会議がそろそろ終わるという時に、多くのファシリテーターは、ほっとするかもしれません。
しかし、ほっとするのはまだ早いのです。
なぜならば、どんなエンディングを迎えるかということがとても重要だからです。
「終わり良ければ全て善し」という言葉がありますが、言い方を変えれば「終わり悪ければ全て台なし」とも言えるのです。
つまり、それだけファシリテーターの役割としてエンディングが大切だということです。
目次
- ファシリテーターの役割
- 確認の重要性
- 未来に繋げる
★ファシリテーターの役割
それでは、大切な会議のエンディングにおいて、ファシリテーターの役割としては、どんなことをしていけば良いのでしょうか?
ここで、まずはファシリテーターの役割をおさらいしておきます。
ファシリテーター(Facilitator)とは、英語の「facilitate(促進する、容易にする)」が語源で、一言で言えば「会議や話し合いの場で、参加者の意見を引き出し、議論をスムーズに整理して納得のいく結論(合意形成)へ導く進行・サポート役」のことです。
自分自身の主張を通すのではなく、あくまで中立的な立場(黒子)で場を活性化させるのが最大の特徴です。
では、どんなファシリテーターに、より価値があるでしょうか?
ファシリテーターは、マネジメントを任された時間を未来に繋げていくという役割を全うすることで、価値が増していくのです。
働くとは「自分の時間を誰かの喜びに変えていくこと」という言葉がありますが、ファシリテーターもその「会議という任せられた時間を未来の喜びに繋げていくこと」で、価値が変わっていくのです。
★確認の重要性
それでは、会議を価値のあるものにしていくために、ファシリテーターが会議の終わりに果たすべき役割をご紹介します。
まずは、確認と共有です。
確認をすることは大切ですが、それを参加しているメンバーと共有することがさらに重要になります。
その共有方法として議事録というものもありますが、会議中に共有することが大切なのです。
では、どんなことを確認し、共有すれば良いのでしょうか?
①会議で最初に共有した目的の再確認
ここまで費やしてきた会議の時間は、もともと何のために存在していたのかという確認です。
②結果の再確認と共有
目的に沿って費やした時間が、結果的に何を残したかという確認と共有です。
話し合って決まったこと、反対に決まっていないことを確認することが大切です。
ちなみにその確認をせずに、会議に参加した人に、それぞれ紙を渡して「ここに今日の会議で決まったことを書いてください」というと、おそらく全員が一致することはないでしょう。
それだけ、人間同士で何かを共有するということは難しいことなのです。
分かったつもりで終わるのではなく、全員一致で分かったという状態を作ることがエンディングにおいては大切です。
その共有ですが、言葉だけで実施するのはなかなかハードルが高いものです。
だから会議後に議事録などがあるわけですが、会議のエンディングに共有できる資料や、画面に投影するものがあると、より有益となります。
★未来に繋げる
それでは、会議のエンディングで確認を共有することが大切なのですが、その後はどうすれば良いのでしょうか?
ここがファシリテーターの腕の見せ所の1つになりますが、それを言葉にすると「宿題を明確にすること」ということになります。
では宿題とは、何を明確にすれば良いのでしょうか?
それは、宿題の内容ですが、具体的には次のようなことになります。
①何?(What)
宿題は何かということ
②誰?(Who)
誰が責任を持つのかということ
③いつまで?(When)
いつまでにやるかということ
それ以外にも、どうやってやるのかという具体的な方法を決める時もありますが、これは会議の終わり方によって臨機応変に対応できれば良いかと思います。
基本的には、先ほどの3つを明確にすることが、会議のエンディングになります。
この3つを明確にして会議を終え、そのフォローができると、会議で話し合っただけではなく、その後の行動に変化が生まれるようになるのです。
行動に変化が生まれるということは、未来が変わる可能性が芽生えるということです。
つまり「会議をしたおかげで、曖昧になっていたことが変わって良かったね」という未来を創造することができるのです。
この未来を創造することに、ファシリテーターとしての真の価値があるのです。
ファシリテーターについては、ぜひこちらもご覧ください。

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