」になってしまうのです。
行動力のある人のもとには、行動しない人には決して訪れない、たくさんの出来事に遭遇することが出来ます。
その出来事を「オール善」と捉えられれば、人生はどんどん好転していくでしょう。
こういう人っていますよね。でもなかなか真似できないですよね〜。
私もこの菊池さんに会った時に、正直敵わないなと思いました。
彼のようにはできないと心から思いました。
半歩の積極性
しかしできないで終わって良いのでしょうか?
でもそんな時はどうしたらいいのでしょうか?
そんな時に大切なのが「半歩の積極性」なのです。
では「半歩の積極性」とはなんでしょうか?
例えば・・・、セミナーに参加して隣に誰か座っているとしたら・・・。
- 何もしない。(話しかけられれば答える)
- 挨拶をする。(こんにちはなど)
- 名刺交換をする。(会社紹介などもついでに・・・)
例えば・・・、名刺交換をした人に対して・・・。
- 何もしない。(問い合わせがあれば対応する)
- お礼のメールをする。(内容はシンプルでもOK)
- 提案をする。(会社紹介や商品紹介などもついでに・・・)
例えば・・・、髪を切った人に対して・・・。
- 気がつかない。(髪を切ったことさえ気づかない)
- 気づきを伝える。(髪切りましたね〜と話しかける)
- 髪型を褒める(そのヘアスタイル似合ってますね〜などなど)
例えば・・・、面白い本を紹介してもらった時に・・・。
- 何もしない。(本のタイトルが記憶にあるくらい)
- ネットで調べてみる。(まずは情報をキャッチ)
- 購入してみる。(まずは読んでみる)
例えば・・・、気になっている人と2人きりになった時に・・・。
- 何もしない。(黙ってしまう)
- 話しかける。(話題はともかく・・・)
- デートに誘う。(連絡先を聞いてみる)
ここに例を挙げた「C」の選択肢は、おそらく菊池さんのような人が選択する行動パターンです。
でも・・・、なかなか出来ないという人も多いと思います。「そんなこと言わずにさ〜、まずは一歩を踏み出してごらんよ〜」と誰かに背中を押してもらったとしても、なかなか簡単ではないのです・・・。
自分にできること
しかし、冒頭でも書いたように、人生の先輩であるSさんは還暦を迎えた際に、こう言っていました。
「恥ずかしがると人生の3割は損する」
だったらどうしたら良いのか・・・。
仮に菊地さんのように「C」を選択できなくても、「B」はどうでしょうか?「B」に書かれている選択肢は、次のようなものです。
- 挨拶をする。(こんにちはなど)
- お礼のメールをする。(内容はシンプルでもOK)
- 気づきを伝える。(髪切りましたね〜と話しかける)
- ネットで調べてみる。(まずは情報をキャッチ)
- 話しかける。(話題はともかく・・・)
決して難しくありません。これが「半歩の積極性」です。
大きな決断は、人生の分岐点になります。
そして、大きな決断をする際には、大きなエネルギーを必要とします。だから悩み、苦しみ、不安になることもあります。
その点「半歩の積極性」は、そこまでのエネルギーを必要としません。
さいごに
「半歩の積極性」を繰り返し行うことで、習慣化出来るというメリットがあります。
長期的な視野で考えると、大きな決断よりも日常の小さな決断である「半歩の積極性」の方が、人生に与えるインパクトは大きいかもしれません。
「半歩」でいいので動いてみることです。仮に「一歩」が出なくても、2回「半歩」の選択をすれば「一歩」と同じ成果が生まれます。
その「半歩」を積極的に選択できる習慣が身につけば、いつの間にか「一歩」の決断が出来るようになります。
これは間違いありませんし、私自身も実感しています。そしてその「半歩の積極性」の習慣を身につけることが出来ると、幸せな明るい人生がやってきます。
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