あなたは、アニメが好きですか?
そして「あかね噺」というアニメを知っていますか?
これはもともと少年ジャンプで連載されていた漫画ですが、今年の4月からアニメ化されて放送されているのです。
では、なぜそんなにアニメが好きでもない私が「あかね噺」を見ているかというと、それは主題歌が私の好きな桑田佳祐さんだからです。
実際は私のように、主題歌が桑田佳祐さんということで見ている人も多いのではないでしょうか。
そんなきっかけとはいえ、この「あかね噺」というアニメがなかなか面白いのです。
そんな中で、プレゼンにも通じるような話があったのでご紹介します。
このアニメは女子高生が本格的に落語を始め、その世界で頂点を目指していくというストーリーなのですが、主人公であり高校生のあかねが修行の一環で「ちょっとバイトをしてきなさい」と言われ、居酒屋さんで接客について学びます。
それまでは、誰に対しても明るく元気な応対をしていたのですが、そうではなく、相手の立場に立って振る舞うことが重要であることを学びます。
そしてそのバイト明けの仕事が、老人ホームでの落語でした。
そして、その落語に与えられた時間は15分だったのですが、冒頭の数分を聞き手とのやりとりに使ったのです。
冒頭に「あかねと申します。私はまだ17歳の高校生でして・・・」と自己紹介を始めると、聞き手のご老人から「あらやだ〜うちの孫と同い年だよ〜」というので、あかねがそのおばあちゃんに年齢を聞くと、そのおばあちゃんは「88になります」と答えると、すかさずあかねが「88!?お若いですね〜、どうみても87にしか見えませんよ〜」と笑いを誘います。
さらに「他にも高校生のお孫さんがいらっしゃるという方は?」と問いかけるなど、聞き手とのコミュニケーションを図るのです。
すると兄弟子が「なるほど〜探ってるな〜この会場の空気を・・・」と言うのですが、私もこの場面がとても印象に残りました。
これは落語の世界では「まくら」というそうです。
「まくら」とは、話に入る前の世間話や軽いトークのことをいい、落語家はこの間に客席を温めつつ、空気を探るそうです。
落語とプレゼンでは完全に一緒ではありませんが、人前で話すという意味では通じる部分があると思います。
このアニメ「あかね噺」のこのシーンから、プレゼンにも共通すると感じたことが3つありましたので、シェアさせていただきます。
①雰囲気をつくる
そのためには、参加者に話してもらうことがとても有効です。
さらにその話の中で、周りの人が共感するような内容があると尚良いですが、この事例ではまさにそれがありましたね。
②相手の目線に合わせる
相手の言ってきたことに対して、目線を合わせて返すことで、相手もより話しやすくなっていきます。
子どもと話す時には、しゃがんで目線を合わせる行為と同じです。
③相手の耳を開く
①と②をすることで、相手の話を聞く姿勢が出来上がっていきます。
これがまさに「相手の耳を開く」という行為であり、主人公のあかねが実践した素晴らしい進歩なのです。

