当たり前のことですが、人は感情の動物だと実感した出来事をご紹介します。
ファッションに特別興味のない私ですが、定期的に通うお店があります。
それはプーマのアウトレット店です。
自宅から車で40分ほどで行けるのですが、その時はもうワクワクなのです。
では、私がプーマのお店に行く理由はなんなのでしょうか?
それはプーマが好きだから!
なぜプーマが好きかと言うと、それはカズ(三浦知良)選手のファンだから!
「それだけ!?」と思われる方もいるかもしれませんが、それだけの理由でもう30年以上プーマ一筋です。
契約金もないのに、全額自費の生涯契約です(笑)
カズ(三浦知良)選手については、こちら「三浦知良さんってこんな人」をご覧ください。
目次
- プーマのお店に行く理由
- 話す内容の違い
プーマのお店に行く理由
そんなプーマのアウトレット店に、プーマが好きだから行くのですが、それだけが行く理由ではありません。
もう1つの理由は、そこにとても感じの良いお兄さん(店員さん)がいることです。
お互いに名前は知りませんが、目が合うと「どうも〜」って感じです。
趣味でランニングをする私は、シューズに興味があるのですが、いつも最近の流行を教えてもらいます。
もちろんいつもシューズを買うわけではないのですが、シューズの話から会話が広がっていきます。
シューズ以外にもおすすめ商品などを教えてもらったりして、そのやりとりが楽しいのです。
だから「また来たい」って思っちゃうのです。
これは誰かと話していて「もっと話を聞きたい」と思う気持ちに似ていますよね。
やはりコミュニケーションの最初の関門は第一印象なのです。
どんなに良い人でも、第一印象が悪いと、心を開きませんよね。
そうなると「また来たい」とも思わないし「もっと話を聞きたい」とも思えないのです。
そんな素敵なプーマのアウトレット店ですが、アウトレットモールであれば色々なお店があります。
そこで、妻のトレーニングウェアを探しに競合店にも立ち寄ってみると、やはり〇〇のデザインはかっこいいし、可愛いものがたくさんあります。
私はプーマ信者ですから(笑)ここで買う予定はありませんが、当然「いいな〜」とは思います。
そして、妻が試着している間に、店員のお兄さんと話す機会がありました。
何気なく談笑していて会話は続くのですが、話は盛り上がりませんでした。
話していてなんか楽しくないのです(笑)
念の為言っておきますが、決して失礼な人でもなければ、当然悪い人でもありません。
その理由はいくつかありますが、その場の雰囲気がポジティブなものにはならず「また来たい」という気持ちにはなりませんでした。
話す内容の違い
なぜ私は、気分が乗らなかったのでしょうか?
プーマじゃないからってことではありませんよ(笑)
その理由の1つに話す内容がありました。
競合店の〇〇の店員さんは、話を盛り上げようと自分の話をしてくれました。
自己開示という意味では、悪いことではありませんが・・・。
例えば、試着室を使っていた外国人が出ていった後に、試着してあった服が脱ぎっぱなしになっていたのを私に見せて、これをいつも僕たちは片付けているのですと説明してくれたのです。
「へ〜やっぱり日本人と外国人では価値観が違いますね〜」と店員さんに伝え、心の中で「やっぱり日本人の礼儀って素敵だな〜」と思ったのですが、会話はそれ以降たいして盛り上がりませんでした。
根本的に外国人の価値観は違うとはいえ、立派なお客様ですから、その行為を同じお客様である私に言ってしまうのもどうかと思ってしまいますが・・・。
さらに何かのきっかけでゴルフの話になったのですが、これもまた「自分は力があるせいか、この前ショットをしたらクラブが折れちゃったんですよ〜」と笑いを誘ってくれるのですが、これもまた微笑で終わってしまいました(笑)
一方でプーマの店員さんは、どんなことを話してくれるのかというと・・・。
その商品を購入した後の素敵なイメージを言葉にして説明してくれます。
これは私の素敵な未来の話なので、当然ワクワクしてきますし、こちらも「もっと教えて〜」という気分になっていきます。
他にも・・・
・このランニングシューズを履いたら、クッションが凄くて、ちょっと価値観変わっちゃいますよ。
・これは普段30%までしか値引きができないのですが、今回のお盆休みだけ初めての50%OFFなんで、奥さんも喜んでくれますよ。
・この黒とグレーの組み合わせが人気なんですが、黒とベージュの組み合わせだと「おしゃれ〜」って絶対に言われますよ。
営業トークかもしれませんが、気分はいいし、明るい笑顔で言われると会話も楽しいし、ついつい買っちゃうんです(笑)
お店の教育なのか、個人の力量なのかは分かりませんが、このプーマのアウトレット店と競合店では、再来店の確率が圧倒的に変わります。
それは、好きなブランドという理由だけでなく、そこには店員さんのコミュニケーション能力の差という理由もあるのです。