働く上での課題として、コミュニケーションをあげる企業が少なくありません。
そのために、面談を多くしたり、福利厚生を増やしたりという企業が多くありますが、些細なことでコミュニケーションが改善した事例をご紹介します。
それは、なんだと思いますか?
それはズバリ、ある自動販売機の導入です。
飲み物だけでなく、お菓子も買える自動販売機があったらいいなというアイディアをもとに、新しい自動販売機を導入しました。
ちなみに、私はこの自動販売機の回し者ではありませんので、念のため先にお伝えします(笑)
既にこのような自動販売機を導入している企業もあると思いますが、あなたが働いているところではどうですか?
この自動販売機を導入した当社の反応は、次のようなものでした。
とある役員が、パンコーナーの前に立っていました。
するとそこを通り掛かった社員と、次のようなやりとりがありました。
社員:そんなに迷うなら買ってみたらいいんじゃないですか?
何なら買っていただけたら、私が毒味をしますよ(笑)
役員:それならとりあえず買ってみようかな!?
別の日には、社員同士で次のようなやりとりがありました。
A:このお茶は安いね!
B:そうなんですか?
A:これはダイエットにも効くらしくて、よく買ってるんだよ
B:やっぱりダイエットしてるんですね(笑)
A:うるさいわ(笑)
B:ちなみに、どのくらい安いんですか?
A:コンビニで買うと190円だから、ここで買うと15円安いのよ
B:へ〜意外と主婦感覚があるんですね(笑)
A:うるさいわ(笑)
さらに別の日には、雑学王のような女性社員が、周りの人に次のように話していました。
この炭酸水は、珍しいわ〜。
ジンジャー味の炭酸水ながら私買っちゃうかもしれないわ。
それにコーラはコーラでも、このコーラはすごく珍しいし、自動販売機で見るのは初めてだわ〜。
今このアプリを入れると、3本無料でついてくるから、あなたもアプリを入れたほうがいいわよ。
もちろんこの人も、この自動販売機の回し者ではありません(笑)
このように、自動販売機を導入しただけで、コミュニケーションが圧倒的に改善されたのです。
つまり、環境を変えたらコミュニケーションが改善されたのです。
これは、人の育成にも同じようなことが言えるのではないでしょうか。
「人を育てよう」と思っても、その人が育つかどうかはその人次第です。
では「人を育てたい」と思ってる人は、何もできないのでしょうか?
そんなことは、ありません。
そんな時に大切な視点が「環境が人を育てる」ということです。
「もっと自分で考えてもらいたい」と思った時には、発表させるような機会を作ると、その準備のために人は勝手に考えるようになるかもしれません。
「もっと勉強してもらいたい」と思った時には、学生じゃないけど「今度テストをやります」と言ってテストの機会を作ると、その人は恥ずかしい思いをしないようにするために、勝手に勉強をするようになるかもしれません。
「もっと責任を持ってもらいたい」と思った時には、みんなの前で「これからこの仕事は、この人にリーダーをやってもらいます」と発表すると、その人は勝手に責任感を持つようになるかもしれません。
もちろんここでご紹介した事例は、対象となる人がどのような性格でどのようなことを受け入れ、反対にどのようなことを拒絶するのかということを踏まえた、相手の立場に立ったコミュニケーションが前提になります。
しかし「環境が人を育てる」ということは、人を育てる上で大切な要素なのです。
だからこそ部下を持つ上司は、その部下が育つ環境を整えるためには、どうしたら良いかということを考えることが重要になってくるのです。
管理職のコミュニケーションについては、ぜひこちらをご覧ください。

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