あなたは、読書をしますか?
私は20代で経営コンサルタントの仕事をするようになるまでは、全く本を読んでいませんでした。
しかし、経営コンサルタントの世界に飛び込んでからは、圧倒的な知識不足を痛感し、本を読むようになりました。
だから、私が本を読むようになったきっかけは、楽しさや喜びではなく恐怖なのです(笑)
定期的に知識を入れておかないと、周りから置いていかれてしまうとか、「もう明日から来なくていいよ」と言われてしまったらヤバいというような思いが読書という行為を支えていました。
そうやって本を読むような習慣がついていった後で、何冊か影響を受けた本に出会いましたが、ここではその1冊をご紹介します。
その本は、平本相武さんが書かれた「成功するのに目標はいらない! 人生を劇的に変える自分軸の見つけ方」です。

成功するのに目標はいらない!: 人生を劇的に変える「自分軸」の見つけ方
最初にこの「成功するのに目標はいらない」というタイトルを見た時に、すごく興味を持ちました。
この本を最初に手に取った時の私の状況は、まさに目標にギッチギチに縛られている状況でした。(悪い意味ではないですよ!)
経営コンサルタントとして、クライアントの利益を追求する中で、目標の重要性を説き、目標を明確に設定し、目標管理の仕組みを導入する中で、PDCAサイクルをどうやって効率良く機能させるかということを考えていました。
そして、その目標達成の先には、それが待遇に影響するような評価制度を考え導入し、企業の利益に結びつけていくことを考えていました。
クライアント先だけでなく、社内においても支社長という役をいただき、支社の目標を明確にし、そこから逆算した行動目標を考え、各スタッフの役割を明確にすることで、目標達成に向けた日々を送っていました。
しかしクライアント先では、このような目標に関する発信をした時に、反応がそれぞれでした。
目標や目標管理に前向きな反応を示す人もいましたし、その反対の人もいました。
そんな時にどのように伝えたら良いかということを考えている時に、この本に出会いました。
タイトルに「目標なんていらない」と書いてありますが、この本では目標を掲げて頑張る人もいる一方で、目的を意識する方が成長していく人もいるのではないかという投げかけのメッセージが込められています。
そして実際に、日本人にとっては目標を前面に押し出すよりも、目的を意識して日々を積み重ねる方が成長していく可能性が高いというニュアンスも込められていました。
この本を読んだ時に、私は深く共感したことを覚えています。
そしてこの本の理解がより深まった私の出来事がありましたので、それをご紹介します。
私は43歳の時に、脳梗塞という病にかかってしまいました。
救急車で病院に運ばれる時に、死ぬことはないと思いましたが、ひょっとしたら一生何かの障害が残るかもしれないという覚悟を決めました。
おかげさまで、6年以上が経過しましたが、特に後遺症もなく入院前と同じような日々を送っています。
しかし、入院前と違うことは、「それまで普通だったと思っていたことが当たり前ではない」という理解があることです。
さらにその時に、その後の人生についても考える時間がありました。
その時に1つ思ったことが、人生では直接会うことのない人の方が圧倒的に多いということです。
そしてもしそうであるならば、直接会うことのない人にも貢献するために、何かをしたいなと思ったのです。
すると、そのためにはどんなことができるかを考え、ブログを始め、電子書籍を出版し、動画講座を作成するようになりました。
結果的にこのような目標が生まれましたが、私の感覚では勝手に目標ができてきたというイメージです。
つまり、目的を感じそこに腹落ちすることで、勝手に目標が生まれることもあるということです。
そして、目的に対する納得度が高いと、1つの目標に縛られることなく、幅広い視野で目的の実現を考えることができるようになります。
これが、目標に縛られることなく、目的を優先するメリットだと思っています。
だから「成功するのに目標はいらない」という考え方もあるのです。
そうは言っても、何かをやり切るために、明確な目標設定とそこに向かうまでのプロセスも大切だと思っています。
だから結局、成功するためには目的も目標も大切であり、セルフモチベートできることが、さらに重要なのだと今は理解しています。
あなたは、どんな風に感じますか?
