先日、入社まる1年の社員と一緒にラジオの生放送番組に出演しました。
21歳の彼女にとって「人生初のラジオ」、そして「人生初の生放送」でした。
その出演を前に彼女が発した言葉とは、「めっちゃ緊張します〜!!」
そりゃ〜そうですよ〜。
こんな時にあったらいいのが・・・。
緊張しない方法!!まさに魔法があれば・・・
今までの私の経験では、そんな魔法はありません(笑)
しかし緊張する場面でも違った捉え方をするだけで、結果や心構えが変わってきます!!
目次
- はじめに
- 緊張の原因は?
- 緊張は真剣な証拠
- 緊張はするもの
- さいごに
はじめに
人生初のラジオ生放送に臨んだ彼女も緊張していたとはいえ、どんな質問をされるかを想定した準備をして、若さと笑顔でしっかりと大役を果たしてくれました。
しかし、彼女はそんな記念すべき日の告知を誰にもしていませんでした。
ご両親も含めて誰1人伝えなかったそうです。
ちなみにその日の晩、お母さんに事後報告をしたら「なんで教えてくれなかったのよ〜」と怒られたそうです(笑)
彼女はいつでも笑顔の明るい社員です。もちろん会社では事前に告知をして、みんなで聞いていましたが、少し残念な気もしました。
でも「もったいないなぁ~」と思う一方で、「恥ずかしいなぁ~」と思う彼女の気持ちも分からなくもありません。
そして人間誰でもこのような経験はあるのではないでしょうか?
もちろん私もあります。
彼女は当日の朝からものすごく緊張していて、仕事も手につかず、ラジオ出演のある午後のことを考えると、午前中は心ここにあらずという状況だったそうです。
ちなみに出演後は、「この手見てくださ〜い。手汗がすご過ぎます。でも無事に終わって良かったです!!」と安堵の表情で話していました。
緊張の原因は?
その時ふと思ったことが・・・、
人はなぜ緊張するのでしょうか?
また、そんな時はどうしたらいいのでしょうか?
緊張しないという人もたまにいますが、ほとんどの人は緊張して心拍数もぐんぐん上がってしまいますよね。
もちろん私もその1人です。
- 「うまくいかなかったらどうしよう?」
- 「変なことを言ってしまったらどうしよう?」
- 「分からないことを聞かれたらどうしよう?」
このような状況で緊張しないようにするために、どうしたら良いかを考えることも必要でしょうが、なかなか難しいですよね。
緊張は真剣な証拠
緊張している自分を誇らしく捉えるのはどうでしょうか?
どうでもいいと思っていたら、緊張しません。
- 「失敗しないように」
- 「恥ずかしくないように」
- 「良い印象を持ってもらえるように」
- 「良い結果を得られるように」
- 「優勝できるように」
- 「迷惑をかけないように」
- 「期待に応えられるように」
などと、真剣に考えているから緊張するのでしょう。
理由は色々あっても緊張するということは、自分が真剣にそして真面目に取り組んでいる証拠です。
緊張した時に、誇らしい自分に感謝できるといいですね。
- 「私ってなんだかんだ真剣に考えてるじゃん」
- 「俺って結構いいやつじゃん」
など、自分自身に問いかけられたらいいですね。
だから緊張している自分を感じたら、しめしめと心で笑ってください(笑)
緊張はするもの
そうはいっても、やっぱり良い結果に繋げたいですよね。
そのためには、どうやって緊張しないようにしたらいいのか・・・。
例えば・・・。
- 人という字を3つ書いて飲み込もう
- 大きく深呼吸を5回しよう
- 薬指をさすって刺激を与えてみよう
- お守りを握りしめよう
- 大丈夫・大丈夫と何度も念じてみよう
などなど、色々な方法がありますね。
しかし、以前ある方から教えてもらったことがあります。それは・・・。
緊張した状況で、いかにできるかが技術だ!!
これは私の中では常に私自身を鼓舞し、サポートしてくれる大切な言葉です。
例えば・・・。
- 「緊張した状況でも、しっかりと話せるアナウンサーの技術」
- 「緊張した状況でも、しっかりとストライクを投げられる投手の技術」
- 「緊張した状況でも、しっかりとロジカルに考えられる商談の技術」
- 「緊張した状況でも、しっかりと対応できるクレーム応対の技術」
- 「緊張した状況でも、しっかりと思い出せる記憶の技術」
- 「緊張した状況でも、ダフらずに打てる右肩の技術」
などなど。
元プロ野球選手のイチローさんも言っています。
「小さいことを多く積み重ねることが、とんでもないところへ行くただひとつの道なんだと思っています」
緊張の対処も一緒ですね!!
さいごに
緊張するということは、素晴らしいことです。
だから緊張している自分を誇らしく讃えましょう。
しかし、もしその時に「もっとこうしておけば良かった」と準備段階に悔いがあるのなら、それは準備不足です。次回はもっと準備をしましょう。
そして、もしその時に「これ以上ない準備ができた。やれることはやってきた」という自負があるならば、緊張した状況でも、力を発揮する技術が磨かれたことでしょう。
そして、仮にこれで望む結果が得られなかったとしても、自分の実力不足です。仕方がないのです。
緊張しないようにする努力よりも、緊張した状況でも、力を発揮できるような最大限の準備をしましょう。
緊張はその人なりに誰でもするのです!!
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